2016年03月20日

ツタンカーメンの墓の隠し部屋 再燃



昨年の2015年11月26日に、
ツタンカーメン墓に隠し部屋がある?
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/168570319.html
という記事をアップしていたが、
 先週、また関連記事が各サイトにアップされたようだ。どうも、エジプト考古省から新たに調査をやるという発表があったのがきっかけのようである。特に新味はない。
  どうも、観光客の激減に苦しむエジプトが話題集めをしているようにみえる。無理な破壊的発掘をやらなければいいのだが、、

ツタンカーメン王の墓に2つの隠し部屋が 空洞内には金属と有機物の反応も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160318-00000070-it_nlab-sci

ツタンカーメンの墓に…2つの「隠し部屋」
日本テレビ系(NNN) 3月18日(金)15時55分配信

もともと、この隠し部屋があるという仮説は、Nicholas Reevesという人が墓室の細かい計測や調査によって提唱したものらしい。そうはいっても壁画もある貴重な墓室を乱暴に壊す発掘をするわけにはいかない。
去年は、日本の渡辺広勝氏(73)が行ったものだそうだ。
 このナショナルジオグラフック  サイトの記事が詳しい。

 ツタンカーメンの隠し部屋、日本の技術者が活躍
   日本人技術者によるレーダースキャン調査はこうして行われた
    http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/120200344/
本来は、橋のコンクリートの鉄筋・亀裂などをみつけるための地中レーダーを改良して使ったという。光電製作所の製品を改造したものだそうだ。

 この記事の末尾にあるように、まず細い孔をあけてマイクロファイバー附き内視鏡をいれて撮影する。まさに内視鏡手術のようなことをやるのがいいだろう。ただ、ドリルであけるとき外気が入ることは避けられないので、更に外側に外気を閉鎖する隔壁を作るか、それとも墓室全体を気密閉鎖して作業するということが必要になるだろう。 おそらく墓室全体を密閉閉鎖するほうがコストの面からも技術的にも容易だと思う。 そういえば、レオナルドの壁画の跡をフィレンチェの古政庁ビル二重壁の内側を内視鏡で探るプロジェクトはどうなったんだろうね。

 本当のことをいうと、未来のために手をつけないで保存するという選択肢もあるが、今のエジプトではそれはしないだろうねえ。

  ただ、ツタンカーメン王墓の場合と同じように、こういう隠された閉鎖された王墓の場合は非常に保存状態が良い可能性が高く、通常なら消滅している細かいものが皆残されているという期待が膨らむところである。
 ツタンカーメンというのは、あまりいい言い方ではないが、日本での慣用なので採用した。本来は「TUT ANKH AMEN」=[アメン神の生ける似姿] がどちらかというとより正しい。


posted by 山科玲児 at 09:15| Comment(0) | 日記