2017年01月31日

三グループの空母打撃群

  どうも、今西太平洋 南シナ海には三つの空母 つまり空母打撃群艦隊が集まりつつあるようですね。

第七艦隊のロナルド レーガン ま、これはもともとこのあたりの受け持ちです。
今、横須賀でメンテナンス中なんで代わりの空母がでてきたという話もあります。

しかし

もともとインド洋担当の第三艦隊 空母ステネスも西太平洋に来てるそうです。
少なくとも来てたことは確か。

更に一月初めにはカリフォルニアから  空母 カールヴィンソンも出航し、西太平洋へ向かっておりますね。

3つが集まる、、
これは、かなり異常な状態です。

英語サイトでは報道されてますが、日本では報道されてますか?? 


posted by 山科玲児 at 08:56| Comment(0) | 日記

最初の美術商


 ちょっと他のことで 古美術 1963年第2号を読み返していたとき、
  史上最初の美術商人--ジョヴァンニ・バッティスタ・デッラ・パッラ  (著者 三輪 福松)
という記事が眼に入った。この人はヴァザーリにでていて、ミケランジェロと関係のあった人らしいが、現在はwikipediaにすら記述がなく、英語ネットにすらなく、イタリア語の伝記人名録サイトに記述があるだけである。
  拾いものかもしれないので 注意をしておく。

 この人はフランス王の美術蒐集の代理人のような商売をしていたようだ。こういう代理人商売は20世紀前半ぐらいまで、西欧とくにイタリアでは多くてXXはボストン美術館の代理人とかいうような商人が多かったようである。
  フランス派だったので、最後には逮捕され殺されたそうだ。このころのメジチ派=皇帝派であったグィッチャルディーニ の断章集などを読むと双方の言い分がわかるような感じもする。

  東洋でも美術商というのは、古くからあったはずだが、他の職業との兼業が多かったようである。
中国では項元ベンのように質屋というのが定番のようだ。明末清初の呉其貞は専業の美術商にみえる。

  日本では表装屋(経師屋)がやっていたようで、記録的には中国より古い。保延六年十月二十二日(ACE1140)藤原定信のところに経師の妻が小野道風の書と藤原行成の書を売りに来たというはっきりした記録がある。どちらかというと、この「経師の妻」が記録に残る最初の美術商かもしれませんね。

 古代のローマ帝国時代にも「美術商」というのはあったと思うのだが、未だ記録を読んでいない。


posted by 山科玲児 at 08:30| Comment(0) | 日記

2017年01月30日

【復活】続編もでた:鑑定団 曜変天目問題 動画


こちらで復活したようです
続・「なんでも鑑定団」曜変天目は偽物ではないのか 長江惣吉
https://www.youtube.com/watch?v=T9lntua_8uk
posted by 山科玲児 at 09:55| Comment(0) | 日記

偽物と絵のない絵画史

宣和画譜  王維 part.jpg

偽物?なんでも鑑定団 曜変天目茶碗 長江惣吉
https://www.youtube.com/watch?v=Alv5U05Trng
で問題になった曜変天目は、「シェパードをだしてポメラニアンだと鑑定」したような馬鹿げたことであって、なぜこういうことが起こるのかわからない。ただ、この場合は実物がまだ三個+割れたもの一個があるわけで、ある意味わかりやすい。この件で、鑑定団を擁護している人は骨董には近づかないほうがいいだろう。

しかし、中国絵画史研究自体の歴史を省みるとあることを思いつく。
実物がないのに絵画の歴史を語ったために偽物が際限なく生産されたという現実である。
実物がないのだから、比較しようがないし相当古い時代に作った偽物なら偽物なりに価値があるとかわけがわからないことになっている。それでもまだ忠実なコピー模倣品なら原作の画風なりとも推測することができるので良い資料になるし珍重されて当然だ。例えば鳥獣人物戯画の古い模写本は失われた部分を考え、現状がどういう経過を辿ったものなのかに光をあてる貴重な資料になる。

ところが、もっとひどいケースが中国絵画には多い、今回の曜変天目に似た事情であるが、「縁もゆかりもない絵画に、有名画家のサインをいれたり勝手に有名画家の作品だと鑑定して高価にする」というのが頻繁に行われた。なにしろ実物がないのだから証拠がない。ピカソの絵にレオナルドダヴィンチとサインをいれたりレオナルドダヴィンチと鑑定するようなもので、レオナルドダヴィンチの絵が全て消滅し図版もコピーもなくなった状態で、そういうのが横行するとレオナルドダヴィンチの画風自体がわからなくなってしまう。
「レオナルドダヴィンチ」という名前だけが文献で残った場合にはありえるのだ。

 
それは、
「文を望んで義を生じる」というもので、「本に書いてあるものは存在するはずだ」という根拠のない確信である。戦前までの中国絵画史が「絵のない絵画史」「文献だけの絵画史」になってしまったのは、ありもしない唐宋の絵画を至上のものとして、一応、実物のある明清の絵画を低くみたことが原因である。
イメージの宣和画譜の王維(唐時代の詩人画家)の項目をみれば、11世紀の徽宗皇帝のコレクションには118点もあるんだから、1点ぐらいは残っているだろう、オレの手元に売りに来るかもしれない。と妄想を働かせるのである。更にこういう本に載っている題名をつけた絵画をそっくり偽作するということが行われた。つまり、絵画から本ではなく、本から絵画をつくるのである。

