2023年09月21日

バベルの塔の解説

babel0s_siena.jpg




バベルの塔 の絵画については、、
最近、
https://youtu.be/7APlp7wu_lw
https://youtu.be/p63ARp1Yae0
という優れた解説動画があったが、

  ただ、一回目で呈示されたコロッセオ版画は、ブリューゲル一世原画ではないのは確実なので、そこは止めてほしかったなあ。カタログ・レゾネに入っていないだけでなく、所蔵美術館すべてが否定していてコック自身の原画だとしているし、年代も1551としていて、この年代はブリューゲルがイタリアへ行く以前である。

バベルの塔の絵で一番優れていると思っているのが、ピーテル・ブリューヘル1世(大ブリューゲル)のロッテルダム・ボイマンス美術館にある1枚である。

これは、日本に2回も来ている。1回目は池袋で、2回目は上野でみた。
そしてボイマンスでは、なめるようにみることができ、その後、原寸に近い大きな額絵を買って、日本に高価な送料を費やして送ってもらった覚えがある。それほど刺激を受けた。
しかしながら、もっとも意外を感じたのは、
イタリアのシエナのピナコテーカでであった バベルの塔(上イメージ)である。画家名不明として展示されていたんだが、質がよく、多くの中世ルネサンスのイタリア絵画がならんでいるなかで異彩を放っていた。
ファルケンボルク兄弟の作品じゃないかと思われる佳作であり、相当大きい、堂々たる作品である。


 バベルの塔の絵画にちてはウイキメディアにカテゴリーがあり結構鑑賞できる。
https://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Tower_of_Babel_in_paintings
また、美術症というか古書商人収集家のような人が
あげているブログもおもしろい。
https://blog.goo.ne.jp/dbaroque/e/561815fa72ed16aa6bdda34af30b90ab
この中でないなあと思ったのが、モンスデジデリオの作品だ。
posted by 山科玲児 at 07:11| Comment(0) | 日記

減税から逃げてはいけない

呆れました。
企業は、本来は「減税」を主張するのが当然でしょうに。
減税によって、日本国民の消費を大きくし、企業も従業員も経営者も可処分所得
を大きくして好景気にする、それを要望するのが経団連の役割でしょう。

「国民を殺す気か」経団連会長「消費税増税から逃げてはいけない」発言に集まる憤激「法人税増税から逃げるな」  https://news.yahoo.co.jp/articles/de7b3ed3941b40cc6778a9d528ec72a4c7b27e03

これは、国家と税金に寄生する寄生虫・吸血鬼のような企業が経団連だということだ。まあ軍需企業はそうせざるをえないだろうが、一般の民需企業のほうが多いはずなのに、この体たらく。





posted by 山科玲児 at 05:28| Comment(0) | 日記

2023年09月20日

ドメニコ・ガッロ


のほうが、ずっと良いようです。
ガッロの全貌はわからないのですが、一発屋で、一つだけは抜群だけど、他のはあまり冴えないというタイプなのかもしれないなあ。。。

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posted by 山科玲児 at 07:20| Comment(0) | 日記

2023年09月19日

正倉院  麻布菩薩 イメージ改良


Wikimediaの
正倉院  麻布菩薩
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Hemp_Bodhisatva_shosoin.JPG
画像を改良した。大もとの審美書院のモノクロ・コロタイプ複製は布目までみえるくらいの精印だが、カメラの問題かそこまでは再現していない。

なんで、こんなことやったかというと、東京と太宰府で開催された國立故宮博物院 神品至宝展の図録解説を偶然チラ読みしていたとき、この麻布菩薩のイメージとして模写本が採用されていたからだ。なんで、そんなことやるんだろうと、不思議だった。その理由は未だにわからないが、とにかく画像は、よりベターなものに更新しておく。盛唐時代の呉道子風の仏像というのはこういうものではないかと、先人も言っているし、当方もそう思っている。

宮内庁;正倉院のサイトではカラー写真だ。
 墨画仏像(すみえのぶつぞう) 南倉 154
https://shosoin.kunaicho.go.jp/treasures?id=0000015800&index=0
posted by 山科玲児 at 08:44| Comment(0) | 日記

2023年09月18日

ノーベル物理学賞

宇宙の加速膨張について
2011年ノーベル賞
だったが、これは少し拙速な授与ではなかったか?ということは前にも書いた。

最近、ガンマ線バースト研究の副産物として、超新星爆発が非等方的ではないか?
という見方が強まっている。

そうなると、超新星の明るさを標準光源にした 遠方銀河までの距離測定に疑問がでてくるわけである。そうなると加速膨張説が正しいのかどうか疑問になってくる。

2019年 太陽系外惑星の発見でのマイヨール&ケロズのノーベル賞受賞は、むしろ遅すぎたぐらいだったと思うが、「加速膨張説」のほうは早すぎたかもしれない。

  最近のノーベル賞は自然科学部門もかなり政治的になってしまっていて、ノーベル賞だからといって一慨に正しい研究だとは言いがたくなってしまったのは残念だ。

もっとも、「ロボトミー手術」に医学・生理学賞を与えて、最悪のノーベル賞といわれた先例もある。
 平和賞や経済学賞では黒歴史が累累である。

 そうはいっても物理学賞や化学賞はまだ健全だと思っていた。
 アインシュタインに対して「特殊相対性理論」にではなく、「光電効果」の研究に対して賞をあたえた見識の高い慎重なスウェーデン学士院はどこにいった、と嘆くところである。
posted by 山科玲児 at 12:14| Comment(0) | 日記