2015年12月21日

明るいミサ曲

santannaLaRue.JPG


  まあ、モーツアルトのミサ曲は、レクイエムを除いて明るいものが多いけれど、
15世紀ごろのフランドルのミサは神秘的で暗めのものが多いようです。
  そのなかで、例外的なものが
   ピエール ドラリューの聖アンナのミサ
です。

  もともと、ピエール ドラリューの作品は超低音を使う暗めのものが多いんですが、これだけは例外です。
  とすると、ほんとにピエール ドラリューの作品なのか?偽作じゃないの?という疑惑がでるが、それはたぶん大丈夫です。
  このミサの写本はウイーン・イエナなどにあって、皆スヘルトーヘンボス・アントワープ、メヘレンなどで活動した有名な写本制作者アラミレ工房の製作です。 しかも写本にはいっているのが皆ドラリューの作品なので、まず間違いないと思います。
 写本はたぶんネーデルランド総督マルグリット=ドートリシュの援助で制作されたものでしょう。


2012年04月23日
 十五世紀のモーツアルト
    http://reijiyamashina.sblo.jp/archives/20120423-1.html
2007.08.06
 15世紀のヘ長調 
    http://plaza.rakuten.co.jp/yamashinareiji/diary/200708060000/
でも紹介したんですが、最近はダウンロード音源で気軽に購入できるようなので、再度紹介してみます。

 この曲の唯一の録音がこれですが、コメントには演奏がよくないという悪評が多いんです。
私はそれほどひどい演奏だとは思いません。まあ、普通というか、少くとも耳障りで聴くに堪えないというようなものではないと感じます。
 もとの曲がいいのは確かだから、もっと他でも演奏  録音があってもいいと思っています。

Missa De Sancta Anna, Lamentatione Jeremiea
演奏:Schola Discantus dir. Kevin Moll, 1995 in Memorial Church, Harvard University
 Lyricord LEMS 8021
posted by 山科玲児 at 08:04| Comment(0) | 2015年日記