このようなものの例として、
唐 王維画  雪景 39x31cm  唐宋元明集繪に収録
http://painting.npm.gov.tw/Painting_Page.aspx?dep=P&PaintingId=15090
がある。どうみても17世紀以降の作品で画風も唐画の模写ではないが、「王維」と鑑定されている。

 

 ルネサンス期には、消えて亡くなった古代ギリシャ絵画の名作を再現しようとして、文字資料文献だけを頼りにボッテチェルリやティティアーノが制作した作品がある。洋の東西を問わずこういう傾向はあるようだ。

posted by 山科玲児 at 09:45| Comment(0) | 日記

2017年01月29日

在沖縄米軍の台湾移転


 これは、提言であり論文であって、トランプ政府の意見ではないが、米軍削減に熱心な沖縄県知事などには朗報であろう。喜びと支持の表明を沖縄県知事はやるべきですね。
 トランプに近い人物の発言である。

最低でも県外、どころか国外なんですからね。


在沖縄米軍の台湾移転を」 ジョン・ボルトン元米国連大使が提言

「一部」といってるから、全部じゃないだろうが10%なのか90%なのかはわからない。

ところで、台湾は金門島や馬祖諸島も支配下においてるよね。

 金門なんてアモイのすぐわきである。ここにTHAADのフェーズドアレイレーダーを置くことをお薦めします。中国の南半分は完全に監視下におくことができますからね。馬祖はどうだか、電源などに不安がありそうですね。

   ずっと「国交断絶」していたキューバの永久租借グアンタナモ基地だって、ずーーと使い続けてきた米軍ですよ。台湾と正式国交がないなんて気にしないでしょう。しかし、このグアンタナモ基地の国際外交での立ち位置ってすごく危ういはずなのに、よくまあ何十年も使い続けていたよなあ。。感心します。まあ米軍のセンスってこんな感じだよな。


 


posted by 山科玲児 at 19:57| Comment(0) | 日記

フランス革命の破壊

BruggeMapSS.jpgBrugge Map now.JPG
ブリュージュ市立美術館(グロエニング美術館)の一番の偉観は、
ヤン  ファンアイクの「ファンデルパーレの聖母」
https://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Madonna_with_Canon_van_der_Paele
 だろう。これだけの大きさのファンアイクはゲントの祭壇画以外にあるだろうか。しかも保存もまあまあ良い。
  この絵画がもとあったのがシント ドナチアン教会である。ところが現在の地図をみてもドナチアン教会はない。フランス革命軍による教会破壊によってあとかたもなく破壊されたのだ。この教会はブリュージュの中心広場に面していた、古地図によると上イメージのようなものだったらしい。
そして、現在は広場の一部になっている。
現在の写真 地図と比較してみればわかる。
 メムリンクの墓を探してシント ヒーリス教会にいったときも、フランス革命による破壊という話をお寺の人から聞いたものだが、一見、中世の趣をとどめたこの町でさえこうなのだから、フランス人同士の殺し合い・大虐殺が起こり徹底破壊されたリヨンなどはどうだったのだろうか。。


Brugge Air.jpg
posted by 山科玲児 at 12:43| Comment(0) | 日記

続編もでた:鑑定団 曜変天目問題 動画



続・「なんでも鑑定団」曜変天目は偽物ではないのか 長江惣吉
ここでは、

・テレビ東京の頑なな対応
・「供御」文字の問題

が議論されています。
・テレビ東京の頑なな対応は、おかしすぎていて、これは中島誠之助やディレクターの問題じゃなく、もっと上層部が関わった話なんだろうという当方の推測を裏付けていますね。中島誠之助のミスなら昔もあって、結構まともに対応していたこともあったようです。「鑑定団  鼠志野」で検索すると正式文書のイメージこみで経緯がでてきます。 というか謝罪なり左遷するなりして終わりにできたはずです。共同通信だけでなくロイターにまでニュースとして流していたとは驚きました。

・「供御」については、建窯の陶片にはある文字のようです。学者の間でも議論されていて、まだよくわかっていないものみたいですね。河北省の定窯の陶磁器・陶片に希にある「官」字なんかも同様の謎です。鑑定団の解説はウソ800ですけどね。ただ、日本伝世の中国陶磁器、中国などに伝世している有名陶磁器では「供御」がある陶磁器は天目だけでなく、他の中国陶磁でも、私もみたことがない/知らない、わけで陶片にだけ発見されているという不思議なものです。
それだけに、「『供御』がある完品なら現代作のしるし」というのは納得できます。

