2016年08月14日

ボスの周囲の有名人 その二 超低音

La Rue Ave Maria alamire.JPG


 ヒエロニムス=ボス(1450?--1516)と面識があったというか、同じ町でボスの最盛期に教会に歌手として働いていたのが、
ピエール ドラリュー
Pierre de la Rue (c.?1452 ? -- 20 November 1518)
1489-1492 に ヘルトーヘンボス勤務です。 まさに ボスが快楽の園や三賢王礼拝などを制作していたころじゃないですかね。
イメージはメーヘレン コアブックでたぶんラリューの「ミサ  アヴェ  マリア」です。この写本を作った人もまたかなり不思議の人 アラミレなんですが、それはまたあとで。
 このラリューは、大作曲家オケゲムの逝去の際の挽歌に、次の世代の作曲家 オケゲムの弟子筋として、ジョスカン、ブリュメル、ピエルション、コンペールと4人あげられているうちの一人ピエルションだとされています。
 晩年ハプスブルクに使えたのでハプスブルク関係の図書館に写本がまとめて残っていたせいか、この時代としてはかなり多くの曲が残っています。
このラリューの得意技は、「超低音」です。

 代表作とされるレクイエムも 音符をそのまま演奏するとバスがとても歌えない低さになるので、
現在 演奏するときは、大抵高く移調して演奏されます。
しかし、最近は歌手を選んで超低音で演奏する例もかなりでてきました。
これでやるとテノール、バリトン、バス、コントラバス みたいな組み合わせになります。
Youtubeでどうぞ、ただコンピュータやIPHONEのスピーカーによっては再生不可能だったりブルブル震えて変な振動共振を起こすことがあります。ヘッドフォンや少し高いイヤフォンのほうがいいかもしれません。
Pierre de La Rue ≪Missa pro fidelibus defunctis≫ (REQUIEM) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=r0XxREaz_JU&list=PLP0aRFKfzvyj8YnntCTw3Kd8e1VRRIi1E


  ジョスカン デプレの作品といわれていた曲ですが、最近はピエール ドラリューの作品だということになっている、
アブサロム フィリミ
もまた、超低音が必要になる曲です。
Absalon Fili Mi (Pierre de la Rue) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=ujBN9FfOKCg

  これは、前も言及した米国のEXTREME SINGINGという超低音を売り物にしたグループの演奏です。
 しかし、ピエール ドラリューは、よほどバスに自信があった、というより優秀なバス歌手だったのでしょう。確かイタリア人が「フランドルのオルガンのようなバス」と記述しています。
 ちなみに私もバスと高い声の二種の声です。喋るときは高い声になりがちですから、バスが裏声なんですかね。それも超低音まででるバスなので 上のアブサロム フィリミの超低音ぐらいならついていけました。

 なかなか、ボスの周りにも個性的な人がいたようです。

 
posted by 山科玲児 at 17:43| Comment(0) | 日記

十七帖の翁萬戈本と中村不折本

十七帖の翁萬戈本と中村不折本
http://reijibook.exblog.jp/24593991/

アップしました。

9月の雑誌「墨」は十七帖特集だそうで、なかなか面白そうです。

posted by 山科玲児 at 11:12| Comment(0) | 日記