2016年06月19日

快楽の園 と ゲント祭壇画

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  プラドにあるボスの快楽の園 の最大の謎は、そのスペクタクルとでもいうべき中央画面(イメージ)である。

  謎また謎なんだが、最近3度ほど現物を丁寧に観、更にカタログをひっくりかえして、いろいろ考えたことのなかに、小さなおもいつきがある。

 それは、こういう構図をどこかでみたような気がするということだ、それは、あの偉大なファンアイク兄弟のゲント祭壇画の中央下部

 神秘の子羊の礼拝 の大画面(下イメージ)である。

 そりゃ、ゲント祭壇画のほうは、謹厳な聖職者聖人聖女預言者天使たちが大挙して集まってくる画面で、快楽の園の大部分が若く美しいヌードの男女が集まってくるのとは正反対である。ゲントの祭壇画への冒涜だという人もいるだろう。しかし、全体の左右対称的構造、運動性、中心の生命の泉、遠景の風景画的処理などの点でかなり近いものを感じる。

  というより、現在まで残っているこの時代の西洋絵画をざっとみると、この2つはかなり類似する。

  おまけに地理的に近く、ボスはゲント祭壇画を観ることができた可能性がかなり高い。というより、観たに決まってるんだろ、といいたくなる。

 この相似について、触れた人がいただろうか??



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posted by 山科玲児 at 09:07| Comment(4) | 日記

2016年06月18日

ボス作品の制作年代

プラドのボス展
   https://www.museodelprado.es/
  の観賞経験を思い出し、カタログを再度繙いて、ますます混乱してしまうのは、
 推定  制作年代の順序と、作品の質や内容が矛盾しているように思えることである。

 1980年代以前、年輪年代法もなかった時代の本を読んでみよう。
  カール=リンフェルトの「ボッス」や MIA CINOTTIのボスは、日本語訳もされている。
 彼らや彼らの先輩は様式を比較しながら、制作年代を推測していった。

  だいたいは、古拙なもの未熟なものわかりやすいものを初期に、独自性の高いもの、熟練したもの、未来につながりそうなもの、難解なものを、晩年近くにおいて作品を並べ、画家としての発展の歴史を想像していたものである。まあ。晩年に老齢や病気のため作品が粗放になったりすることはあるが、ボスの場合は
  そういうことは配慮されていなかったと思う。

  従って、当時は、「乾草車」「7つの大罪」「カナの結婚」「愚者の石の手術」などが初期、
「三賢王礼拝の祭壇画」「快楽の園」「聖アントニウスの誘惑」が晩年作
ということになっていた。

 ところが、2000年頃から研究が進み、「カナの結婚」は没後50年のコピーに転落した。「乾草車」は2点とも没年前後の作品になって真筆性も疑われる。
 更に、「三賢王礼拝の祭壇画」が1490年代前半ごろと確定してしまったのである。「乾草車」より20年は早い。この2つを比較すると、どうみても「三賢王礼拝の祭壇画」のほうが遙かに熟達している。時代の早いほうが熟達しているし様式的にもより進歩的であるとはいったいどういうことであろうか。また、更にややこしいことに、プラドにあるほうの「乾草車」の下書きを赤外線でみると、結構、「快楽の園」などにも似ているという。

 この矛盾を解くとしたら、2点の「乾草車」はボスの初期作品をアトリエでコピーしたものであって、下書きにはボスが関わったかもしれないが完成は弟子が没後にやった、というような物語をつくるほかない。

 また、画風が似ていても全く別人の作品のグループが紛れ込んでいるような気もするが、それはまたあとで書いてみたい。


posted by 山科玲児 at 16:48| Comment(0) | 日記

ラザロ=ガルディアーノ美術館

FLG.JPG
6月1日に訪ねたマドリードのラザロ=ガルディアーノ美術館だが、タクシーでいった。
  動画ならこれがいいかな??  後半が冗長だが前半はわりとよい。           https://www.youtube.com/watch?v=6N-JnGZ5PmI

  ここは邸宅美術館だが1Fはあまりそういう感じがなくビルの1部屋のようにみえる。雰囲気があるのは2F以上でまあ、豪華な内装、収集品も含め、個人コレクションとしては面白いものが多い。

  また、有名な作品も少なくなく、そういう意味では 邸宅の価値と収蔵品の価値に微妙なバランスがとれている。前 紹介したセライボ美術館とは、かなり違う。ある意味で常識的である。

 こういう、コレクションには、結構掘り出し物、美術研究者があまり注目しない興味深い資料があったりするものだ。例えば、ブリュージュ救世主大聖堂展示室にあう「取りなしの聖母」 の微妙に変えた模写があったのには驚きだ。祈祷者より聖母が少し高い位置になっている。