【追加】2017年1月29日10:54現在では動画がアクセスできなくなっているようです。
修正中なのか、テレビ東京による異議申し立てなのか、クレーマーの異議による削除なのかはわかりません。本当にテレビは、言論弾圧が多いですね。
【復活】
こちらで復活したようです。単なる修正中だったようで一安心

posted by 山科玲児 at 07:25| Comment(0) | 日記

2017年01月28日

諺も変わっていく

老子 千里の道.JPG

「地獄への道は善意でしきつめられている」(マルクス←ジョンソン←聖ベルナール)
に関する話のついでに、諺や名言のことを少し書いてみる。

「千里の道も一歩から」という諺がある。これは「困難な大きな仕事も、小さいことを積み上げてなしとげられる」という積極的な意味で使われることが多い。この語源はたぶん老子道徳経(上イメージ)であろうが、「一抱えもある樹もひこばえから生じ、九重のピラミッドも土塊ひとつを積むことから建設がはじまり、千里の道も足下から始まる」この道徳経での意味は実は反対である。災いはごく小さな原因から始まるので小さなことだからといって無視してはならない、芽のうちに摘まなければいけないという例えである。「アリの一穴」「治において乱を忘れず」のような文脈で、現在日本で使われている意味とは全く異なっている。

  諺そのものは同じでも意味が違っているのだ。どちらの解釈も悪くはないが私は現代の解釈のほうが少しよいと感じる。

  これほど極端に違ってはいないが、次の例も多少地滑りをおこしている。
「ことごとく書を信じれば、書なきにしかず」(孟子 尽心篇 下イメージ)
  これは原典では、孟子は書経(尚書)のことを言っているわけで書物全般を言っているわけではない。孟子は周の武王が殷の紂王を攻め滅ぼした戦争を仁義の戦いと理想化したので、殷の軍隊は周に従った(寝返った)と主張したかった。だから「血の海に杵が浮かぶような激戦になった」という書経の記述などデタラメだと言いたかった。だから「書経を丸呑みで全て信じるなら書経などないほうがいい」と言ったわけである。
 現代では書が書物一般に拡大解釈されていて、「書物を盲信するのはよくない、批判的に読まなければいけない」という意味で使われることが多い。これは「反対」とはいえないが、かなり拡大解釈になっている。
 ただ、この拡大解釈の方がずっと人間の真実に迫っているようなので結構気に入っている名言だ。当初の孟子のかなり身勝手なこじつけより後世の集合知のほうが優れていたようだ。

 もう絶版だが変わった本が多かった現代教養文庫に「日本のことわざ」という本があった(イメージ)。ここで取り上げられた諺には、上記のような二〇〇〇年以上前のものは少なく江戸時代の地口や芝居などからでたものが多いようである。

最後に西洋というかビザンチンから、皮肉な名言を一つ
「淫蕩に傾くものは心が広く仁慈に富んでいる。純潔に傾くものはそうでない。」
    聖ヨハネス・クリュソストモス(西暦4世紀末の人)


孟子 尽心IMG_2394.JPG  日本のことわざ.jpg
posted by 山科玲児 at 16:17| Comment(0) | 日記

東芝は米国の詐欺にやられた


  東芝の惨状をみていると、日本の有名企業のトップが、未だにグローバル化の幻想に惑わされて会社を潰しているのか、と暗然とする。

東芝、原発企業買収がもたらした損失いまだ確定せず

 これって、ウェスティングハウス社が借金だらけの会社:CB&Iストーン&ウェブスター社を買収し、その借金7000億円が東芝にかかってきたということでしょ。東芝の監督責任は免れないとしても、直接にはウェスティングハウスが犯人である。詐欺・背任案件として訴訟になるのが当然の案件だ。米国企業の借金を日本に押しつけたというトンデモ案件でしょ。 もっともウェスティングハウスの役員や責任者が東芝の幹部をかねていたらどうなのかな。

東芝の「赤字隠し」とかマスコミは騒いでいたが「誤報」に近い。マスコミは米国様にはひれ伏しているので、東芝だけを責め立てているのは異様だ。

安宅産業が、米国の石油開発に投資して倒産した古い先例を憶えている人はいないのか?と思った。

米国企業の詐欺的M/Aに、何度騙されたら気がすむのだろうか???  韓国系企業のソフトバンクが米国企業スプリントを買収して苦境になっている例も近年にはあった。その点ではリーマン・ブラザーズの一部を引き受けた野村證券は意外にうまくやっているな。少なくとも致命傷は負っていないから。


posted by 山科玲児 at 06:00| Comment(0) | 日記

2017年01月27日

英語版もでた


偽物?なんでも鑑定団 曜変天目茶碗 長江惣吉 の英語版動画がでました

長江氏はあのことが共同通信によって、世界に配信されたのは恥ずかしいと言ってましたから、
その対抗策なんでしょうね。首尾一貫した立派な態度です。

ところで、この動画で役に立つのは陶磁用語の英語がわかることです。
英語で窯とか釉薬とかどういうか知ってますか?
実のところ古い便利な用語集もあって古美術商はよく使っています。
Haward Hansford,  A Glossary  of Chinese Art and Archeology, 1954,  2nd ed. 1972
ただ、ウエイド式のローマニゼーションなので問題があるんですよねえ。

日本語版はこっちです。
偽物?なんでも鑑定団 曜変天目茶碗 長江惣吉
posted by 山科玲児 at 19:37| Comment(0) | 日記