2016年08月07日

全ベルギー居住者にヨウ素剤 配布


 旧聞ですが、4月に、
ベルギーに住んでいる人(ベルギー国民だけじゃない)全員にヨウ素剤を配ることにしたそうです。
原発事故を怖れてのことだという記事です。

  全住民にヨウ素剤=原発事故に備え−ベルギー
  http://www.jiji.com/jc/article?k=2016042900062&g=int

  これって、核戦争前夜か?と思うような凄いニュースなのに、日本のマスコミはほとんど報道しなかったね。
  日本で、政府がこれ言ったら、パニックになるだろ、

  実際には、ベルギー政府は、原発テロ、ダーティボム(放射性物質をまき散らす爆弾)を怖れてんじゃないかな。
ブリュッセル空港テロの犯人達が、ダーティボムを都市でまき散らす計画をやっていた。
パリテロの容疑者 Mohammed Bakkali, 28  が 原子核 研究所に侵入していた。

All Belgian residents issued with iodine tablets to protect against radiation
http://www.telegraph.co.uk/news/2016/04/28/all-belgian-residents-issued-with-iodine-tablets-to-protect-agai/


posted by 山科玲児 at 07:26| Comment(0) | 日記

ベルギー 警察署前で女性警官が襲われる イスラム系犯罪


  ベルギーのシャルルロワの警察署前で、2人の女性警官がナタで襲われ、1人は顔を切られて重症、一人は軽症。犯人はアラーアクバルと叫んだ。3人目の警官が犯人を射殺。

 しかし、警察署が襲われるとはね。普通警察署のまわりが一番安全のはずだが。それに下の写真では警察署の周りはひらけている。ベルギーにままある路地や小路で、警官が物陰から襲われたというようなものではない。

 米国の警官みたいに、あやしい動きをしたやつは、すぐ撃つというような殺伐としたやりかたでないと、警官自体の命が危ないだろう。

 また、下の英国インデペンデント紙のコメントにもあるように、
  イスラム系犯罪によって、女性たちが大きな被害を受けているのに、フェミニズム信奉者は、沈黙しているのはなぜか、ということも重要だろう。


posted by 山科玲児 at 04:51| Comment(0) | 日記

2016年08月06日

エスコリアルのロヒール

Calvario Rogier madonna.jpg

Calvario Rogier St Jans.jpg

  マドリード郊外、電車で1時間エスコリアル宮+修道院では、プラドのボス展と平行して、
  絵画の展示をしているが、ここでみたかったのは修理が終わった ロヒール  ファンデアワイデンの カルヴァリオこと磔刑図だった。
    Restauracion El Calvario de Rogier van der Weyder
     https://www.youtube.com/watch?v=HFGY0O8xj6c
  このことは、前にも書いたが、もう一度書いてみる。
  この磔刑図 については痛みがひどく表面の絵の具にはロヒールの筆が残っていないような酷評を昔からきいていた。
   碩学Dirk Devosの, Rogier Van Der Weyden: The Complete Works
 2000/4 にも、「ひどく傷んでいて、上塗りが多く、モデリングも含めて画家の技量をまたもに評価できない」といって、赤外線によるモノクロ写真だけを掲載してあった。

   もっと古い本Martin Davis, Rogier van der Weyden, 1972,Londonでは、Severly Damagedとまたひどい評価である。

  この絵画にはフェリペ二世ごろの記録があり「ブリュッセルのカルトジオ教会にあったロヒール親方の作品」ということが確実なものなので、惜しいことだと思っていた。

   しかし、私がエスコリアルの一室で観たときは、結構感動した。まず、高さ3.2mもある巨大さに圧倒される。巧妙な修理のためか、その日の午後に比較のため鑑賞したプラドの十字架降架 と比べてもそうひどく見劣りがするとは思えなかった。当方は修理前をみてないのでなんともいえないが、数少ないロヒールの作品の中に、この大作をいれることを喜びとするものである。
 上に赤外線写真と修理後の絵とを比較しておいた。そう遜色はないように思える。
 この大きな絵は、背景といい、聖母とヨハネの銀のような白い衣といい、フィラデルフィアにあるジョンソンコレクションのこれまた大きな2連画とよく似ている。
posted by 山科玲児 at 16:59| Comment(0) | 日記