 古くから有名なボッス派とよばれる絵は2Fにある。これにはボッス風の厳しさや神秘主義はないが、ある別の良さもあるのではないかと思った。
FLG Tonduls Bosch School.JPG

  またその向かいにはゴヤの魔女の絵として有名なものが2点ある。これらは意外と小さい。
     ゴヤ 魔女のサバト
           http://www.wga.hu/html/g/goya/2/218goya.html

 同じ部屋の奥に 現代画家が「快楽の園」を、人間だけを全部のぞいて模写したものを展示していた。なんかだれもいない遊園地のような奇妙な感覚がある。
  中世、14世紀15世紀ごろの教会の什器や設備だったものらしいコレクションが多い、家具とか聖遺物容器とかである。また膨大な象牙彫刻もあった、なんか似たようなコレクションを観たことあるなあ、と思い出したのが
  アントワープのマイヤー  ファンデルベルグ美術館


   である。マイヤーは、もっと徹底していて建築まで15世紀の模倣である。一方ラザロのほうは現実の彼の邸宅を改造して邸宅の内装を残して展示にしたところもあり、画廊や美術館の部屋のように現代的に改造した部屋もある。

 もっとも、マイヤーのほうも、最近隣接家屋を買収して新館にしているので、今はそこまでは徹底していないかもしれない。
   美術館のそういう性格からか、家具としての絵画を考えることのできる次のような展示品もあった。

FLG ESCRITORIO FLAMENCO (2).JPG

posted by 山科玲児 at 09:05| Comment(0) | 日記

2016年06月17日

甘ーいリンゴ

りんご  アンビシャス.JPG


この地味で小さなリンゴは、とても甘い。しかも所謂「ミツ」がないのに甘い。
アンビシャス < リンゴの品種:旬の果物百科
http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/apple-Ambitious.htm

例によって、浦上天主堂の下の フルーツいわなが で売ってました。
posted by 山科玲児 at 12:17| Comment(0) | 日記

図書室の梯子


Cerralbo Library.JPG

2016年06月12日の記事
マドリードの邸宅美術館
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/175663121.html
のなかで、
> 図書室の2Fには小さな梯子をかけて上る。かなり危ない感じがする。この梯子は取り外し式のようで幅がせまく、たぶんこれしか2Fの書棚にいけないようであるのがすごい、こういう梯子は古版画などにみることができる。

と書きましたが、その図書室の写真がイメージです。

古版画というのは、 Andrew Lang,  The Library, 1881の表紙絵で
ラファエル前派の  ウォルター クレインの下絵、SWAINの彫版、の下のイメージのものでした。
この梯子もなんか変な気がしてましたが、こういうことだったんだな。


The Library Lang Crain Walter Swain.JPG

posted by 山科玲児 at 09:00| Comment(2) | 日記

2016年06月16日

エスコリアルの図書室

escorial Library.jpg

エスコリアルの壮大な図書室は、その天井画が豪華で有名らしい。豪華ではあるが、ありきたりの感じがした。 内部撮影禁止だったので、wikimediaから あげる。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:EscorialBiblioteca.jpg

 しかし、前も述べたように、私が一番驚いたのが、全ての本が普通とは逆向きに入れてあり。頁をめくるところ、こぐちが外にみえていることだ。こぐち は全て天金ならぬ金で塗られていてその上に黒で題名が直接書いてある。和本や唐本にあるこぐち書きのようなものであるが、なんで背表紙をみせないのか、全く理解できない。暗いと、このほうがよくみえるからであろうか???

 イメージはwikimediaから選んだ画像の部分拡大である。よくわからないかもしれないが、あまり良い写真がないので許されたい。

 まあ映画「薔薇の名前」ででるような中世の図書室の本は、また違う装幀だっただろう。オスマントルコのトプカピ宮図書館の本は背表紙がない装幀が結構あった。あるいは、こういうトルコ風装幀の余波なのかもしれない。どちらにしても、古い時代の図書室の描写というのを再考したくなる気になった。他の古い王室図書館・修道院図書館はどうなんだろうか? ミラノのアンブロジアーナでは普通にいれていたように記憶しているんだが、ヴァチカンはどうなんだろう??


