2017年04月29日

ジョゼフ=ヴァン=デア=ヴェーケンの動画

Van der Veken ss.jpg


2015年07月05日に
ゲントの祭壇画の盗まれた一面の模写(現在もはめ込まれている)を制作した模写画家:修復家・贋作者であったJoseph Van der Veken ジョゼフ=ヴァン=デア=ヴェーケンのことを書いたが、
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/148891522.html

彼についての研究機関制作の動画があった。これは、音なしで、字幕とイメージだけのものだが、初めてみるものも多く、興味深い。

いやあ、うまいものだなあ。素描も上手い。
Joseph  van  der Veken
https://youtu.be/jTy3jfm16JQ

 
ちなみにイメージはジョゼフ=ヴァン=デア=ヴェーケンのオリジナルというか模倣作というものである。高さ約51cm。
15世紀の絵として売れば贋作、ジョゼフ=ヴァン=デア=ヴェーケンの作品として売れば20世紀のオリジナル:15世紀の様式を追慕した復古趣味の作品である。

posted by 山科玲児 at 10:19| Comment(0) | 日記

2017年04月28日

米上院議員がホワイトハウスで秘密会議

日本のマスコミは無視しているが、重要な会議だ。
百人の上院議員がホワイトハウスに招かれて「秘密会議」で大統領他内閣と北朝鮮問題を話し合った。
RARE = 極めて異例なもので、ヤルタ会議などと同じ、、

これで、決まったといえるだろう。


posted by 山科玲児 at 20:11| Comment(0) | 日記

ヒエロニムス=ボス作のバベルの塔

Bosch 2001 Boymans SS.JPG


2017年5月号(04月25日発売) 芸術新潮は、
ボイマンス 「バベルの塔」展 特集だ。
http://www.fujisan.co.jp/product/692/?gclid=CJKiqPbVxdMCFZArvQodTjMP7Q
そのなかの記事に、

 偉大なる建設のヴィジョンと神の怒り
 「バベルの塔」のパラドックス
 文 森洋子

という優れた文章があり、熟読したら、ちょっと気になったところがあった。

ハプスブルグのスペイン王:フィリペ2世のコレクションに、「ヒエロニムス ボス」のバベルの塔があったというのだ。
  スペイン王室コレクションの文書の所蔵目録・台帳は、かなりよく残っていて、研究論文もあるので、
確認は難しくない。
Pilar Silva Maroto, Bosch  in Spain On the Works recorded in royal inventories
Paul Vandenbroeck, The Spanish inventries reales and Hieronymus Bosch
という2つの英語論文が,2001年秋のボイマンスでのボス展の際に出版された
Hieronymus Bosch New Insights into His Life and Work, 2000, Luiden, Rotterdam (イメージ)
に入っている。ここでは、この件については、より詳細なファンデンブローク論文による。
  それによると、1614年(フェリペ2世死後16年)の王室所蔵目録に、「王妃(マルガレーテ・フォン・エスターライヒ(ただし、1614年には既に死去していて不在) 」の部屋の所蔵品として、あげてある。
英語からの重訳である(旅行会話程度もあやしいので、17世紀のスペイン語はわからない)が、ざっと訳してみた。

 >もうひとつの油彩のキャンバス画があり、ヒエロニムス ボスの絵のコピーである。バベルの塔と呼ばれている。金と銀の額縁に入っている。

 また同じ目録の付録に、

>もうひとつヒエロニムス=ボスのバベルの塔の絵があり、たいへん古い。額縁つき。


 また、ファンデンブロークによると
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/176941419.html
で紹介した女性
ドンナ メンシャのところにも「バベルの塔」があったそうだ。ファンデンブロークは、ここで、「従来は細密画にしかなかった【バベルの塔】という画題をタブローにもちこんだのはボスだ」という面白い主張をしている。 ボス−>ブリューゲルという様式図像伝承はブリューゲルの雇い主&義父であったヒエロニムス=コックを介してかなりあったと思うので、この新説はかなりよさそうだ。


  これらの記録をみると、どうもこのスペイン王室にあった「バベルの塔」はそう良いものではなかったのではないか。というのも、まず「コピー」であるのが明らかなものである。そしてキャンバス画である。実はこの王室目録には「キャンバス画のボス」てのが相当多いのだが、現在、キャンバス画のボスは1点も残っていない。不思議なことである。どうもタペストリー代わりにキャンバスに大きくボス風の絵を描いたものがかなりあって、粗略に扱われて摩耗消滅してしまったのではないか?

