2015年10月11日

アンリ=オラース ロラン・ド・ラ・ポルト

delaporte.JPG

というエントリーで
 アンリ=オラース ロラン・ド・ラ・ポルト (表記は西洋美術館の1990年発行のカタログに従う)   Henri-Horace Roland de la Porte  1724/25 - 1793
の佳作を紹介したが、この人の作品はなかなか好みなのでGoogle検索していたら、英国のヨークに更に面白い作品をみつけた。

BBC  パンとナイフのある静物 (58 x 75.8 cm )
http://www.bbc.co.uk/arts/yourpaintings/paintings/still-life-with-bread-and-wine-8342

これはヨークの美術館博物館を管掌するナショナルトラストのような公益法人がもっているもののようで、現在は公開されていないようだ。
YORK MUSEUMS TRUST
http://www.yorkmuseumstrust.org.uk/
このフォトリアリズムのような、生々しい写実は、シャルダンの作品より、ずっと「フランドル・オランダの静物画」に近い。

 イメージは、ルーブルでみて最初にこの画家の絵が好きになった「卵のある静物」である。卵の肌合いが絶妙な技法で表現されている。


タグ:静物画
posted by 山科玲児 at 07:30| Comment(0) | 日記

北京大學竹書老子


 國學院であった書学書道史学会で知ったのですが、老子の新しい写本・テキストが注目されているようです。
 このサイトにこの竹簡群の解説がある
   http://www.shutudo.org/research/beijing/beijing3

>2009年1月11日に北京大学が入手したもので、関係者からの寄贈とされるが、その経緯は未詳である。
>竹簡の総数は三三四六枚、完整簡は二三〇〇枚以上(うち完簡は一六〇〇余枚)。
 なんか、盗掘品が戻ってきたような感じですが、1980年代にはずいぶん贋物を制作しそれが日本にも売り込まれていて私もみたことがあるので、どうも一度は疑いたくなります。

>炭素14の年代測定は行われていないようであるが
ってところは気になるところです。
 ここまで多量の竹簡なら、無字簡を再利用した贋物ではないと思うので、竹をC14検査すれば一発で解るのにね。なんでしないんだろう?? まさかまさかね??

  まあ、前漢の武帝時代ということになっているようで、隷書の成立という意味での研究も行われているようです。

 テキスト的には、馬王堆帛書老子に近いようですね。道徳経2篇のうち徳経のほうが先、道経のほうがあとになっていて、今とは反対です。

  現在は高い大部の本しかでていないのですが、そのうち活字化されたテキストもでると思います。

   最近、ちょっと不思議に思っているのは、真偽は留保するにしても色々な先秦の書物の竹簡帛書がでているのに、荘子(南華眞経)はでていませんね。極小さな断片は郭店楚簡にありましたが、ある程度の長さの断片すらはでていないようなのは不思議です。


 
posted by 山科玲児 at 06:33| Comment(0) | 日記