posted by 山科玲児 at 09:24| Comment(2) | 日記

2016年06月15日

アルタミラ洞窟壁画

Artamira.JPG


6月1日14時

マドリードの中心部には、国立考古学博物館がある。

 ここにはアルタミラ洞窟壁画のレプリカがあるということで、それだけみにいったようなものだ。実はアルタミラに旅行した人も皆レプリカをみせられて帰ってくるのである。昔は実際に洞窟に入れたのだが、見物人が多すぎて壁画が傷んでしまったので、今は極端に制限しているようだ。 実際に洞窟に入った人は現代ではきわめて少ない。見物人が多すぎて壁画が痛んだため人数をごくわずかな人に制限してしまったからである。予約者が何年分もあるということで、VIP以外は急にいってみることはできないだろう。

 実は同様のレプリカが伊勢志摩のスペイン村にもある。

 ただ、アルタミラ現地のものは洞窟全部の複製であり、マドリードや伊勢志摩のものは、一番有名な天井画の部分 つまり一部の複製のようである。

 日本にもあるとはいえ、やはり本場でみてみたかった。このレプリカは一番古いものらしい。門のすぐわき左側の庭の中に洞窟状の入り口があり、チケット買わなくてもただで公開している。さすがに国立だと思ったが、同じ国立でもプラドはどんどん入場料値上げしているし、まあよくわからない。
確かに天井画であり、どういう姿勢で描いたのだろうとか、すごく凸凹が多い天井に描いてるんだなあ、とか、色々思いをいたすところがあった。

演出もあり、教育的な展示もあり、タダではもったいないような優れた施設である。

ただ、こういうものが鳴門の大塚国際美術館にないのは、不思議に思った。向きだと思うけどなあ、あまり結果がよくない油絵の複製は止めて、こういうものをやったらいいと思う。

イメージは入り口、おばさんが一人、番人をしています。


 
posted by 山科玲児 at 07:35| Comment(0) | 日記

2016年06月14日

エスコリアル 行 5月31日

escorial.JPG

 プラドのボス展の前にエスコリアルに行こうと思ったのは、初日朝の「要人の挨拶」とか「マスコミのフラッシュ」とか、いろいろ煩わしいことがあるかもしれないという懸念と、ボスやパティニールの愛好家でありながら冷厳な権力者であったフェリペ2世という理解しにくい人格に少しでも触れてみたいと思ったからである。それに修理を終えたロヒール ファンデアワイデンの巨大な磔刑図 があるはずである。

  ホテルのフロントのアンジェラさんから助言を受けてソル駅から電車にのっていくことにした。
 8:32発。そのとき実は電車を間違えて、前に座った男性に訊いて助かった。シャマルタン駅で降りてすぐ次に来たエスコリアルいきに乗ることができた。危なかった。
電車の窓からみる、マドリード近郊の光景は不思議なもので、樹木と地面の感じでは果樹園が連続しているようにみえる。針葉樹が全くない。丸い感じの樹木ばかりである。また日本ではざらにあるビニール温室がなく、畝をきった畑も全くない。よくよくみるとあの原っぱがたぶん畑なんだろう、と思うような感じである。
  エスコリアルの駅のタクシーはえらく高く7ユーロ請求したが、急いでいたのでしょうがない。そばのバスにしておけばよかった。
  ここは、日本でいえば宮内庁管理の施設である。
  グループの尻にコバンサメよろしくくっついていったが、なんとグループが入る口と個人とは違い、かなり離れていて時間を大損してしまった。

  外観は刑務所・監獄のような無骨なもので どうも印象がよくない。
  写真撮影禁止なので、内部の画像はない。

  コースがいくつか決まっていてその順序で見学しなければいけないので、霊廟はとばして フィリペ二世の寝室だけみるわけにはいかない。これは迷わなくて済むので楽だが、霊廟を無理にでも通らさせられるのが問題だ。
 霊廟は石棺の間をぬっていくような陰気なもので、死者たちには悪いのだがとにかくバイパス と 通りすぎた。ただ、ディジョンのクリプトのような湿っぽさはなく乾いている。深奥部の更に地下におりていくところに、黒や緑の大理石造りの豪華な墓所がある、そこのカール五世、フェリペ二世の棺には敬意を払った。

 ここの通路には 異常に狭い石の通路があって、こういう通路で大きなものを運び入れることができたのだろうか?と思った。
  こういう狭い石の通路は、ベルギーのブリュージュの中世の鐘楼兼用の役所建築(Belfort Hall)やイタリアの館(シエナの旧大司教館)にもあるが、ブリュージュなどでは、こういう刑務所感というのはなく、もっと古風なゴチック風の文化の香りがある。