   エスコリアルにいたホセ  シグエンサ神父の記録やフェリペ=デ=ゲバラの記録も英訳で読むことが出来る。
James Snyder(editor). Bosch in Perspective, 1973, Prentice Hall, USA 
に収録してある。この本はなかなか貴重で1899年にCarl Justiが刊行した19世紀末でのスペインでのボス作品調査見聞エッセイまで英訳されている(もとはドイツ語)。現在でも安い古書(10ドル以下)なのでボス研究やってる人は買っておいたほうが良いと思っている。

ところが、これらの記録には、「バベルの塔」はない。あまり重要視されていなかったようだ。

   ただ、ボスが「バベルの塔」を描いたということは大いにありうることだろうと思う。現代の画家が想像して復元してみたら、さぞかし面白いだろう。大友克洋さん、やってみませんか。


posted by 山科玲児 at 08:20| Comment(0) | 日記

2017年04月27日

【訂正あり】どっさりあるバベルの塔

babel0s_siena.jpgBabel Louvre Valckenborgh.JPG



ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展
        公式サイト http://babel2017.jp/
   2017年4月18日(火)〜7月2日(日)東京都美術館
     http://www.tobikan.jp/exhibition/h29_babel.html
   2017年7月18日(火)〜10月15日(日)国立国際美術館
で、出ているバベルの塔の絵ですが、ブリューゲルの2点のみ、それもボイマンスのほうでなくてウイーンの1点だけがクローズアップされてます。 それ以外にはないかのような印象操作やってんじゃないの?とかんぐりたくなるほどです。日本にいるとそういう視野狭窄に陥りがちですが、欧州の美術館に行くと結構あります。

左のイメージはイタリアのシエナのピナコテークにある結構大きな絵で、画家の名前はわからないのですが立派なものです。イタリアにフランドル派の画のコレクションが結構多いのは不思議ですね。右のはパリのルーブルに展示してあるLucas van Valckenborchの作品です。


Wikimediaでみると、まあ、あるはあるは、ゾロゾロあって、十把一絡げで売っているかのよう。勿論これ以外の絵も多いでしょうが、日本にも1点ぐらい欲しいですね。
https://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Tower_of_Babel_in_paintings

 バベルの塔だけで、20点ぐらい集めて特別展できるんじゃないか?と思うくらいです。

  ただ、年代的にみると、このタイプのバベルの塔の絵は、やはりブリューゲルが一番古いようです。【訂正 芸術新潮5月号の特集によると、それより古い1540年代の版画があるようです。スコーレルの作品の場合は真贋・年代の問題がありますから議論の余地がありますが、版画はより確度が高い  またボイマンスのほうの絵のほうが影響は大きかったようですね。】 先駆者であり創造者であるという感じはしております。ブリューゲルの没年がはっきりしてますからそれより新しくはなりようはないんですね。そうするとブリューゲルの絵が評価されたんで他の画家も「売れる」とみて多量制作したのか、うちの家にもあんな絵が欲しいということで注文する人が多かったのか、まあそういうことでしょうか。ちなみに教会むけの絵じゃなかったんじゃないかと思います。

ところで、ルーブルのほうの絵を描いた
Lucas van Valckenborch  (Leuven, c. 1535 ?ーー Frankfurt am Main, 2 February 1597)
は、一昨年年のBunkamura
ウイーン美術史美術館 展で

Lucas van Valckenborch
高炉と盗賊のある山岳風景 1584ごろ
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Lucas_van_Valckenborch_005.jpg
てのがでてました。

  こういうテクノロジー、工場、鉱山的な絵画ってのが当時結構流行し、バベルの塔も「神話」というよりテクノロジー、建築構想を誇示する絵画、SF絵画の一種という側面もあったかもしれませんね。

 

posted by 山科玲児 at 05:53| Comment(0) | 日記

2017年04月26日

掛け軸や桐箱の取り扱い方



 掛け軸や折り本、桐箱の取り扱い方には、汚さないように、痛めないようにしかも美しく取り扱うためのやり方があり、作法というのは形式的なものではなく、実用的なものです。

大学でも特別講座で是非教えるべき、お嬢さんお坊ちゃん学校では是非講義すべきだと思います。
幸い、動画でもありますので、観て、文化財を傷つけないような扱い方を会得してくださいね。

掛け軸の取り扱い方、かけ方
https://www.youtube.com/watch?v=h0KnIdZHKtc

posted by 山科玲児 at 08:37| Comment(0) | 日記

エマヌエル  バッハ

カール=フィリップ=エマヌエル  バッハは有名な ヨハン  セバスチャン  バッハの三男で、フリードリッヒ大王に仕え、後年はハンブルグで活躍した人である。

生誕300年ということで2014年には結構CD出たらしく、専門サイトまである


正直言って、昔は、バロック時代の鍵盤楽器 とくにバッハの鍵盤音楽の演奏法を研究するために
エマヌエル バッハの本「クラヴィーア奏法の真の技法に関する試論」が注目されていただけだったという、目立たない位置にあった人だ。

