2016年02月22日

ゲントのボッス「十字架を運ぶキリスト」否定説 その2

The Descent into Limbo.jpg

否定説のある程度 詳細な解説(英文)がありましたので、ご紹介します。
  どうも、赤外線レフレクトグラフィー、X線、その他でみたところ、他のボッス作とは違うというけれど、
どう違うのかさっぱりわからない。
According to Bosch Research and Conservation Project two paintings likely to be imitations and new drawing attributed
Monday, 2 November 2015 http://www.codart.nl/news/1279/

  まあ、7つの大罪のテーブル絵については、かなり古拙なぎこちない感じがする絵で、昔からあまり好きではなかったので、まあ、どっちでもいいか?と思っています。ただ、このテーブル絵は、フェリペ二世の部屋にあったことは確からしいものなので、そんな由来の古いものでもおかしいのかという感慨があり、ボッスの画家としての輪郭をもう一度再構成したほうがいい、あるいは複数のボッスがいたとか、、そういう議論になりそうな感じもします。

 で、その根拠を更に探し求めて、下の解説に至ったのですが、、
 Scanning for the truth
Tuesday November 3, 2015 
http://www.queensu.ca/gazette/stories/scanning-truth   
  おいおい、「ゲントの作品の枠の様式が1525年以降」だって、、あの枠はオリジナルの枠かどうか甚だ怪しいものですよ。
 ブルッヘのメムリンクやゲントの祭壇画みたいにオリジナルっぽい枠があるものは極極少数で、ほとんどの絵画では枠は取り替えられていますでしょう。。言うに事欠いて枠かよ。。

一方、新しく発見されたという、ボッスのデッサンですが、、、ちょっとこれ、あまりに図式的すぎるんじゃないの? これこそフォロウワーの作品っぽい感じがあるんですけどね。
http://www.codart.nl/images/Bosch_Drawing_Private_Coll.jpg

  同じフォロウワーといわれる作品なら、アイルランド  ダブリンにあるリンポに降りるキリスト(イメージ)のほうがよほど魅力的ですね。  Rotterdamで実見しましたが良い作品でした。




posted by 山科玲児 at 17:12| Comment(0) | 日記

台北で、董其昌 展


台北の國立故宮博物院で、董其昌 展をやっているようです。

中文のサイト

をみると、出品目録がダウンロードできますが、結構力が入っていて、充実したもののようですね。

  関連した作品として、南宋 米友仁の雲山得意図巻がでてるみたいですが、全部公開されているならみてみたいなあ?  董其昌の跋だけみせているなら、別にどうでもいいです。

 この米友仁の雲山得意図巻、
   http://painting.npm.gov.tw/Painting_Page.aspx?dep=P&PaintingId=14438
20年以上前に一度 1m分ぐらいみたことがあるんですが、そう悪い感じはありませんでした。
  模本じゃないか?という疑いはあるようですね。写真しかみてないのでなんともいえませんが、あとについている米友仁
の題記より丈が低くなっているところが気になるところです。
posted by 山科玲児 at 09:01| Comment(0) | 日記