2017年04月01日

デイヴィッド・マンロウのDVD





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古楽の先駆者で若くして逝った英国のデヴィッド=マンロウDavid John Munrow (12 August 1942 – 15 May 1976)が、色々な楽器を紹介したヴィデオDVDがあるそうである。なんと、あのブレットのホームズTVシリーズを制作したグラナダTVだそうだ。 グラナダTVに感謝したい。
http://www.davidmunrow.org/
その一部をYoutubeで観ることができる。
https://www.youtube.com/watch?v=DKxdCSbAtOE

これは、おそらくはマンロウの著書中世ルネサンスの楽器(イメージ)

と平行して収録したものなのかもしれない。このときこの本と同時にCD(イメージ)がでて、この本の参考音源になっていた。

同時に演奏風景を映画 ヴィデオ?として制作していたとしたら大した先見性だと思う。当時はヴィデオ機器はそれほど安くなかったし、現在のように安易に制作できるものではなかったからだ。
動画をみると教育的意図は明らかだし。マンローの英語も非常にはっきりと喋っている。
購入は、英国のアマゾンかデヴィッドマンロウ協会のようで、日本アマゾンでは売っていないようである。
http://www.earlymusicdirect.com/23-dvds-cds-books

このDVDのことは、新しいフーガの技法のCDがでたというので買ったBBC MUSIC雑誌 
で知った。フーガの技法のCDはちょっと失望したが、他の情報は多かった。

posted by 山科玲児 at 09:24| Comment(0) | 日記

琺瑯と琺瑯彩

琺瑯彩 npm.JPG


文徴明展のとき買った故宮文物月刊373期 2014年4月号に、
乾隆40年11月に、清朝宮廷が広東の税関役所にホーロー器(銅胎琺瑯)の注文、それも康煕雍正時代の琺瑯器の模写複刻を注文したという文書を紹介した記事があった。
琺瑯器の写真は著作権問題があるのでだせないので、
で、他の琺瑯器の写真をみてください。

  故宮文物月刊の記事では、実物写真で、康煕雍正時代の手本と乾隆時代の複刻と並べて比較している。よくにていました。底に乾隆年製という文字がなければわかるかどうか、、というくらいです。
 しかも、乾隆時代に、宋や明などの古い時代のものではなく、すぐ前代のものを複刻するというようなことが行われていたという点は清朝工芸の時代鑑定にはかなり警鐘を鳴らすべき事実です。

 さらに奇妙におもったのは、なんで広東まで注文するのだろう、ということです。税関への注文というのは、広東で中央に直結した出先機関だったから、地方官僚に頼むより速いということなんでしょうなので不思議はない。それより不思議なのは北京では作れなかったのか?という疑問です。

  当時、北京の宮廷ではでは琺瑯彩陶磁器(いわゆる古月軒手 イメージ)の絵付け仕上げが行われていたはずだということになっているので、琺瑯工芸ができなかったとは思えないのですが。なぜわざわざ広東まで、しかも前代の作品の複刻を頼んだのだろう。
 もともと琺瑯こと七宝細工は広東琺瑯といって広東が有名でした。だから、本家本元とはいえるのですが、北京ではできなかったのかなあ???
陳舜臣がこの七宝細工の広東への伝来を空想して、短編小説「景泰のラム」に書いておりました。これはフィクションですがね。

 まさか、北京の造弁処で絵付けしていたというのは神話伝説・誤りで、絵付けも景徳鎮でやっていたのだろうか?
そういう疑念をおこさせるような、文献でした。
イメージの文献の解説を読んでみると、雍正年間の文献では白い磁器を景徳鎮からもってきて北京で絵付け仕上げしていたようですが、 乾髞N間にはだんだん景徳鎮で全部つくるようになったようなのです。だから、琺瑯彩だからといって北京というわけではないらしいのです。


ソース::
施静韮 乾隆時期粤海関倣広琺瑯複刻作品、故宮文物月刊373期 2014年4月号
蔡和璧、 清宮中琺瑯彩特展、國立故宮博物院、台北

posted by 山科玲児 at 07:37| Comment(0) | 日記