2016年03月01日

紙縒切 と 俊成 (link変更)

紙縒り切.jpg

紙縒切という古筆切がある(イメージ)
三蹟のひとりである藤原佐理の筆という江戸時代の鑑定があるが、どうみても違うわけで、
12世紀ごろか?という推定がある。
最近、名児耶 先生の本
書の見方―日本の美と心を読む (角川選書 419) 単行本  ? 2008/1/9
名児耶 明   (著)
 http://www.amazon.co.jp/4047034193
を読んでいたとき、この紙縒切は藤原俊成の書か少なくとも俊成の周囲、や先輩あたりの書じゃないかと思い出した。
俊成の代表的な書は次のようなもので、類似性が高い。

昭和切

この紙縒切については、
大東文化大学 の人の卒論で、
  伝藤原佐理筆「紙撚切」の研究
  江本 直樹
  大東文化大学
  卒業研究集録. 書道学科 19年度, 32-33, 2008-03
            http://ci.nii.ac.jp/naid/110007125987
というのもあるようだが、全文を読むことはできない。
なんで200年も前の藤原佐理にあてたのか全く不明であるが、古い時代の古筆鑑定家は、できるだけ有名人の書を多くしようとして無茶な鑑定をやっているようだし、
同類の筆跡のなかで「高級」「上等」そうなものは有名人や有名歌人の筆にしたがったようである。

  なかでも噴飯物なのが、伝聖徳太子の「戸隠切」で、500年も違う。
紙本墨書法華経残闕
指定区分重要文化財 地区戸隠 所在長野市戸隠神社中社
http://bunkazai-nagano.jp/modules/dbsearch/page1190.html

下イメージは、手鑑に貼られた伝聖徳太子の「戸隠切」
伝聖徳太子戸隠切 藻塩草.jpg
posted by 山科玲児 at 08:06| Comment(0) | 日記