2016年11月18日

高給がもらえるデモ


 米国では、「反トランプ」デモ参加者を高給で募集しているらしいです。
 時給15〜18ドル、ううん1600円〜2000円というとこかな。
   
なんでも、デモにいって3500ドル稼ぎましたという、ほんとか嘘かわからないツイターもあるようですね。
一応  大手メディアのABCニュースなんですが、ABCも選挙後はてのひらかえしですかね。
40万円かあ。。なんか魅力的なバイトですね。

日本でも、あるデモに日当がでているという噂もありましたが、なにもしないでいるだけ歩くだけの人と荒事をやる人では日当の差があるようですね。




posted by 山科玲児 at 07:54| Comment(0) | 日記

2016年11月17日

1986年のイタリア静物画展

ローディ イタリア美術展.JPG



花耀亭日記さん[Hartfordの画家]についての記述に触発されて、イタリア静物画のことを書いてみました。


  1986年8月〜9月に埼玉県立近代美術館で開催されたイタリア美術展では、カタログ(イメージ)にのっていない
カラヴァッジョ派/またはコピーの「ナシをむく少年」
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Michelangelo_Merisi_da_Caravaggio_-_Boy_Peeling_a_Fruit_-_WGA04073.jpg
が特別展示され、おまけにポスターにもなっているという妙なことがありました。
フラマリオン本 総カタログ(1967)では英国の個人所蔵(ロンドン SABIN COLLECTON)だったようですが当時はどうだったのかな? イタリアに戻っていたのかもしれません。あるいは、ほぼ同じ絵が2点以上あるのかもしれません。
 このときはカラヴァッジョ周辺の静物画というのが3点展示されておりました。
この展覧会は16世紀末〜18世紀の静物画が中心で、2001年〜2002年に東京・山形などを巡回した展覧会とは違いました。こちらでは20世紀のフォトリアリズムの静物画まででてましたからね。

 1986年の展覧会で刺激をうけたのは、イタリア独自の静物画の様式があるのか?という問題です。少なくともジョバンナ=ガルゾーニの羊皮紙にテンペラで描いた静物画の発見はうれしい収穫でした。その後、ピッティ宮で10点ぐらいまとめてみることができ、そのときはイタリア語のガルゾーニの画集 専門書を無理して買いました。
https://www.amazon.it/Giovanna-Garzoni-%C2%ABInsigne-miniatrice%C2%BB-Gerardo/dp/887142011X/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1479193544&sr=1-1&keywords=giovanna+garzoni

故ルイージ  サレルノLuigi Salerno (1924-1992) の
解説も、当時は難解なものでしたが、今読んでみると、専門的学殖を感じさせるもので、当時まじめに読んだ人は翻訳者のほかに何人いたのだろうか、とさえ思いました。作品解説にも1点1点注釈があり、巻末に参考文献がどっさりついてます。よく省略しないで印刷したものだ。この巡回展覧会は先行してドイツ ミュンヘンのアルテピナコテークで1984年11月〜1985年2月まで開催された格調高いものだったようです。

