2016年01月17日

人民元安と伊藤忠

昨年から、人民元安が激しくなっているが、これは、伊藤忠のバランスシートに打撃となる。

伊藤忠は中国の国営企業に6000億円前後出資したらしい。
融資ならドル建てや円建てという、人民元の為替変動に関係の無い手段があるが
出資の場合:つまり株券を買うような場合は、そういう手段はない。

人民元が安くなればそのぶん伊藤忠のバランスシートが毀損する。
まあ、債務超過にまではならんかもしれないですけどね。

あああ、当方の危惧が現実化しそうですね。

posted by 山科玲児 at 19:11| Comment(0) | 日記

台湾の立法委員選


  台湾の立法委員選は、はじめて国民党が立法院多数を手放したという歴史的な結果に終わった。
  朱主席は辞任、後任はだれなんかな?あるいは王金平におしつけるとか、、国民党の解体がすすみそうだ。
  ただ、時代力量を加えても、憲法改正に必要な2/3 (76議席)をとるにはおよばず、非常に微妙な結果ともいえる。
  米国は、例によって現状維持を望んでいるし、大陸にある台湾企業台湾人も膨大なので、一気にラディカルなことはやれない、この状態が台湾にとってはよいことかもしれない。
  まあ、総統と立法院の間のねじれがないので、法律は順調に通すことができ、民進党がよほどひどいことをやらない限り(その可能性もある、陳水扁周囲の汚職が政権の大きなキズになったしね)、安定政権になるだろう。

<台湾の立法委員選>民進党、初の単独過半数 国民党は議席大幅減
http://japan.cna.com.tw/news/apol/201601170002.aspx
立法院(国会、定数113)
民進党  68議席
国民党  35議席
新党「時代力量」5議席
親民党が3議席
無所属と無党団結連盟 1議席

posted by 山科玲児 at 08:28| Comment(0) | 日記

2016年01月16日

台湾総統選 立法院選挙 勝利

【台湾総統選】
民進党の蔡英文候補が圧勝 

立法院選挙(台湾の国会)でも民進党が単独過半数獲得 

国民党は地盤選挙区でも敗北あいつぐ 新党・時代力量は健闘


総統選 勝利は確実視されていましたが、

立法院選挙で過半数とれれば政権が安定するし、2/3とれれば憲法改正に手がとどくんでかなり重要です。

posted by 山科玲児 at 20:43| Comment(0) | 日記

オランダ フランドル絵画の学者たち


 初期フランドル絵画の最新ニュースを得るためにときどきアクセスしている
   CODART
     http://www.codart.nl/

だが、ここは初期フランドル絵画だけではなく、17世紀ぐらいまでのオランダ ベルギー絵画 研究者たちが関与しているようである。というより、量的にも後世のほうが多い。

  その研究者達のエッセイや横顔をみるのには、CODARTのサイトのなかでも、
    http://ezine.codart.nl/28/issue/index/?id=55
  がいいんじゃないかなあ、と思っている。
posted by 山科玲児 at 11:07| Comment(0) | 日記

中国絵画  入門


  いただいた年賀状で、当方の書き物(印刷したほう)を褒めてくださったのがあったので、昨年書いたものをみかえした。
  玲児の中国絵画入門
   http://reijibook.exblog.jp/i7/
  が、結構いいと思ったので、プリンタ印刷して郵送することにした。
     四王呉ツ、に対する「新しい平凡」「狩野派との類似」の指摘は、我ながら新しい見解だと思いますよ。

  しっかし、中国絵画の入門書ってのは難しいなあ、あの台北故宮の王耀庭先生のものも固すぎだしなあ。王先生の論文や故宮文物月間のエッセイはとても面白いんだが、構えて入門書になると読みにくくなってしまう。

  やっぱり、古代から非現実的な「画論」ってのが積み上がっているのがいかんのだろうと思う。


タグ:中国絵画
posted by 山科玲児 at 10:11| Comment(3) | 日記

2016年01月15日

台湾  総統選 立法院選挙

taipei demo 2014.JPG


 えぐいニュースが多く、個人的事情もあり、台湾とちょっと縁が薄くなっていたので、総統選挙・立法院選挙のことを忘れていたら、もう、選挙日 前日になってしまった。

  国民党の候補は、あの洪おばさんかと思ったら、いつのまにか朱立倫 に変わっていたのが驚きだ。
いくら勝ち目が薄いといって、途中で変えたら不利になるだろうに。

 国民党内部の崩壊はひどすぎるだろう。 王金平一派の離脱も今後あるかもしれないねえ。

 これじゃ、ボロ負け確定だ。ただ テロや暗殺、戒厳令など無茶なことが起こればまた違ってくるかもしれない。 また、5月まで馬英九は総統の地位にあって、その間なにやるかわからない、総統辞任後逮捕される可能性などを考えて過激なことをやるかもしれないので、5月までは目を離せないだろう。

