2016年11月05日

武氏画像石未刻題銘

武梁 題簽 本から書跡名品叢刊ss.jpg


  画像石として有名な山東省の武氏画像石には文字を刻していない空白の題箋が少なくない(イメージ)。これは墨書彩書されていた文字が剥落消滅してしまった結果だろう。画像石全体が祠堂部分については彩色されていたと仮定したい。


 
@望都漢墓では、壁画に題字墨書をした例があるし、この墓の天井部には、レンガに白い顔料で30cm前後の大字を書いてある。

A祠堂内は狭くて暗い、ここに細字を刻してもなかなか見えないだろう。彩色や金銀などが文字に埋められたのではないか。

B墨書彩書されてあれば、文字が刻されているかどうかは、細字の場合は、見かけ上判断しにくく、納品時にごまかすことは可能である。

C画像石上に彩色した発掘例も 山西離石石盤漢墓彩色画像石〔1997年 山西省離石、石盤村出土。石が2字重なるので誤植のようにみえる)   陝西省神木大保東漢墓 など少数ながらあるので、画像石が彩色されていたことはほぼ間違いないようだ。




posted by 山科玲児 at 06:06| Comment(0) | 日記