2016年08月18日

ボス展 33万人越えた

プラドのボス展は
8月15日の時点で33万5000人の入場者があったようです。
(EL PAIS紙による)
これは若冲展44万6000人を超えるな。

ただ、若冲展は5週間弱で44万6000人だったのですし、プラドは8月中は夜間開館もしてるので、多少楽かも知れません。

posted by 山科玲児 at 09:10| Comment(0) | 日記

ボスの周囲の有名人 その3 楽譜写本とスパイ


alamire.JPG

 ボスの晩年1514年に アラミレ(1470??---1536 メーヘレン)
【Pierre Alamire (also Petrus Alamire; probable birth name Peter van den Hove】
という有名な楽譜写本制作者が楽譜写本をボスも所属していたヘルトーヘンボスの聖母マリア同心会に納品した記録が残っている。
 つまりアラミレが当時、ヘルトーヘンボスかその近くにいたことは間違いないだrとう。
 このアラミレという人は、数々の美麗な楽譜写本を制作したので有名で、原物も現在多数残っている。
上記イメージのようなCD

アラミレ写本 - フランドル和声の財産
http://ml.naxos.jp/album/8.554744
  まで発売されていた。

ところが、このアラミレ氏は晩年は、英国国王ヘンリー八世のスパイとして活動していたらしい。
楽譜写本制作者 しかもスパイ
Henry VIII, the choir book and Alamire the spy
http://www.bbc.com/news/uk-england-london-29693410

 フランスに逃亡?していた英国王位継承権をもつ人(Richard de la Pole 1480-1525)を監視するのが役割だったそうだ。この人はヨーク家の後裔で、確かに英国王の資格はあるんだよな。こういう人をフランス王が後援して、宿敵の英国に侵攻させるというのは、歴史上何度も起こっていることだから、そりゃスパイしたくなるだろう。メアリー=ステュアートの軟禁のあげく処刑というのもそういう背景がある。

 音楽家ってのは、王室など権力者のもとに近寄りやすいのでスパイとして有能だということもあるのだろう。
 時代は降るが、ヘンデルが英国に渡ったのは、ハーノヴァー家が英王室を継承しそうだったので、ロンドンのアン女王を見張るスパイとして送り込まれたという説が古くからあるぐらいである。

posted by 山科玲児 at 08:40| Comment(0) | 日記