そして、
2001年に新宿でみた同じローディコレクションの展覧 当時のメモを加筆しておきますね。

イタリア静物画展
シルヴァーノ=ローディ コレクション
東京新宿の安田火災東郷青児美術館(〜5/26)でみました。私は、このコレクションを日本で観るのは2回目です。1986/9に北浦和の埼玉県立近代美術館で観ました。
埼玉で観たときは、オランダ静物画より甘い感じで、そう感心しなかったのですが、
羊皮紙にテンペラで描いた奇妙な静物が印象に残っていました。本展のNo。16 のイチヂクの絵です。これを観に出かけたようなものですが、おもわぬ収穫がありました。
個人コレクションですが、18世紀以前の古画では、有名な画家がほとんどいないので、かえって気持ちがいいと思います。個人コレクションとしては、堅実ないきかただと思いました。全体に軽い感じで、気楽に観れます。
カタログNo。11の「白磁の鉢と桃のある静物」が眼にとまりました。
女流画家フェデ=ガリッチア(1578ミラノ生ー1630?)の作品は3点展示されていますが、これが傑出しています。桃の重量感が感じられ、机の上の葡萄と杏?も良く、透かし彫りの白い鉢の描写も行き届いています。
白い鉢はたぶん白磁でなく白釉陶器でしょう。この時代では、白磁は中国日本韓国製しかなく、このような透かし彫りの鉢がヨーロッパの注文品として焼かれたという可能性はあまり考えにくいものですから。この絵はキャンバスではなく板に描かれています。
次にNo。16 の女流ジョバンナ=ガルゾーニ(1600ー1670)「皿に盛られたイチジク」です。羊皮紙にテンペラで描いたものですから、油絵とは肌合いがまったく違います。羊皮紙自体のクリーム色も背景に見え、全体に柔らかい感じがします。
イチジクの表面の色合いや亀裂が繊細な線とぼかし風の淡彩で表現され、好ましいものです。なによりも、このセンスはまったくイタリア的で、オランダ静物画とは隔絶しているところが、印象的でした。
この「羊皮紙にテンペラ」というのは、豪華な装飾写本の挿し絵を描くときの技術ですので、本の挿し絵を拡大したようなものですが、挿し絵以上のものになっています。
イタリアでは、「ガルゾーネ」というのは、画家の年少の徒弟のことをいう、侮蔑的な言い方のようですから、この名は、皮肉なあだ名かもしれません。
次にNo。29 のジョヴァン=バチスタ=ルオッポロ(1629ー1693)「魚と玉葱」です。これは普通の油絵ですが、迫真性という点ではこの展覧会で最高だと思いました。玉葱の皮の光沢と透明感、干魚のギラギラした光沢、干魚を縛った粗末な紐の質感など、おそるべき技量です。玉葱の根が少しありきたりな感じはしましたが、欠点の少ない佳作だと思います。
ルイスメレンデスの作品は、ダリのパンそっくりで、スペイン人ダリの技法はこのへんから来てるのかなあ?と思ったものです。
20世紀のもの、モランディなどもあったが、余り印象なし。
スーパーナチュラリズム/フォトリアリズムの絵が2点ありましたが、
17世紀の写実主義とは、まったく考え方が違うということは実感できました。

安田火災東郷青児美術館 イタリア静物画展−5/26 
新潟市美術館 イタリア静物画展6/2−7/22
函館美術館 イタリア静物画展7/29−9/9
(株)富山市民プラザ イタリア静物画展10/6−10/28

足利市立美術館  イタリア静物画展11/3−12/9
山形美術館  イタリア静物画展2002/4/5−5/6

posted by 山科玲児 at 08:05| Comment(2) | 日記

2016年11月16日

プラドのモナリザ




2012年02月02日に、
モナリザの良いコピーがプラド美術館で発見される
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/53414205.html

を書きましたし、2016年5月末には、プラドで実際に実見しました。結構きれいな絵だと思ったものです。

アインズワースのモナリザよりは良い感じでした。 ルーブルのものは大群衆に阻まれて近くで精査していません。遠くからみただけです。

ところで、これの赤外線写真をルーブルのものと比較したものがプラドのサイトであるようです。

 これでみると、プラドのほうが整っていて、ルーブルのほうはなんか変ですね。一面生々しいというか描き直しが多い感じがあります。プラドのほうは取り澄ましているような感じがありますが、そこがコピーという性格をつけられた所以なのかな。 
 肖像画の性格や伝世経路からいうと、これはモデルの夫人に納品したものじゃなかったかと思います。一方ルーブルのほうは レオナルドの手元においていたものであることはほぼ確かです。





posted by 山科玲児 at 08:25| Comment(0) | 日記

2016年11月15日

ニューヨーク モルガンでメムリンク企画展


  今やってます。これは、それほど大きな展覧会ではないと思いますが、祭壇画パーツを3箇所から集めるという企画です。両翼内側がモルガン図書館がもってますので、中央ピエタをイタリアから、外側をベルギーのブリュージュから借りてくるということ。この外側の受胎告知は綺麗ですね。ブリュージュで実見しました。
  モルガン図書館は、素描や装飾写本をたくさんもっているから、そういうものの展示が多くなるのかな。
    2016年9月2日〜 2017年1月8日
  寒いしホテル高いし、まあ行けません。

