2016年01月31日

レンブラントハウス美術館所蔵 レンブラント版画名品展 その3

Rembrandt Adam Eve.jpg

  長崎県美術館でやってるこの展覧会、結構よかったので再度推薦しているんですが、、

 レンブラントハウス美術館所蔵 レンブラント版画名品展
   http://www.nagasaki-museum.jp/permanent/archives/156

 
 色々考えさせられるところがありました。
 まあ、外国の美術館にいって、わざわざ版画を見るということはあまりないと思います。まず油絵や彫刻なんかでしょう、まず観るのは。素描だってそう観ないし、版画となるとまずみないのが普通でしょう。
そういう意味では、こういう巡回展出張展はとても有り難いと思います。

 ただ、私はレンブラントに対してはあまり評価できません。

 ハーグで、一流のレンブラントを観たあと、「私にはレンブラントはむかない」「レンブラントを評価する感覚がない」と実感したものでした。その前は日本には一流のレンブラント作品は来ないので「評価できないのも無理はない」と思っていたのですが結構定評のあるものをみても一向に感動がないのでおかしいな?と思っておりました。
まあ、そういう「レンブラント嫌い」の人の感想なことを念頭に置いてお読みください。

 まず、自画像の版画ですが、版画というのは基本的には販売するものでしょう? 一体 だれが画家の自画像の版画を買ったのでしょうか? ただ自画像や肖像の版画は、本の巻頭の著者肖像としていれたり、名士列伝や名士紹介集などで肖像版画をいれたりするのは普通にありますが、レンブラントに著書があったなんてきかない? 名士? 自画像の油絵はともかく版画というのはよくわからないものです。
 また、試作品的な素描の版画もありますが、いったい売る気で制作しているんでしょうかね。


  上に上げたのはアダムとイブのエッチング版画です。展示されています。
まあ、なんて卑小というかひどい体型というか、少しも偉大さや美しさを感じることができません。
詳細画像Adam and Eve
1638
 Etching, second state of two, 162 x 116 mm
 Teylers Museum, Haarlem
http://www.wga.hu/html/r/rembrand/51etchin/1/028.html

アルブレヒト デューラーの版画(左)も同じデューラーの油絵(右、プラドにオリジナル、ウフィッティに模写があります)に比べればややずんぐりですが、それでもこれほどひどくはない。
Durer Adam Eve engraving.jpgDurer Adam Eve.jpg


 

いったいこれはなんなんでしょうね。

  他の版画でも日常生活をそのまま描くというか率直というか、美化があまりないんですね。しかし芸術作品でなんらかの美化や昇華や誇張がないというのは、哲学的には面白いのかのしれませんが、芸術作品といえるのか? ハイパーリアリズム絵画も一種の誇張ですし、写真だって誰がとっても同じにはならない。汚さやグロテスクや悪を描く画家の場合は、そこをつきつめてある凄みを感じることがあるのですがどうもそういうものともレンブラントは違うようです。

 どうもレンブラントのこういう妙な卑小好みというのが、逆に

のようなリアリズムにつながっているのかもしれません。


posted by 山科玲児 at 13:39| Comment(0) | 日記

2016年01月30日

なぜ、日本が米国と戦ったのか?


九年前の、
2007年10月29日に
 なぜ、日本が米国と戦ったのか?
http://plaza.rakuten.co.jp/yamashinareiji/diary/200710290000/
 を、あげておいたが、
 その後、色々な事実や証言が公開され、従来の「日本の軍部の暴走」などという俗論は、かなり分が悪くなってきているようである。
  最近では元大統領フーバーの回顧録が擱筆後、50年を経てようやく出版され、それでも1000P近い巨冊なので、
  紹介本がまず出版されて好評・売り切れ状態のようである。