 噂に聞いていたとおり、フェリペ二世の寝室(亡くなったところ)は至って小さなところで、アントワープでみたルーベンスのベッドのような寸ずまりのベッドと三希堂より小さな隣室の書斎があるだけである。腰の高さまでタイルが貼ってある愛らしい部屋で多数のオランダ風の窓から緑豊かな光景をみることができる。 あまりパティニール風ではないが、丸い樹木ばかりというのが、ボッスやパティニールに少しは近いのかもしれない。権力者というのは、こういう狭い部屋に閉じこもってみたくなるものかもしれない。

 ここまで狭いと臨終に立ち会ったのはごく少数の人にならざるを得ない。司祭と医者、ごく近い家族のみ、帝王の臨終としては、なんか違うような気もするが、人間としてはそれでよいのだろう。
 ただ、エスコリアルに来てフェリペ二世のセンスを理解しようというもくろみもあったのだが、ますますわからなくなった。フェリペ2世の肖像もなんか怒っているような威嚇的な顔ばかりで、たいてい鎧に身を固めた威嚇的なものである。もう少し別の顔がないのだろうか? よい評伝がないのだろうか。ツヴァイクみたいな。

 驚いたのがボッスの快楽の園の左翼「イブの創造」の縮小コピーが寝室のすぐわきに外むきにかけてあったというより取り付けてある。これはたぶんボイマンスで観たものだと思ったら、後で調べたら違っていた。原作より少し小ぶりの板に模写してある。 後述のように別室で、ボッスとカルバリオ展示をやっているので、プラドには協力していないのか、と意外に思った。王室とプラドの間で美術品の所有争いのようなことがあったという噂もきいているので、そういうことが影響しているのかもしれない。エスコリアルに来てよかったと思ったものだ。
 他にもパティニールの聖クリストフォルスなど小型の絵画が多数かかっていたがそれほど優秀なものではない。当時から入れ替わりもあるだろうし、なんともいえない。

  なお、古い日本の雑誌記事ではモノクロ写真のせいもありエスコリアルは荒野のなかに建っているような印象がある。しかし、このあたりは緑豊かな地帯がマドリードまで続いていて全く風評被害だと思った。

 ここの豪華な図書室の書棚では、図書館の本が全て逆にさしてあり、金が押してある頁の口のほうがみえるようになっていて、その金地に黒で題名がかいてある。すべての本がそうなので、これは驚いた。
  中国の古書のこぐち書きのようなものだが、この習慣が意外に広く行われたものなら、古い時代の書斎の光景をかんがえなおさないといけない。


ボスの 特集展示をやっていたので、さっそく観賞した。
  http://www.patrimonionacional.es/escorial2016/#
  (この中で「十字架を運ぶキリスト」の絵はプラドの特別展に貸し出されていて、展示されていない。何かの間違いと考えられる。)

 エスコリアルの「乾草車」が中心である。私がいた間 客は私だけ。だれもみておらず、一人で十分観ることができた。監視人はかなり不審に思ったであろう。
 あとで経験したことだが、プラドのボス展は早くも混みまくっているので、この差にはまいった。エスコリアルへの来館者はグループ、学生子供グループなど中心に多いので、千客万来なのだが、このコーナーには誰も来ないのだ。
 色彩はカール リンフェルトがいうようにプラドのものよりずっと美しく保存もよい。 特に地獄の塔の階段を登る怪物の輝く青い色は本当によい。ただ、背景や細部には行き届かないところが多く、外側の「放浪者」はあまりに拙いので(プラドのものより拙い、ボイマンスの足下にも及ばない)、二点とも没後のレプリカだが、こちらのほうがやや劣るというところだろう。
ほかはタペストリーが多い。
快楽の園のタペストリーは、よくできているほうだが、
絵がブリューゲルの版画のように左右反転している。ただ、左翼は創造、右翼は地獄という順序は変わらない。
 これらのタペストリーはボイマンスで2001年に観た覚えがある。

 展示ポスターでは EL BOSCO y CALVARIOだから、修理を終えたロヒール ファンデアワイデンの 十字架図が展示しているはずだが見当たらない。
 実は、同じ部屋をしきってボスの展示とロヒール展示をわけてあり、私は見逃してしまって廊下にでて再度 監視の人にカルバリオといいつのって「あっち」と指し示され、ようやくロヒールをみることができた。巧妙な修理のためか、その日の午後に比較のため鑑賞したプラドの有名な作品群と比べてあまり遜色はないようにみえる。それに大きさが3mもある巨大さであり、初期ネーデルランド絵画のなかでは一画面としては最大クラスである。細密画のような小さな佳作が多いこの分野ではまれにみる傑作といっていいのではないか。イエスの足の傷からでた血は特に生々しくゼリーのように盛り上がり、十字架をたどって地面まで一条の筋となって流れている。こうしてみると背景といい、聖母とヨハネの銀のような白い衣といい、ジョンソンコレクションのものとよく似ている。