金版大蔵経の発見:保存と破壊


426号 東方 の
連載  第19回 中国古版画散策(瀧本弘之)
で1933年に山西省趙城県の廣勝寺で「はん成法師」が発見した 金時代に彫版印刷された大蔵経のほぼい完全なセットのことが書いてありました。
  この金版大蔵経はトルファンなどでも少しでてますし、この山西から一部盗難され日本に流出したものもあるのかもしれませんが、天理図書館にも少数あるそうです。

>発見からまもなく国民党からの引き渡し要請があり、これを拒絶した後に日本から大金での購入打診があった。寺はこれも断るが、接収を恐れて隠すのに苦労した。そして最後は八路軍がこの経巻を炭坑の坑道などに陰徳して「日本人から守った」のである。その過程で少なからぬ部分が失われたり汚損したりした。

  なんかなあ、これは、「守った」というのかな。泥棒が書画を盗んで土に埋めて腐ってしまって消滅したというのは、

  中華民国初期に起こった、
   鐘元常の 薦季直表 模本 亡失事件
      http://reijiyamashina.sblo.jp/article/68484617.html
 でしたが、それよりは少しマシというくらいかな。


ところで、この

>日本から大金での購入打診

  至って紳士的じゃないの。日本軍は中国大陸で文化財を略奪したんじゃんかったのかね??
  まあ、他でも中国人蒐集家から大金で買う、という記録が多数残ってますからね。ちなみに大宅壮一さん初めジャーナリストたちの中には「十割引で買ってきた」人がいたそうです。ホントに当時から新聞記者は腐っていたんだね。

  まあ、日本に来ても第二次世界大戦中の空襲 原爆や、輸送船の沈没という問題もあったから、無事だったかどうかはわかりません。

>「金蔵」のうち4割程度が棒状にこびりついたりしてまったく読めないものであった。
 これは、八路軍のせいではないでしょう。正倉院文書にも蝋燭文書といわれる同様なものがあるから、発見当時からこの状態であったとおもわれますね。


posted by 山科玲児 at 09:38| Comment(0) | 日記

2016年08月05日

移民犯罪:大英博物館のそばで殺人傷害


ナイフ男、精神疾患あるソマリア系ノルウェー人
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160804-00050168-yom-int
このラッセル スクエアというのは大英博物館のすぐそば、昔のデヴィッドファウンデーションの建物があった、ロンドンの閑静で文化的な中心部です。当然観光客も多いところで、今回殺されたのは米国人60歳女性、重軽傷だったのは、イスラエル人、オーストラリア人、英国人と多彩で、観光客やロンドン大学関係の人もいたのではないか?  イスラエル人はテルアヴィヴからの短期旅行者でした。

つーか、ノルウェーがソマリア人移民を受けいれるのはともかく、そのなかで問題のある人物を英国に出すというのが、もうなんかね。

英国のEU離脱は正しかった。
posted by 山科玲児 at 10:28| Comment(0) | 日記

ボス展カタログを読む 6  スペインの蒐集はボス最盛期から

Bosch Prado 2016.JPG

  再三 あげる、ボス展のカタログの冒頭の、 プラド美術館の学芸員 Pilar Silva Marotoおばさんの論説には、啓発されることが多い。

 まず、スペインでのボス作品収集が  フェリペ二世の孤立した特異な趣味が中心でそれが周囲に影響したような論説が、従来しばしばみうけられたが、全くの間違いだった。

 Isabella of Aragon, Queen of Portugal(2 October 1470 – 23 August 1498)

 の遺産に ボスの絵が何点も入っていて、それがカトリック女王イサベルへと(途中に別人を介して)相続されているのである。

 このポルトガル女王 アラゴンのイサベルという人は、1470年に生まれ、1498年にお産の際に逝去されているから、ボスの同時代人である。世代的には一世代若いだけだ。このポルトガル女王という貴顕がボスの作品を収集していたというから、驚きである。

  フェリペ二世(1527-1598)とは生年で57年の差があり、当時の感覚では祖母か曾祖母の世代であろう。つまりそういう昔からスペインの王侯貴顕によって愛好されていた、という背景があった。その上でのフェリペ二世の蒐集につながるわけで唐突にでてきたわけではない。フェリペ二世はドイツのハプスブルグの出で、スペインと直接関係ないという反論もあろうが、実はオーストリアの田舎大名であったハプスブルグに富と文化を導入したのはポルトガル王女エレオノーレであり、その息子がハプスブルグ帝国を確立したマキシミリアンである。マキシミリアンの息子フィリップの嫁はこれまたスペイン王女フアナだから、ハプスブルグの女系はスペインが多いんだよな。