 日米戦争を起こしたのは誰か ルーズ...
  ここですごいのが、1946年にフーバーが東京にマッカーサーを訪ねたときの証言だ。

>「日米戦争を起こしたのは狂人の欲望であった」と私が言うとマッカーサーも同意した。“

  この紹介本の著者たちが、気に入らない人信用できない人もいるだろうから、前後を含めて、もとの英文をあげておく。

 I told MacArthur of my memorandum of mid-May 1945 to Truman, that peace could be had with Japan by which our major objectives would be accomplished.  MacArthur said that was correct and that we would have avoided all of the losses, the Atomic bomb, and entry of Russia into Manchuria.
   I said that the whole Japanese war was a madman’s desire to get into war.  He agreed and also agreed that the financial sanctions in July 1941 were not only provocative but that Japan was bound to fight even if it were suicide unless they could be removed, as the sanctions carried every penalty of war except killing and destruction, and that no nation of dignity would take them for long.  He said that Roosevelt could have made peace with Konoye in September 1941 and could have obtained all of the American objectives in the Pacific and the freedom of China and probably Manchuria.  He said Konoye was authorized by the Emperor to agree to complete withdrawal.


posted by 山科玲児 at 11:50| Comment(0) | 日記

日台通貨スワップ


  日本には、ほとんど役に立たない日韓通貨スワップ復活議論を霞ヶ関のどうしようもない連中がやっているようだが、本年5月にやるべきことは、実質的な「四年間の日台通貨スワップ」だ。なんでスワップかというと、中国経済の凋落(チャイナショック)にともなって、台湾ドルの通貨危機が起こる可能性があるからだ。また、軍事オプションを直接動かせない日本としては経済のバックをつけるということで台湾の新政権の後押しができるからである。また台湾ドル自体は現在は大変動しているわけではないので、発動リスクも小さいしスワップ協定それ自身が通貨危機の抑止力になる。

 なんで「5月」なのかというと、もし今やると、馬英九が総統だし、行政府も国民党なので、AIIB債をどっさり買い込んで中国にこびを売るという可能性が高いからである。

日本からスワップでドルが台湾に流れる−>馬英九政府がAIIB債を買って中国へそのドルを流す::まるでストローである。

日韓通貨スワップがまさにそれで、

日本からスワップでドルが韓国に流れる−>韓国政府がAIIB債を買って中国へそのドルを流す

「韓国政府がAIIB債を買う」という約束は既に「事実」になっているので、韓国が日本のドルを中国へ流す通路になってしまうのは確実である。日韓通貨スワップは、米国のためにも絶対やってはいけない。

 ただ、日台の外交関係のややこしいところがあるので、日銀と台湾の中華民国中央銀行との間でスワップするというのは、色々問題がありそうである。なければそれでもいいのだが、、

中華民国中央銀行には、こういう問題もあるようだ。
  中央銀行栄え、国滅ぶ台湾、代償大きい最大の公営事業

 台湾で外国為替専門銀行を設立してもらい、そこと日本の政府系銀行(日本政策投資銀行とか)の間で国際契約を結ぶというような変則的間接的な方法になるかもしれない。一応、日銀も株式会社の形をしているので、いいかもしれないが、中華民国中央銀行はもろに政府機関(警察庁などと同じ)なので問題があるかもしれない。





posted by 山科玲児 at 10:26| Comment(0) | 日記

2016年01月29日

肖像写真 追加

2016年01月23日

古い肖像写真  日下部鳴鶴
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/172550893.html
を書きましたが、

の写真をアップし、

貫名海屋 のイメージを更新しました。
posted by 山科玲児 at 08:48| Comment(0) | 日記

2016年01月28日

猛烈な寒波

猛烈な寒波のため、長崎の当方の家や親戚の家でも、水道管破裂・温水器故障が続発し、担当業者が手がたりす、自衛隊の給水隊が長崎市内まで出動する騒ぎになっています。

台湾でも台北が4度まで下がり、死者が続出する惨事になっているようです。台湾は暖房そのものがないところが多いせいでしょう。
寒くなるなんて想像もできない土地ですからねえ。

台湾でも降雪、山地の雪見ようと渋滞 台北の気温は44年間で最低の4度http://www.sankei.com/world/news/160124/wor1601240023-n1.html

台湾でなぜ死者続出? 冷房だけの空調、石床…寒さの備え“ゼロ”