 一方、同時に立法院選挙が行われるが、これで、反国民党勢力が2/3以上とれば、憲法改正できるので、こっちが重要かもしれない。

 また、民進党の蔡英文 候補は、優等生的欧米的な人で隙がない、台湾の利害だけを考えているようで、来日して政治家やジャーナリストにあったときも、無条件な日本バンザイ的言動 リップサービスは一切なく、独立自尊、冷酷冷静というべき態度に終始していたようだ。

 カリスマ性が低い分、意外に陳水扁よりもいい人材かもしれないね。 変な話だがこの人一人倒せば国民党が勝利するということはない、ということなので暗殺リスクも減る。サルゴジが対立候補のストロスカーンを売春で嵌めたらオランドに負けたようなことになってしまうのは目にみえているから。

 イメージは2014年3月30日 10万人デモ 立法院占拠のときの写真



 
タグ:台湾 総統選
posted by 山科玲児 at 07:30| Comment(0) | 日記

2016年01月14日

オフショア人民元 翌日物 金利、過去最高の94%


オフショア人民元のインプライド翌日物預金金利、過去最高の94%

これは、普通なんのことかわからないかもしれないが、

 香港で、人民元を銀行が他の銀行から一日だけ借りる金利が年率94%というサラ金よりひどいべらぼうな金利になったということである。なぜ銀行が一夜だけ借りるのかというと、銀行は顧客や借金返済のため急にまとまった金額の現金を必要とすることがある。銀行自体は色々な企業や団体にお金を貸して金利をとっているのだから、金庫に、その日に、たまたままとまった現金がないことがあるし、あってもある一定より少なくするのは避けるだろう。それに、香港の銀行にとって人民元は一応外貨である。日本の銀行でマイナーな外貨の現金を用意していないことは多いし、ドルやユーロでも巨額になると事前予約ということになるだろう。まあ、そういう銀行間の貸し借りは東京でもロンドンでもニューヨークでも日常的に行われていて、その金利は当然ながら非常に低い。 

 例えば、ロンドンで米ドルを1日融通する金利は年利0.1−2%ぐらいである。

  なぜ、香港で人民元を借りる金利が高くなったのかというと、中国人民銀行が香港の市場でドルを売って人民元を買う介入をやりまくった結果、香港市場に人民元が一時的になくなってしまったからである。 これをやり続けると中国の外貨準備はなくなってしまうだろう。もっとも借金したドルでも外貨準備になるから、AIIB債券を韓国に売りつけてドルを吸い取っているのかもしれない。当然韓国ではドルがなくなり通貨危機になる。日韓通貨スワップなんて絶対やってはいけない。
 韓国をスルーして中国へ米ドルや日本円が流れるだけである。

 
 そうまでしないと、人民元が対ドルで暴落してしまうということなのだろう。しかも、これだけやっても、人民元は少しずつ下落し続けている。

 人民元の再度の切り下げが噂されているから、下落前提で投機をやっている投資家がいるのだろうと思う。



posted by 山科玲児 at 16:08| Comment(0) | 日記

2016年01月13日

ストックホルムでの女性集団暴行 警察が隠蔽

 

2016年01月08日に、
ケルンの中心で 女性暴行多発 大晦日に

  という記事をアップした。このときドイツでの報道が5日も遅れたことは異常だったが、さらに酷い事件がようやく報道された。

 去年、8月、ストックホルム中心部のKungstradgarden広場で開催された野外音楽フェステバルSthlm eventにおいて、集団女性暴行事件が起こり、200人排除、50人拘束していたのに、警察もスウェーデンマスコミも隠蔽していたという。
 それは、移民受け入れ政策への配慮から当局、発表控えたからだというから、情報操作のひどさは日本よりひどいんじゃないの。

  じゃ、なんでばれたのかというと、警察内部の文書をばらしたジャーナリストだか活動家だか業績らしい。なんか日本でいう週刊新潮みたいなスタンスだね。で、1月11日(って欧州時間なら昨日なんじゃねーの?)でスウェーデン警察がしぶしぶ認める記者会見をした。これは政府の指示(その可能性は高いが)だとすると内閣総辞職しそうな案件だと思うけれど、スウェーデン的にはどうなんですかね。

 これについて、日本語では、
  集団暴行事件、スウェーデンでも 昨年8月 移民受け入れ政策への配慮から当局、発表控える
  http://www.sankei.com/world/news/160112/wor1601120073-n1.html
 という記事がでているが、固有名詞がなく、やや物足りない。それに産経新聞なので思い込みが入っているかと思って、英文記事を漁ってみた。

