2017年02月11日

火災前の法輪寺の三重塔

法輪寺 遠景.JPG


  奈良  斑鳩の法輪寺の三重塔は、1944年に落雷のため全焼しました。
 全く痛恨の事件でしたが、現在 再建され、また飛鳥時代〜奈良時代の変わった仏像を収蔵されていることは幸いなことです。

 1949年に焼けた法隆寺金堂壁画については、
 法隆寺金堂壁画ギャラリー
   http://reijiyamashina.sakura.ne.jp/horyujif/horyujij.html
 を作っておきました。

 法隆寺金堂壁画と同様に失われた文化財については、古い写真資料は大事だと思うので、
残っている写真資料をWikimedia に投稿しておきました。
     https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Pagoda_Horinji_Ikaruga_Detail_fefore_Fire.jpg
  https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Pagoda_Horinji_Ikaruga_before_FIRE.jpg

イメージは1931年以前の当時の遠景写真です。


posted by 山科玲児 at 11:54| Comment(0) | 日記

マッドドッグをよろしく


  ドナルド=トランプ大統領は、安倍晋三総理に電話で「マッドドッグをよろしく、彼のことは信頼しているので」と言ったそうだ。このマッドドッグてのはジェームズ=マティス国防長官のことである。

  このマティス国防長官は負け知らずの智将猛将で、マッドドッグというあだ名で怖れられている人だが
ウォリアー=モンク Worrior Monk(戦う修道士)というあだ名もある。
独身で結婚歴がなく、読書家で教養が深いという別の一面があるからだろう。

>戦史研究にいそしみ、蔵書は7000冊。古代ギリシャのスパルタ人、ローマ帝国の皇帝や哲学者、日本の侍、米国の先住民などあらゆる戦いを研究している

>日本滞在中、マティス氏が「明王朝」の時代にさかのぼって対中観を披露し、中国への疑念を明かしたことだ。こんな趣旨の発言をしたという。いまの中国は明王朝の冊封体制を復活させようとしているかのようだ

  ううん「明王朝の冊封体制を復活させようとしているかのようだ」というのは、ばりばりの海兵隊大将の軍人の言葉としては、かなり特異というか、「畏るべし」という感じがする。
   いわゆるシノロジストの言葉ならともかくパットン将軍に比肩する軍人からでる言葉としては異色だ。

 
   このWorrior Monkという言葉を聞いたとき、すぐ思い出したのは「軍神マルスの寵をうける修道院長エーブル」だ。これはACB886年にデーン人(ノルマン人)にパリが囲まれたときの防衛戦で活躍した指導者の一人である司教ゴズランを初めとして当時の軍事指導者には僧職の人が多い。その記録はこの戦いを直にみていた修道士アボンのラテン語の詩があるから確実である。
   Abbon  Siege de Paris par les Normands
     http://remacle.org/bloodwolf/historiens/abbon/paris.htm

   ただ、良く考えたら、十字軍時代のテンプル騎士団も騎士修道会で、構成員は修道士であったわけでそういう「戦う修道士」という存在は西欧社会では中世ではゴロゴロいたわけだから、おかしなイメージではないのかもしれない。日本の僧兵もそうかな。武蔵坊弁慶とか。

  マティス国防長官は、来日時には「紳士」「騎士団長」のような優雅な振る舞いで通していたようである。
  ただ、ちょっと心配なのは、
 「淫蕩に傾くものは心が広く仁慈に富んでいる。純潔に傾くものはそうでない。」
    聖ヨハネス・クリュソストモス(西暦4世紀末の人)
ということかな。


posted by 山科玲児 at 09:54| Comment(2) | 日記