しかし、この本の影響力は広大で、なんとベートーヴェンのピアノの授業は、このエマヌエルの本を教科書にしていたという。チェルニーが証言しているそうだ。

最近は、初期ピアノの復興のせいもあり、だいぶ注目されていて、有線放送などでもでているようである。

フルートを愛好したフリードリッヒ大王のために作ったフルート協奏曲を偶然 有線で聴いて悪くないと思ったので、書き留めておきたい。

CPE BACH  フルート協奏曲 変ロ長調 Wq.167/H.435
https://www.youtube.com/watch?v=mg-igA3LP2o
https://www.youtube.com/watch?v=3h-7CwaxzYg
posted by 山科玲児 at 06:58| Comment(0) | 日記

2017年04月25日

繰り返す


 もし、歴史は繰り返すとしたら、マリーヌ=ルペンが大統領になることになるけれど、、

仏大統領、マクロン氏支持=ルペン氏は「国家の危機」―大統領選
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170424-00000116-jij-eurp

オバマ氏、クリントン氏支持表明 「誰より大統領にふさわしい」
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/06/post-5295.php


マスコミがルペンを叩きまくっている
マスコミがトランプを叩きまくっている(いた)



暴漢がルペンの演壇に突撃した
https://jp.sputniknews.com/politics/201704183550734/

暴漢がトランプの演説会場に突撃した
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016110600039&g=int


トランプの娘イヴァンカは優秀な補佐役 娘婿クシュナーも辣腕
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97

おもわず、はあぁぁぁ なにこれ、、演出家が同じなのか、脚本が同じなのか、、



posted by 山科玲児 at 08:45| Comment(0) | 日記

ボイマンス展  を高精細画像で


ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展
        公式サイト http://babel2017.jp/
   2017年4月18日(火)〜7月2日(日)東京都美術館
     http://www.tobikan.jp/exhibition/h29_babel.html
   2017年7月18日(火)〜10月15日(日)国立国際美術館
で、出ているバベルの塔ですが、Google ArtやWikimediaで高精細画像があるようです。

また、同じ展覧のなかで、一部で注目されているスコーレルの「学生の肖像」もまた
あります。ここまで高精細だと、なんか既に観てしまったような気分ですね。しかし、そこが落とし穴なんだろうなあ。素晴らしい写真を見て実物をみたら、「なんだこれは!」ということは多いものね。

ところで、花耀亭さまがいわれるように、色使いがラトゥールとよく似ていますね。

タグ:ボイマンス
posted by 山科玲児 at 08:15| Comment(0) | 日記

2017年04月24日

CM:バンコクで食べまくり


  バンコクのホテルのコマーシャルが、ぶっ跳んでいたので、紹介します。
  このホテルは全く知らないので良いホテルかどうかは全くわかりません。また、食べ物が良いかどうかもわかりません。昔 アンコールワット旅行のあと食中毒やったので、安全という点も気にかかります。

  しかし、この食べまくりかたはすごいなあ。よく胃がもつものだ、と思いました。

  CenterPoint Hotel CM Bangkok
  https://youtu.be/nOcEbnlNoKw
posted by 山科玲児 at 09:53| Comment(0) | 日記

1996年のエルミタージュ展

ermitage pcards.jpgHermitage Murillo  ss.jpg

  なんか、六本木で 大エルミタージュ展ってのをやってるみたいですが、名古屋・神戸にも巡回とのこと
東京展
 展覧会名大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち会期2017年3月18日(土)−6月18日(日)休館日5月15日(月)開館時間午前10時−午後8時(火曜日は午後5時まで、但し5/2は午後8時まで)
名古屋展
 会期2017年7月1日(土)−9月18日(月・祝)会場愛知県美術館
神戸展
 会期2017年10月3日(火)−2018年1月14日(日)会場兵庫県立美術館


  池袋の今は亡き 東武美術館で、1996年に開催されたエルミタージュ展(16-19世紀スペイン絵画)の絵葉書や額絵を紹介してみますね(イメージ)。

 今回も来てるスルバランの「聖母の少女時代」(左イメージ中)も展示されてました。プラド美術館でも実感したようにムリーリョの作品はでかい作品大きな作品ほどできがいい傾向がありますので、この大きな「無原罪のおやどり」ができがいいのも納得。たぶん大きいほど画料が高いからだろうなあ。。 ところで、スペイン風の不思議な面長の聖母が特異なモラーレスの作品も、このエルミタージュのもの(左イメージの右)はよかった、不思議にもプラドのものより良い。今回は出てたのかな??

モラーレス  糸巻きの聖母 エルミタージュ  東武でみた
http://www.wga.hu/art/m/morales/madonna2.jpg

今回の大エルミタージュ展の中では、リストがないので、軽率な批評はできませんが、、、
  昔、色々話題になった、フラゴナールの「接吻」、が面白いかな、ワトーは少し状態が悪い感じがします。 展示されたレンブラントは、昔実見したことがあるし、確かに大きくて豪華だが、どうも私はレンブラントはよくわからないのでパス。スルバランの「聖母の少女時代」も勿論素晴らしい作品です。






posted by 山科玲児 at 09:10| Comment(0) | 日記