2015年10月07日

風景画の誕生 観賞記 2



「風景画の誕生」展 渋谷BUNKAMURA 
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/15_wien/index.html
で ボス系の絵画も多少あり、その縁で國學院(あ、最近 学会でいった大學だ)の小林さんのトークショーもあるそうです。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/15_wien/topics/post_16.html

 また、入り口にボスの怪物の大きなオブジェがあって、なんかボスが売りなのかなあ?
  ただ、あくまでボス系で、本格ものではありませんが、ちょっと面白いところもあります。


ボスの模倣者  楽園
  http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/15_wien/topics/002.jpg
  これは、とても小さな絵画で、精密に描いてあります。小さすぎてパンフなどにのっているイメージとは大部違いますね。 技術的には結構良くて美しいんですが、なんか内部のロジックがないというか、何を描いているかわからないという感じがあります。ボスの色々なモチーフを寄せ集めたみたいなもの。


 ことらも、リスボンの聖アントニウスの誘惑から切り取ってきて貼り合わせたようなもので、ロジック無視、例えば聖アントニウスが指さしているものがなになのか、全くわからなくなっています。リスボンの聖アントニウスの誘惑の模写はたくさんあるので当時人気があったのでしょうが、これはかなり落ちるほうではないでしょうか?  ブリュッセルには良い模写があります。


 一方、ボスより100年もあとのサフェリー:この人は巨大で華麗な動物園画をアントワープなどで観た憶えがあって、こういう絵を描くというのが意外なんですが、
 冥界のオルフェウス
   Roelandt Savery (1576-1639) -- Orpheus in the Underworld ...
   https://www.flickr.com/photos/facesofancienteurope/15959216784
 この絵は、後世のジョン=マーチン  失楽園  などの絵画風景の原型のような感じがあります。


posted by 山科玲児 at 07:27| Comment(0) | 2015年日記