2016年06月16日

エスコリアルの図書室

escorial Library.jpg

エスコリアルの壮大な図書室は、その天井画が豪華で有名らしい。豪華ではあるが、ありきたりの感じがした。 内部撮影禁止だったので、wikimediaから あげる。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:EscorialBiblioteca.jpg

 しかし、前も述べたように、私が一番驚いたのが、全ての本が普通とは逆向きに入れてあり。頁をめくるところ、こぐちが外にみえていることだ。こぐち は全て天金ならぬ金で塗られていてその上に黒で題名が直接書いてある。和本や唐本にあるこぐち書きのようなものであるが、なんで背表紙をみせないのか、全く理解できない。暗いと、このほうがよくみえるからであろうか???

 イメージはwikimediaから選んだ画像の部分拡大である。よくわからないかもしれないが、あまり良い写真がないので許されたい。

 まあ映画「薔薇の名前」ででるような中世の図書室の本は、また違う装幀だっただろう。オスマントルコのトプカピ宮図書館の本は背表紙がない装幀が結構あった。あるいは、こういうトルコ風装幀の余波なのかもしれない。どちらにしても、古い時代の図書室の描写というのを再考したくなる気になった。他の古い王室図書館・修道院図書館はどうなんだろうか? ミラノのアンブロジアーナでは普通にいれていたように記憶しているんだが、ヴァチカンはどうなんだろう??


posted by 山科玲児 at 09:24| Comment(2) | 日記