別室の絵画ギャラリーにエルグレコの聖マウリッツの殉教があったが、大したことはない。逸話によって過大評価されているのだろう。

マドリードで痛かった眼がエスコリアルに来たら回復した。どうも花粉症のような大気汚染アレルギーのようだ。

 帰りは標識に従って徒歩で駅までいったが、下り道とはいえ二〇分以上とかなり時間がかかる。はじめは変な住宅を撮影したりして落ち着いて歩いているが、途中でこの道でいいのかという不信感がでてくる。ボッス五〇〇年の旗があちこちにつけてあるのでそれをたどってまっすぐ下った。そうこうするうちに駅からやってくる観光客もいたのでなんとなく安心した。
12:13の列車になんとか間に合った。
なお、マドリード近郊では厳密に定時運行はなく日本のバスなみにずれるが、ここはターミナルなので定時のようだ。
これらで、思ったのはエスコリアルって法隆寺に似てるなあということである。どちらも駅からかなり距離があるが歩いていけないほどではない。疲れるのでタクシーを使いやすいところも共通だ。ただ、駅−>エスコリアル修道院は上り坂なのであまりおすすめしないが。そして法隆寺なりエスコリアル修道院以外にみどころがない。法隆寺ならまだ周囲に中宮寺や法輪寺や法起寺や古墳もあるけれど、エスコリアルは本当にそれしかない。他にあるという意見もあるが却下したい。

 実のところ、エスコリアルは直前までバスツアーで行きたいと思っていた。ところが、バスツアーだと「死者の谷」という戦没者墓地がセットになっているのがいやで一人でいくことにしたのである。こういう1つしか観るところが無く、しかも広大複雑なエスコリアルなので、安全性費用的時間的にはバスツアーのほうがよかったと思う。エスコリアル単独ツアーを企画して欲しかったなあ、と思っている。

  ただ、ツアーだとロヒールやボスの展示をすっ飛ばされたかもしれないから、まあよかったのかもしれない。


posted by 山科玲児 at 06:08| Comment(0) | 日記

2016年06月13日

フロリダ銃乱射 ⇒ トランプ大統領



フロリダ銃乱射で50人死亡、市は非常事態を宣言
http://www.nikkansports.com/general/news/1662358.html
>オマル・マティーン容疑者(29)と特定した。米メディアによると、家族はアフガニスタン出身。容疑者は警備員で、本人はニューヨーク生まれという。

 
米フロリダ銃乱射「『イスラム国』に忠誠」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20160613-00000008-nnn-int
>オマル・マティーン容疑者(29)。マティーン容疑者は、事件前に警察に電話をかけ、「『イスラム国』の指導者に忠誠を誓っている」などと話したほか、
>一方、過激派組織「イスラム国」系の通信社『アーマク通信』は事件後、「イスラム国」の戦闘員による犯行だと伝えた。公式の犯行声明は出されていない。

 これは、、酷すぎる。 
 「イスラム教徒 を一時的に米国入国禁止にしよう」と放言し、IS・ダーイッシュを第一の敵とするトランプが大統領になりそうですね。すごい追い風です。
  こういう個別の事件に世論が左右されてしまうということは、よくあることです。最近の沖縄での米軍軍属の日本人女性殺人事件が沖縄県議会選挙に影響したりしました。
  煽動者たちも煽りたてるだろうしね。トランプのTwitterによると、第2の容疑者が逮捕されたそうで、やはり反ゲイの繋がりらしい。そうすると組織犯罪か? でもトランプのTwitterだからまだ未確定情報でしょう。

posted by 山科玲児 at 06:35| Comment(0) | 日記

マドリード王宮のストラディヴァリウス

P1070065 Pallacio REAL (1).JPG

旧聞になりますが、2012年5月8日に、こういうニュースが報ぜられていました。

ストラディバリウスが折れた!スペイン王宮での「突発事故」で
http://www.afpbb.com/articles/-/2876669

5月30日に時間があいたので、マドリード王宮(イメージ)を観光見学したとき、展示品で一番記憶に残ったのが、
ストラディバリウスでした。
 ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ などが揃って列んでいて、ストラディヴァリウスで弦楽四重奏ができるような壮観でした。
 ストラディヴァリウスのヴァイオリンって、細かい装飾が施してあるものだったんだね。もっとシンプルな楽器かと思っていた。あるいは王侯用の豪華版なのかもしれません。
posted by 山科玲児 at 05:23| Comment(0) | 日記