 一方、生前からこういう王侯貴顕の買い手注文があったからこそ、ボスは親戚の画家の10倍の税金を払う高額所得者でありえた。




posted by 山科玲児 at 10:06| Comment(0) | 日記

柳瀬尚紀 氏  逝去

英文の翻訳家 柳瀬尚紀が逝去された。

73歳で肺炎で逝去というのは、かなり短命な感じがする。

朝日新聞のサイトの訃報写真にでている写真はあまりにひどいので、NHKのほうをあげておく。

ジェームズ・ジョイスを翻訳 柳瀬尚紀さん死去

私が触れたのは(読んだとはいえないかも)、ルイスキャロルの作品(シルヴィーとブルーノ)、ジョイスの作品(フィネガンズ ウェイク)である。

  柳瀬尚紀さんの翻訳文は、英語の語呂合わせや冗談を日本語翻訳文に反映させようとする果敢なものであるが、その分、かなり無理がめだった。日本語として楽しく読める物になっていたかどうかという点では疑問があり、柳瀬尚紀 翻訳本からはその後遠ざかっていた。

 しかしながら、成功不成功はともかく、こういう試みについては敬意を払うものである。





タグ:柳瀬尚紀
posted by 山科玲児 at 09:03| Comment(0) | 日記

2016年08月04日

ボス展カタログを読む 5  快楽の園の下書き(続)

early delight EVE IRR compare.JPG

early delight IRR COLOR Compare.jpg



ボス展カタログから、快楽の園の赤外線レフレクトグラフィー写真と、カラー写真を対照してみます。
ほんとに概略しか描いていないんだな。
論説によると「水に溶かしたカーボン」(これ墨じゃないの)、と乾いたカーボン(木炭かな)
による下書きだそうです。
posted by 山科玲児 at 08:29| Comment(0) | 日記

2016年08月03日

ボス展のカタログを読む その4


  ボス展のカタログに、冒頭の プラド美術館の学芸員 Pilar Silva Marotoおばさんの論説にのっていた事実ですが、

逝去500年というおりに、かなりの数の絵画が修理されたようです。

そう長期間かけたわけではないようなので、クリーニングが中心ですかね。
冒頭の プラド美術館の学芸員 Pilar Silva Marotoおばさんの論説にのっていたので、
ここで、あげてみます。
実のところ、これを知っていたら、クリーニングしてどう変わったかな?と調べるんだった。
ボイマンスなどで観たものは、もうみたからパスという感じでさっとみただけなのは、失敗でした。

最近修理したものの一覧

・ The Adoration of the Magi Triptych
Madrid, Museo Nacional del Prado

・The Adoration of the Magi Triptych 
Jhonson Collecdtion, USA

・St, Wilgefortis Triptych  VENIce
alazzo Ducale, Venice

・ St Christopher
 Museum Boijmans Van Beuningen, Rotterdam


・The Temptations of Saint Anthony
 Museo del Prado

・ The Haywain Triptych
Madrid, Museo Nacional del Prado

・ The Haywain Triptych
ESCORIAL

・ Visions of  the  hereafter 4palels
Palazzo Ducale, Venice

・ Last Judgement triptych
  Brugge  Groeningmuseum

・The Ship of Fools
Musee du Louvre, Paris

・ Christ Carrying the Cross
 Monasterio de San Lorenzo, El Escorial
 Palacio Real, Madrid
・  Christ Carrying the Cross
/ the child  christ  playing
    Vienna Kunsthistorish

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2016年08月02日

有名作とそれ以外




thera mural fishernan2.jpg

昨日紹介した、
古代ギリシャ ─ 時空を超えた旅 ─
      http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1787
にでてる
 この裸の漁師の壁画
    http://www.tnm.jp/uploads/r_exhibition/exhibition/LIST_4687.jpg
は、とても有名です.
なにしろ,この種の壁画は
2016年05月22日
復元しすぎかも
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/175387547.html
で、指摘したように補修がとても多いのが普通なんです。
ところが、この漁師に限っては保存がいいんですね。本当かしら? まあ、他にも保存の良い壁画もないではないので、ホントでしょう。
実は、同様な漁師の絵があって、こっちは剥落が多いのですがほとんど紹介されないので、イメージにあげてみました。

ソース::SPYRIDON MARINATOS,  THERA VI colour plates and plans, 1974, Athens

下に残存部分だけを表示してみました。
thera mural fishernan2 resid.jpg
posted by 山科玲児 at 09:11| Comment(0) | 日記