Hans Memling: Portraiture, Piety, and a Reunited Altarpiece
http://www.themorgan.org/exhibitions/hans-memling

posted by 山科玲児 at 06:41| Comment(0) | 日記

2016年11月14日

行かなったクリヴェッリ展


  昨年の秋から今年の1月25日まで、ボストンのイザベラ=ガードナー美術館で
カルロ=クリヴェッリの企画展が開催されていたようだ。
Ornament and Illusion: Carlo Crivelli of Venice - Isabella Stewart Gardner Museum
    http://crivelli.gardnermuseum.org/
   2015年10月22日〜2016年1月25日


  クリベッリというので食指がうごいたが、、2016年のボス展情報収集に気をとられて、行かなかった。  
     もしいっていたら、私としては初めてのアメリカ行きなので、ニューヨークの高額のホテル代のこともあるだろうし、色々問題がおき、プラドのボス展行きにもさしさわりがでたかもしれない。 それに、当時、ボストンはかなりの厳冬ではなかったか? 寒さに弱い私には、マドリードのほうが良かったと思う。

  まあ、次を期待しよう。

  この展覧では、聖ゲオルギウス祭壇画のパーツを世界中から集めてきて復元するなど、意欲的な展覧会だったようだ。


posted by 山科玲児 at 19:47| Comment(0) | 日記

120万再生突破




2016年11月08日 手の込んだCM
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/177595162.html
で、紹介した
資生堂 CM  魔法のピタゴラメーク
https://youtu.be/UzqSFUehdoU
 は、129万再生突破しました。


レナウン「まりの・るうにい」 - YouTube

原田知世 - くちなしの丘 PV - YouTube
も、推薦しておきますね。
 原田知世のは、200万再生超えていますが、2007年からですからね。

posted by 山科玲児 at 06:50| Comment(0) | 日記

2016年11月13日

ロンドンOCS展覧会

OCS Barlaw.jpg

  ロンドンのOriental Ceramic Societyは長い歴史を誇るアジア陶磁器愛好クラブで、会員同士が所蔵品をもちよって行う展覧会はレベルが高く、その展覧会の際に高台裏に貼られるシールもまた尊重されています。

  イメージは、1936ー37のTransaction of Oriental Ceramic Society プレプリのリプリント表紙です。Sir Barlowが書いています。

  ところが、オリエンテーションズで紹介された今回の展覧(11月3日〜9日)のみどころには、写真やイメージで観る限り、どうも感心しないものが多かった。
  まあ、釉裏紅の梅瓶はまともなものだろうし、青花小菊模様の扁壷はよさそうだが、なんか変なものが紹介されていて、どうなのかなあ? オリエンテーションで記事を書いていたRegina Krahlさんは貿易陶磁にはエキスパートだったはずだが、、他の種類の中国古陶磁に詳しいとはききません。

 更に気になるのは、会場がオークション会社サザビーズの提供によるものであることです。もともとプライベートな展覧会なので中立性についていろいろいうのは筋違いなんですが、オークション会社の後援でやるというのはどうなんですかね。
  なんとなく英国の収集家の凋落ということを、感じるところがあります。


posted by 山科玲児 at 10:11| Comment(0) | 日記

ポルトガルの珍陀の酒


ポルトガルのごはんとおつまみ.JPG



ポルトガルのごはんとおつまみ 馬田 草織
http://www.amazon.co.jp/dp/4479920862
は、楽しい料理書ですが、その中にあったコラムに貴重な示唆を見つけました。

  十六世紀にワインが日本に最初に入ったらしい(奈良時代に唐から入らなかったとはいえないかも??)のですが、それは、ポートワインやマデイラのようにアルコール強化した「加工ワイン」で、今現在、我々が普通飲んでいる赤ワインとは違うものだっただろうということです。

  当時のワインは、「珍陀」の酒 と呼ばれていましたが、ポルトガル語 スペイン語由来です。

>ポルトガルワインはポルトガル語で赤ワインを意味するTinto(ティント)から「珍陀(ちんた)」と呼ばれ、戦国時代の武将も珍重したと

 その理由は、現在の普通のワインでは、インド洋の熱帯性気候での長期航海には耐えられず腐敗して酢になってしまうだろう、ということです。当時の文献からも、こういうアルコールを強化したワインが航海用に使われたらしい痕跡があるそうです。
 そういや、カリブ海で強いラム酒が海賊の専用のようになったのも、なにも海賊だからということだけでなく、保存の問題があったのかも知れませんね。買って船底に入れていたら腐敗してしまったんじゃ話にならないからね。

