2016年03月02日

法帖からみる秋萩帖王羲之臨書の源流

「法帖からみる秋萩帖王羲之臨書の源流」
を脱稿した。

 秋萩帖王羲之臨書は、日本書道史 それも草仮名研究のついでに言及されることが多く、
中国書道史の、それも、現在ではややマイナーな 法帖の学「帖学」のほうから考えたものはあまりないので、

まあまあな 試論 だと思っている。

posted by 山科玲児 at 09:40| Comment(0) | 日記

手の震えが止まったら


信明P1050361 detail.jpg信明 西本願寺1980 detail.jpg

1110年ごろに京都の宮廷で制作された
西本願寺本三十六人家集 の信明集の書家は、高齢か病気か、あるいはその両方かで、線がブルブル震えている(左)。
それでも豪華絢爛な料紙の短い歌集を割り当てられているのだから、よほど身分が高いか名声のあった人なんだろう。
この信明集、震えが止んで線がしっかりするところがあり、そこが関戸本古今集によく似ているという(右)。

関戸本古今集の書者が老境になって書いたのではないか?という推測を、ちょっと名前は忘れたが有名な現代の仮名書家(故人)が書いていた。
最近、しっかりしているところのカラー図版を得たので、紹介してみたくなった。

これについては批判的な論文もあるようだが、私自身があまり関戸本古今集が好きでないので、まあどっちでもいいか、と思っている。
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I026267716-00

 ただ、手の震えが止まったところに、有名な関戸本古今集の書がでてくるという意外さに惹かれた。

posted by 山科玲児 at 09:13| Comment(0) | 日記