2017年01月26日

鑑定団 曜変天目の仕掛け人の肖像


  2016年12月に放送された鑑定団で、曜変天目という誤った鑑定をしたことは、普通なら、「ヴァラエティ ショーのジョーク」「またか、どうしようもないな」で終わり、専門家は皆無視し、正月が明けたら関係者は皆忘れて終わっていたはずである。そうならなかったのは、事前に「国宝級」「鑑定団始まって以来の大発見」と、あおり立てた上に、共同通信が配信し事後に日経産経が記事にしたからである。マスコミの無能さは深い。

  この奇妙な事件はだれが演出したんだろう。中島誠之助でないことは明らかだ。もし中島ならもっとそれらしい陶磁器をもってくるだろう。いくらなんでもあんなひどい天目茶碗をもってくるはずはない。100万歩譲っても高台裏の「供御」の文字は削って古色付けするだろう。あれはムチャクチャだ。それに中島には計画するメリットはない。むしろ強要された被害者ではないか。

仕掛け人の肖像として想像できるのは、

・骨董古美術界に、最近1、2年程度で急に頭を突っ込んだ人。
・安直な本を読んだり、怪しい3流骨董屋にチヤホヤされている人
・高収入がある人
・日本の歴史に、知識と関心がある人(三好氏とは上手いところをついている)
・共同通信にルートがある人
・TV東京の該当番組の視聴率を上げる必要がある人
・ディレクターを動かせる人、またはディレクター自身

  そうなると、ディレクターではないだろう。長くこの番組の制作担当をしていれば、いくらなんでも多少なりとも耳学問がつくものであるし、あやしいものでも番組ではうまくすりぬけさせスキャンダルにならないようにするコツは会得しているはずだ。今回のような失態にはならない。

  たぶん、電通・博報堂などの広告代理店の人で、最近、テレビ東京担当になった人だろうと推理している。あるいはディレクターより上のテレビ東京の幹部か? 勿論、助手役助言役としてハタ師の骨董屋がついているのだろう。東京だけでなく地方へ飛び回ることに慣れた人の面影が見え隠れしているから。



 
posted by 山科玲児 at 06:24| Comment(0) | 日記