米国のどちらかというと南部に近いワシントンでも非常事態宣言

これで、地球温暖化?  なんていってた連中のいいわけが聞きたいものですね。

パリ協定は即時に破棄すべきです。


posted by 山科玲児 at 09:05| Comment(0) | 日記

2016年01月27日

日本の書の観賞:名著 


書の見方―日本の美と心を読む (角川選書 419) 単行本  – 2008/1/9
名児耶 明   (著)
 これ、けっこういいですよ。
  図版は少ないので、別に図録を横に置いてないとくるしいですが、名著といっていいと思います。
  著者は、あの妹至帖の発見に立ち会い、大報帖を発見した、古筆の専門家、五島美術館の学芸員です。
posted by 山科玲児 at 18:52| Comment(2) | 日記

2016年01月26日

上海総合指数 6.42%下げ


本日、上海総合指数 6.42%下げましたが、この6.42%下げってのには既視感があります。
なんと、昨年、
   2015年06月19日 
    上海総合指数が、6/19は前日比率-6.42%と大きく下げてますね
 どうも、大きく下げるときは、実態に関係なく「6.42%下げ」にしてしまうのではないでしょうか?
 現実にはもっと下げているのかもしれず、そうでないかもしれない。
 この見通せない不安感が下げ圧力になるというのが中国共産党にはわからないのかな。
posted by 山科玲児 at 21:03| Comment(0) | 日記

太陽系に新惑星があるか



この話題では、下記の記事が一番まともそうだ。

シミュレーションで推測、太陽系第9惑星存在の可能性
http://www.astroarts.co.jp/news/2016/01/21planet9/index-j.shtml

 いずれにしても、未だ計算上の存在、仮説的存在だ。

 事実は、もっと不思議なものかもしれない。

 しかし、他の星の惑星で異常なくらい中心星から離れているせいで、地球の天文台や宇宙望遠鏡で撮影ができたものもあるんだから、これくらい離れた惑星があってもおかしくはないかもしれないね。


posted by 山科玲児 at 20:26| Comment(0) | 日記

2016年01月25日

文化庁が京都へ


  文化庁が京都へ移るそうだ。
  そうなると、
  文化庁保管文化財一覧
  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E5%8C%96%E5%BA%81%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E6%96%87%E5%8C%96%E8%B2%A1%E4%B8%80%E8%A6%A7
  も京都へ移るのだろうか?
東京に文化財が一極集中しているのは、将来の安全性という点でも、あまりよろしくないことである。
実際、平安時代から伝世してきた美術品、とくに古筆や書籍などの場合は、仮に京都で生産されたものであっても、いったん東北や四国、金沢などで保存されていて、それがまた中央に戻ってきたというものが多い。
政治の中心は戦乱にまきこまれやすいし、戦乱がなくても一極集中していると大地震などの被害があまりに大きくなる。
文化財には、数百年以上の寿命を期待したいので、できるだけ分散したほうがいいと思っている。
posted by 山科玲児 at 15:44| Comment(0) | 日記

カンブリアン モンスターよりすごいかも

カンブリアン モンスター.JPG

 深海探査の動画で「ハープ海綿」というのがあった。
  The harp sponge an extraordinary new species of carnivorous sponge - YouTube
  https://www.youtube.com/watch?v=VC3tAtXdaik
 これの「怪奇さ」「変さ」は、グールドが「ワンダフル ライフ」で紹介したカンブリア紀の不思議な動物たちに勝るとも劣らない。
  カンブリアン モンスターという本を読んでいると、

    カンブリアンモンスター図鑑カンブリア爆発の不思議な生き物たち 単行本 2015/9/28
     http://www.amazon.co.jp/dp/4798044598
       千崎 達也 (著),    左巻 健男 (監修)

  最古の魚;というのがでてくるが、これはウナギの幼生レプトケファルスによく似ているなあ。個体発生は系統発生をくりかえすという古い古いヘッケルの仮設もそう捨てたもんではないかもしれない。
posted by 山科玲児 at 13:19| Comment(0) | 日記