2016年01月11日

暴れん坊少納言

暴れん坊少納言.JPG







  清少納言の枕草子のことを新年に書いていたら、臨夏さんから
   暴れん坊少納言 コミック 1-7巻 (ガムコミックス)という作品を紹介してもらった。

通販の古本屋で
安い本を買って読んでみたが、なかなか面白く寝過ごしてしまった。
 なんというかなあ、素直で品格が高いと思うし、工夫がある。
 絵柄に新味はないが、セリフや細部の凝りかたがいい。
  勿論、今わかっている「史実」から大幅に変えてあるが、それはちゃんと挿入された四コマで説明されている。
 2回読み返してしまったが、結構いろいろ気がつくものだ。

・紫式部は「左利き」になっている。レオナルドを初め左利きの天才が多いということからか?
・敵役がいつのまにか味方になるという少年マンガの王道による藤原彰子のキャラクターは見事。この人80まで生きるんだよな。
・障子の家屋構造は、たぶん当時は違うと思う。寝殿造りは巨大なワンルームをセパレーションで区切ったようなつくりになっているので。
・酒の飲み方は、杯の形、酒瓶の形などを含め極めて忠実
・清酒の出現時期については、まだよくわからないところもある。
・「虫好き」というキャラクター設定は、堤中納言物語の「虫めづる姫君」から。
・化け物のような、国母 詮子のキャラクターは、たぶん 宇津保物語「国譲」の巻にでてくるパワフルな后の宮がモデルかな? 実際、皇后定子への圧迫がこの「姑の嫁いびり」であったということは、かなり有力な説らしい。
・毛皮を襟につけたような衣装がでてくるが、実は当時、渤海からの貿易品で毛皮が超人気な高級品であったので京都の貴族には結構使われていたと思う。


posted by 山科玲児 at 12:59| Comment(1) | 2016年日記

2016年01月10日

レンブラントハウス美術館所蔵 レンブラント版画名品展 いってきた


2015年12月27日
にアップした
レンブラントハウス美術館所蔵 レンブラント版画名品展
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/170688696.html
で紹介した
   レンブラントハウス美術館所蔵 レンブラント版画名品展
   http://www.nagasaki-museum.jp/permanent/archives/156
ですが、推薦したい良い展覧会です。
なんといっても、レンブラントが本当に住んでいたレンブラントハウスの中の写真を壁いっぱいに引き伸ばした部屋がいいですね。本当にレンブラントハウスにいったような気分になれます。
なんとかハウス 記念館というのでも、本当にその人がすんでいたのかどうかわからないいかがわしいものもあるのですが、これは確からしいようですね。
版画の展示も良い物が並んでおりました。エルミタージュのレンブラントを渋谷Bunkamuraで展示したとき、ああいう版画も展示されていて、印象がよかったこともおもいだしました。
タグ:長崎
posted by 山科玲児 at 10:12| Comment(0) | 2016年日記

2016年01月09日

荒木飛呂彦 顔と声


魔少年ビーティーIMG_7126.JPG

 マンガ家の荒木飛呂彦さんは、デビュー作から読んでいましたが、最近は読んでいませんでした。

 イメージはごく初期の 短編集で 当たりやの乗っ取り家族を描いた一篇が非常に秀逸で「邪悪」というものに敏感な作者のセンスがうかがわれました(栴檀は双葉より)。

 その荒木氏が、世界で一番くさい食べ物の一つといわれるシュールストレミングを食べてみるという動画があったので、
お顔拝見、謦咳に接するという意味もあって面白くみています。

第1話]JOJO's Kitchen「シュールストレミングを食べてみた!」 - YouTube

タグ:荒木飛呂彦
posted by 山科玲児 at 13:53| Comment(0) | 2016年日記

2016年01月08日

ケルンの中心で 女性暴行多発 大晦日に

ケルンの中心大聖堂の周囲 ニューイヤーの花火をみに集まった人々のなかで

外国人集団による 女性暴行 が多発 (BBC)英文


>A British woman visiting Cologne said fireworks had been thrown at her group by men who spoke neither German nor English. "They were trying to hug us, kiss us. One man stole my friend's bag," she told the BBC. "Another tried to get us into his 'private taxi'. I've been in scary and even life-threatening situations and I've never experienced anything like that."