 この「珍陀の酒」 という言葉は、北原白秋の  邪宗門、にも出てきていますから、知っている人は多いかも知れませんね。この言葉から当時輸入されたワインは赤ワインであったこともわかります。

posted by 山科玲児 at 09:19| Comment(0) | 日記

2016年11月12日

冷泉家の古伊万里


 実は、もう終わってしまった展示なんで、恐縮だが、印象深かったので書いておく。

九州国立博物館の常設展フロアで、古伊万里の企画展をやっていた。

九州国立博物館 |
文化交流展示情報 トピック展示:有田焼創業400年記念 古伊万里 - 旧家の暮らしを彩った器


 ここは、古伊万里のお膝元に近いし、田中丸コレクションの寄託もあるので、そういうものかと思ったら、ひと味違っていた。まず最初に、京都冷泉家所蔵使用の古伊万里が並ぶ。菊のご紋章が入った注文品献上品であり、なかなか繊細で優れたものだが、鍋島とは違うし、いわゆる古伊万里とも感じが違う。
 この冷泉家のコーナーが一番印象深かった。
 ほかは大名家伝世のもの、鍋島などがあり、なかなかよい展覧だった。おもしろいのは普段出展示しているものはほとんどなくレンタルしてきたもの中心で構成している意欲的展示であったことだ。
posted by 山科玲児 at 07:25| Comment(0) | 日記

論客たちはトランプ勝利を考えもしなかった


  日本のマスコミは米国大統領選挙について、盲目同然であることを今回は暴露した。 が、ネットでも発言している、一面では有能な評論家・論客たちですら、ほとんど間違えていた。

例えば、
11月8日以前10月29日以降に制作された
https://www.youtube.com/watch?v=X7WQoIgyVZ0
という討論会をみてみよう。
  この動画では、藤井厳喜氏だけがトランプはかならずしも劣勢でないし、クリントンが犯罪者であるだけでなくチャイナマネーに汚染され日本に害をなす大統領になると訴えている。 ところが他の5人、上念司(経済評論家)、長谷川洋(評論家),井上和彦(軍事漫談家)、スエノブ某(不明)、原 某は、すべてクリントンが勝つと言い張って止まない。根拠とする背景・経験・情報の量と質に大きな差があるように思う。

  彼らは、アメリカのマスコミが麻生政権末期の日本のマスコミよりひどい総掛かりのトランプ叩きをやっているということに気がつかなかったのかもしれない。ここで出席した5人は皆、麻生政権のときのマスコミの狂態を経験していたはずだから覚えているはずだ。それでも、藤井氏をのぞく5人には米国のマスコミへのなんとなくの信頼感があって、まさか中国共産党なみ北朝鮮なみのプロパガンタをやってるとは思わなかったのかもしれない。このなんとなくある欧米崇拝、まさか日本のマスコミよりひどくはないだろうという思いこみが、見誤らせたのかもしれない。やはり、洗脳やプロパガンタというのは恐ろしいもので「クリントンが勝つ」というプロパガンタの結果としてクリントンが勝った(あるいは、圧倒的な支持率を得たようにみえた)としたら、「クリントンは勝つ」は正しかったということになり、ますます信念が自己増殖的に強化されていくのである。

 投票日前、1週間ぐらいのこれらの評論家の報道動画は聞くに耐えないもので、私は最初から聞いていない。
  私は、米国マスコミの報道が常軌を逸してきたころから、あれ! これはおかしいと思い、5分5分なんだろうなあ、ただバカな有権者も多いから残念ながらクリントンか、と思っていた。米国の民度がそれほど低くなかったことを、今回痛感し、また感謝したい。また、米国のマスコミがここまで低劣になれるということでは、 従来の報道も洗い直しがいるだろう。特にウクライナとかISとかシリアの化学兵器疑惑の報道は怪しい、と思ったものである。



posted by 山科玲児 at 06:57| Comment(0) | 日記