  スウェーデン内部の 関係の記事。

  で、これがBBCの記事。スウェーデン警察の公式記者会見です。もう必死で「たいしたことではない」「人数も少なかった」と火消しと言い訳に溢れているところが、もう日本の官僚答弁をみているかのようです。
 ああいうのも「スウェーデンを模範にした」のかねえ。
Swedish police probe 'cover-up of migrant sex assaults' 
http://www.bbc.com/news/world-europe-35285086
  当局発表をまるのみで紙面にして、独自調査をしないスウェーデンマスコミもひどいね。8月に被害をうけた人がいたんだから、当然 騒然とネットなんかでも噂がでたでしょう? それをもとに取材すれば記事ぐらいかけるでしょう。それともネットでも韓国や中国共産党みたいに弾圧してるのかねえ。
 スウェーデンって、そんな暗黒社会なんですかね。

posted by 山科玲児 at 08:00| Comment(0) | 日記

2016年01月12日

孫文は何をやったか


東方書店の広告紙「東方」第419号 2016年10月号に、 
・孫文をどのように評価すべきか  横山宏章(北九州市立大学名誉教授)
という文章があって、面白かった。東方書店にいけばただでもらえるものなので、東京の方は読まれるといいかもしれない。

これは、横山宏章の近著:
素顔の孫文――国父になった大ぼら吹き2014/4/23
横山 宏章
に対して、孫文の研究者から批判の嵐があったので、それに対しての反論ということのようである。
「何を言ったかではなく、何を実践したかに孫文の本質を見出すことができると確信している」
というのが、一番印象に残った。要するに批判する研究者は孫文の著作を読んでその思想を研究しているので、孫文が実際に行った矛盾に満ちた行動をみていない。

「宋家の三姉妹」という美しい映画をみたときも、孫文の立ち位置がどうもわけがわからない、どこが偉いのかわからん、単なるヒモで、革命マニアにしかみえない図々しい男のようにみえたのは、どうもそう間違いではなかったかもしれない。

 横山氏の著作では、

中華民国―賢人支配の善政主義 (中公新書)1997/12
を以前読んだことがある。結局、孫文は今の共産党政治に近いものを理想としていたのではなかろうか
だからこそ、共産党は孫文を国父として尊重できたわけで、そう見当違いの「祭り上げ」「神格化」をやっているわけではない。

議会主義をすすめた宋教仁の暗殺に荷担したといわれているのももっともである。
また、海外華僑との連繋、党自体のマフィア的性格というのも、国民党、そして中国共産党に受け継がれている。

中国の政治は「孫文を乗り越える」ことができなければ、議会制民主主義は難しいだろう。
posted by 山科玲児 at 09:30| Comment(0) | 日記

2016年01月11日

うつほ物語のモデル?

で、
>・化け物のような、国母 詮子のキャラクターは、たぶん 宇津保物語「国譲」の巻にでてくるパワフルな大后の宮がモデルかな? 実際、皇后定子への圧迫がこの「姑の嫁いびり」であったということは、かなり有力な説らしい。

と書いたが、これには、かなり錯綜した問題があるようである。

 というのも、うつほ物語 自体が何度も増補され書き継がれて大きくなった小説らしいという研究があるからだ。
 第一章はそれ自体独立したもののようだし、第2章から第12章までは、枕草子以前に既に面白い小説として人口に膾炙していたらしい。
 ただ、それ以降の後半には一条天皇の御代以降と思われる形跡があるので、どうも清少納言や紫式部と同時かそれ以後に、書き継がれたものではないか、という説が最近はでているようだ。

 そういえば、第一章の主人公の俊蔭は、清原俊蔭で 清原家の人、なんと清少納言と同族なのだ。
この小説の第一章を書いた人は、清原家と縁のある人、ひいては清少納言の先祖と関係のある人かもしれないね。

 そういう時代背景・成立年代からすると、「国譲」の巻にでてくる、后の宮の陰謀も、むしろ皇太后 東三条院;藤原 詮子(ー 1002年)による、定子、伊周の粛清工作というニュースをもとにしたモデル小説ではないか?という想定ができる。

 もしそうなら東三条院;藤原 詮子(ー 1002年)の没年より後の発表だろうから、後半は1003年ごろの作品になる。

そうなると、むしろ大鏡に先行したジャーナリスティックな小説ということになるかもしれない。実際、後半の重厚で錯綜した政治小説的な筆致は当方も何度も読みたくなる魅力がある。

著者名が伝わらないのもそういう理由かもしれないね。



posted by 山科玲児 at 20:02| Comment(2) | 日記