2017年03月24日

中国の拓本バブル と外貨

ライ子侯刻石.JPG


  数年前までは、拓本の価格は、陶磁器や書画ほどは、価格が高騰していなかったと思っておりました。
 2011年04月16日には、次のような記事を書きました。
  中国では拓本はバブル値ではなさそうだ
   http://reijiyamashina.sblo.jp/article/44330611.html

  ところが、昨年は、かなり 高額落札のオークションがあったようです。
  昨年の最高額は なんと「新」時代の、「ライ子侯刻石」の「初拓本」と称するものです(イメージは別の拓本です)。

広東崇正拍売有限公司2016年春 六月13日
ライ子侯刻石  初拓本
2070万元
沈均初、康生、郭沫若の題跋、、趙之謙、胡震、沈均初、徐森玉、康生、郭沫若などの名家の収蔵
  日本円で、二億八千万円ぐらいですね。なんかすごいなあ。イメージは題跋なしの、相対的に新しい拓本です。


北京  嘉徳  2016年 秋 11月13日
周毛公鼎六名家題跋本
1138.5万元
  日本円で、一億五千万円ぐらいですね。これも題跋ないと1/10以下なんだそうですが、それでも結構高いな。

  ただ、中国国内でバブル価格でも、中国で売ったとしてもそのお金を日本に持ち出せないという問題があるようです。
 外貨不足なのか、100万円程度の貯金を駐在員が日本に送金しようとしたら阻止されたとか、色々ひどい話が伝えられているようです。北京で1億円で売っても八百万人民元を日本円に替えられないということですね。全てそういう状態というわけではないようですが、そういうこともあるということです。一昨年と違って、そういう上手い話はないようですね。ドイツ銀行も、株売った金をなかなか持ち出せないようです。
 この件を無視して中国国内に持ち込むと、とんでもないことになるかもしれませんね。

 ただ、この影響で、日本国内での相場も変わるかもしれないな。


posted by 山科玲児 at 07:53| Comment(0) | 日記