2015年10月06日

風景画の誕生 観賞記 1


2015年07月14日に書きました
「風景画の誕生」展 渋谷BUNKAMURA にみにいっってきました。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/15_wien/index.html


石川美子「青のパティニール 最初の風景画家」(みすず書房)
http://www.amazon.co.jp/dp/4622078449
でも高く評価されていた「聖カタリナの殉教のある風景」をまず観に行ったようなものですが、これは残念ながらそれほどは感心しませんでした。ボートの側の細密描写などは優れた手腕が発揮されているのですが、全体としての魅力に私には乏しかった。岩の塊量性が乏しかったこともありますが、、なぜかはわかりません。ニスのせいかもしれません。

 むしろ、ホーホストラーテンの画家の小品《聖母子と聖カタリナと聖バルバラ》1510年頃の見事な風景と聖人の衣の錦の質感がメムリンクに似ていて見応えがありました。
 http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/15_wien/exhibition.html

また、アドリアン イーセンブラントの
エジプト逃避上の休息
http://www.tripadvisor.com/LocationPhotoDirectLink-g190454-d195233-i113352850-Kunsthistorisches_Museum-Vienna.html
 は、もこもこした苔のような草としっかりした岩の表現がよく、なかなかの佳作でした。

 そして、ヤン=ブリューゲル父子による銅板に油彩で描いた美しいパネルがあって、これはミラノのアンブロジアーナで同類を観て以来の良い経験でした。この銅板油彩というのは、なかなか良い方法だとおもうのに、なんでキャンバスや板が使われ続けたのかな?と思ったものです。


posted by 山科玲児 at 10:25| Comment(0) | 2015年日記