2016年04月04日

木と紙の扇

厳島神社 檜扇.JPG



で、しばしばでてくる扇ですが、薄い木の板を重ねて作った扇と 木の骨に紙を貼った扇と両方でてくるようです。

木でできた扇というと、昔、中国土産にあった白檀の扇を思い出しますが、もう少し厚手のようですね。
上のイメージは、厳島神社にある檜扇です。昔、芸大での平家納経展で実物を仔細にみたことがあります。
 じゃあ平安時代の扇というのは紙じゃなくて木の板なのか?というと「扇の骨」という言い方もあるので紙貼りもあったようで、で、両方あったんじゃないかな。また、現在でもある布張りということもあったかもしれません。

 この折りたたむ扇というのは日本の発明のようで、中国では北宋時代に輸入されていて珍しいものだという記録があるようです。その後、室町時代の貿易では多量に明に輸出されていたようですね。
 戊子入明記(1468年 応仁2年)では、交易品として、「御扇 二千二百本」という記録があります。

  

posted by 山科玲児 at 08:38| Comment(0) | 日記