2017年01月20日

ペーテルスと中国陶磁


peeters Russia.JPG



      ロシア個人所蔵のクララ  ペーテルス静物画のなかに中国陶磁の染め付け杯(イメージ)がある。豪華な金属の台座がつけてあるから相当尊重されたものらしい。実はこの染め付け杯の年代がちょっとカタログでは問題になっていた。こういう様式の陶磁器は「天啓年間の様式であり、そうすると1620年以降に欧州にきたものということになり、推定年代とはあわない。」この絵の真贋問題にも発展する。「 しかし万暦でもいいんじゃないか?そうすれば問題ないし、、」 という苦しい議論になっていた。

  中国陶磁を長年みてきたものとしたら、景徳鎮の官窯はともかく、輸出品の民間窯の様式変化は10年単位で測れるとはちょっと思えないし、天啓って6年ぐらいしかないのだからそれに無理にあてるのもね。という感じである。
 確かに丸窓の山水のような感じは天啓というかむしろ古染付けという感じであるから、そうなるとさらに時代が下って崇禎〜康煕ぐらいになってしまう。すると完全に真贋問題になってしまう。

  ただ、、こういう丸窓のような染め付け、周囲の幾何学模様をみると、これは透かし彫りか浮き彫りのようで、おそらくデヴィッドファウンデーションでみた万暦のこういうもの(下イメージ)に近いものではないか?
 そうすると万暦でもよいのかもしれない。また同様のものは エドワード=チューの売り立て図録にもある。ただ、こっちは年代が不明。

 この小さな杯がなぜか異常に金銀器や宝石なみに立派な台にセットされているのはなぜか?? 他の青花磁器なんかはオリーブや果物なんかいれられて結構使われているよね、なぜこれが豪華な台に祭り上げられているのか。、、
 その謎の回答は、おそらくこれがデヴィッドのもののような細かい透かし彫りか、いわゆる「蛍手」であって、非常に珍しい超絶技巧の珍品だとみなされたからではないか??

写真は、当方が撮影した。
明 万暦 David Foundation.jpg

posted by 山科玲児 at 09:44| Comment(0) | 日記

東芝とヒラリー=クリントン

   東芝の問題が米国ウェスティングハウス社の無理な買収暴走と巨額損失が原因であることは明白である。

  福島原発事故以後の原発逆風で、原発事業が悪くなったのはわかるが、5年後の今、急に変なことがでているのはなぜだろうか?

 ひょっとしたら、ヒラリー=クリントンが敗退したことと関係があるかもしれない。

 というのはクリントンは2012年のチェコの原発について、ウェスティングハウス社を押してチェコ政府にロビーして成功しているからである。当然  東芝=ウェスティングハウスは莫大な寄付をクリントン財団にしただろう。

また、インド=米国  原発協定でも クリントンが動き、このときもインド、東芝ともクリントン財団に寄付しているだろう。この記事では、シン首相自身がクリントン財団のドナー(寄付者)と明記されている。

原発事業は政治マターなので、どうしてもロビーで有力者を動かす必要がある。有力政治家とのコネは避けられない。ウェスティングハウスはクリントンと一緒に暴走・沈没したということかもしれない。


posted by 山科玲児 at 09:18| Comment(0) | 日記