拙訳>ケルンを訪ねていた英国女性曰く: ドイツ語でも英語でもない言葉を喋る男達が彼女らのグループに花火を投げ込みました。「彼らは抱きついたり、キスしたりしました。一人は友達のバックを盗みました。」「もう一人は私たちを車につれこもうとしました。私は命の危険を感じましたし、かってこんなめにあったことはありません。」


メルケルの難民政策・移民政策の成果ですね。

ケルンの女性市長も、まるで女性達のほうが対策すべきだというような恥知らずなことを言っているようです。
 それでドイツの司法省から注意を受けているとか
http://jp.sputniknews.com/europe/20160107/1409594.html

おまけに、ケルン警察は、誰一人逮捕していないそうです。呆れました。
どうせ、この事件は日本のマスコミでは報道されないでしょうから、翻訳アップしておきます。

posted by 山科玲児 at 11:40| Comment(2) | 2016年日記

ベグラムの象牙


太宰府の九州国立博物館で東京より早く開催される
黄金のアフガニスタン展
https://www.youtube.com/watch?v=fpUrEuBEGzs
特別展『黄金のアフガニスタン』紹介
https://www.youtube.com/watch?v=CYo1F3IOlW8

 ですが、黄金がクローズアップされているので、ちょっとみすごしがちなものに,
ペグラム 出土の「インドの象牙細工」があります。
 このペグラムの遺寶ってのはペグラムという「クシャン王朝の夏の離宮」?かな?と推定されている遺跡の一部屋が倉庫のようになっていてそこからまとめて出た遺物です。フランス隊が発掘したので、パリのギメ美術館に半分、カブールに半分保存されていました。タリバンのとき、このカブールの分の破壊が懸念されていましたが、なんとかかなりのぶんが助かったようです。

 このペグラムの遺寶というのは、ローマングラス、中国の古代漆器・銅鏡まであるという、当時のユーラシア全土からの輸入品でできているようです。万博をみているような印象がありますね。そもそもペグラム周辺での生産品のほうがあまりないような感じすらうけます。いかにもシルクロードの中心 交易都市なんでしょうか??

  そのなかでも、他になく、注目すべきものが、このインドの象牙細工です。土質や気候の関係かインド本土では全く残っていないで、このペグラムにだけあるというのも不思議です。
   ベグラム  象牙 彫刻板  GUIMET
    https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bagram_Guimet_09.JPG
 ギメで、多数みたときは、どうも寺院やサンチーのストーパの模型じゃないか? と思ったものですが、 今回のカタログでは家具の装飾板という解釈ですね。

  今回展示されている有名な
ベグラム 象牙  腕 怪物に騎乗する女神(双頭)
http://www.artalacarte.us/_Media/droppedimage_1-3_med.jpeg
で、面白いのは, 女神は双頭でヤヌスのように両方に顔をむけていることです。
普通の写真では気がつきませんでした。

 

posted by 山科玲児 at 09:59| Comment(0) | 2016年日記

中国共産党政府 株式売買規制

  やっぱり、中国共産党政府は、1月8日からの大株主の株式売買解禁を再規制し、事実上売却禁止延長するようです。
・大株主は会社の発行株式の1%以上を3ヶ月以内で売ってはいけない。
    o.9999%を3ヶ月以内に売るのはいいということかな

・売る場合、15日営業日以前に事前申告すること。

一番目より、二番目の事前申告というのがかなり無茶ですねえ。もう施行されているなら明日は売れないわけですしね。そりゃ会社の買収や合併、公開買い付けなんかで、事前に株式の大きな取引があることがわかることもありますが、
  「事前に市場で大きな売りがあることがわかる」−>「株価が下がるに決まっている」−>「空売りしよう」「事前にうっておこう」−>15日間暴落−>「暴落するのがわかっていて申請するバカはいない。株を担保に借金でもして現金を持ち逃げしたほうがいい」となるのは当然です。

 大株主が市場で売るのを禁止しているのも同然じゃないですかね。ただ、大株主は、皆共産党幹部か国営企業法人でしょう?あ、そういや伊藤忠もありましたね。伊藤忠の株価は、1月7日たった1日で5%も下げました。丹羽の罪 恐るべし。
去年の1月21日に
    伊藤忠の破綻
を書きましたが、予言者になるかな??
また、サーキットブレーカーで取引停止すると、かえって悪影響があるので、

・サーキットブレーカー を暫定停止する
そうです。

これで、本日の上海総合指数、月曜日のそれ、がどうなるかは、わからなくなりました。

・ 2500Pへむけて暴落する
・共産党の指令によって介入が行われ、大きく上下するも現状維持する
・特権階級が売り抜けて10分で売買停止

のどれに傾くか不明です。

 ただ、これって市場といえるのかな。


posted by 山科玲児 at 06:11| Comment(0) | 2016年日記

2016年01月07日

幻日


中国玉器の研究において一世を画した業績を残した
故 林 巳奈夫(はやし みなお、1925年5月9日 - 2006年1月1日)先生の著書
『中国文明の誕生』(吉川弘文館、1995年)
太陽の暈(ハロ 幻日)で解釈していた。この本には写真ものっていたのだが、どうも信じがたいものであった。

  しかし、最近、ロシアのペテルブルグで起こった 3つの太陽がでる現象


をみて、なるほどと思ったものだ。

 ただ、この現象は寒冷地で起こるものだそうなので、当時 温暖だったはずの中国南部で見えたのかはかなり疑問である。
 ひょっとしたら、寒冷な時代があってそのとき起こった事象が図像化され、温暖な時代にもずっと継承されていたのかもしれない。

posted by 山科玲児 at 19:57| Comment(0) | 2016年日記

上海株式市場は、急落

 上海株式市場は、急落したため、開いてから29分で取引全面停止  打ち切りになりました。

上海株、再び取引打ち切り=人民元安に懸念、7%下落

2日前は、一時停止、再開、また一時停止というような感じ、また昨日は上海指数と香港ハンセンが逆相関になるという、奇妙な動きでした。上海で買って香港で売っていたのがいるらしい。習近平の親族かねえ。

今日は、本格的暴落になったようです。

明日は、5分で取引停止になるかもしれませんね。

これで、市場といえるのかね。

本格的なチャイナショックモードにはいったようです。

モラトリアムをするかもしれないね。

【追伸】ヨーロッパの株式市場も−3%から初めてさらに下げる勢いですね。


 
posted by 山科玲児 at 18:15| Comment(0) | 2016年日記

2016年01月06日

フィエルダンク の演奏動画

sansouci_Early Braque Violin.jpg
 ヨハン=フィエルダンクJohann Vierdanck(1605?ー1646)というドイツの作曲家を知ったのは、イメージのサンスーシー アンサンブルによる「初期バロックのバイオリン」というCD(イメージ)だった。
ここにはいっていた二本のヴァイオリンによるソナタがなかなか印象的だった。
  そのあと、フィエルダンクだけの珍しい集成CDがあったのが Parnassi musici による、フェルメールの「青いターバンの少女」を表紙にしたCDで、2007年5月に入手して以来、愛聴している。一部では法外な値段がついているので予備を買っとけばよかったと思っている。


VIERDANCK.jpg


 フィエルダンクは30年戦争を避けてデンマーク、バルト海近くのハンザ都市のようなところに疎開しそこで逝去している。
  どうも メロディーに北欧やスラブの民謡の影響があるのではないか?なんか普通と違うな、と思わせるところがある。
 また、器楽曲でコルネットやバスーン、リコーダーなどの管楽器を使いやすいような曲が多いので、バロック管楽器奏者には貴重なレパートリーになるだろう。
 ただ、演奏者のブログによるとフィエルダンクの曲はかなり難しい手の込んだものらしい。

  このフィエルダンクの曲を演奏している動画・ライブ動画が少しはあるので紹介したい。
  まず、先述した二本のヴァイオリンによるソナタを、ロシアの演奏家がそうとう無茶にパラフレーズして激しく即興演奏しているペテルブルグでのライブ
  ああ、ロシアだなあ

Johann Vierdanck. Sonata a 2 violini. Vladimir Shulyakovskiy, Andres Mustonen


  クロアチアの団体による
「二本のコルネットと二本のヴァイオリンによるソナタ」
 これは、少し朴訥すぎる(あまり鋭くない?)演奏かもしれないね
Johann Vierdanck - Sonata a 2 violini e 2 cornetti - Croatian Baroque Ensemble
https://www.youtube.com/watch?v=3zkQlthcyKs

 コルネットの名手らしい人の演奏
Johann Vierdanck (c.a 1605 - 1646) Capriccio I a 2 Cornetti o violini soli - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=_bfAeyvPk_o


posted by 山科玲児 at 09:10| Comment(0) | 2016年日記

2016年01月05日

枕草子  再読 その2




ただ過ぎに過ぐるもの。
  帆かけたる船、
   人の齢、
     春・夏・秋・冬。

わりと、有名だとは思いますが、読んでると突然でてきて、しかも印象が強いと思います。作家の故 中村真一郎さんが、王朝文学論のなかで、枕草子には「生の謎」に迫る形而上学的な部分がある、と論じておられましたが、ところどころに不思議な断章があるんだよな。E.M.シオランみたいな句が希にですがぽろっとでてくる。





posted by 山科玲児 at 09:56| Comment(0) | 2016年日記