2017年06月15日

名詞の読み方


ブリューゲルの絵画「聖マルティンのワイン」
という名詞については、森洋子先生の書き方を踏襲することにしたが、この「マルティン」は「マルチノ」「マルタン」「マルティヌス」「マーチン」など多数の書き方呼び方がある。各国で勝手によんでいるのだ。それが普通なのだ。

  これにちなんで、以前に教科書。新聞 テレビの中国語のカタカナ表記がいかに誤謬にみちた無駄な努力なのかを力説したことを思い出した。

最近、北朝鮮 平壌放送の名物女性アナウンサーの名前:
李春姫を
リシュンヒと呼んでることを知り、韓国語も北と南で音が違うことを知った。
これでは、カタカナ表記にはなんの意味もない。
   NHKや新聞は、済州島をチェジュ島とか呼ぶのをやめ、「さいしゅうとう」と呼ぶようにするべきである。「文在寅」は「ブンザイイン」でいいだろう。
  NHKや新聞は、習金平だって、「シュウキンペイ」という読み方をしている。普通語に近い/類似のカタカナ読みなら「シージンピン」だろうから、現在の読み方とは全く違っている。  韓国だけ、妙にあいてに媚びた読み方をするのはおかしい。しかも北朝鮮の読み方とも違うのだから話にならない。 
 だいたい、「英国」や「イギリス」なんかも慣用もいいとこだ。たぶんポルトガル語なんかの
  イングレーゼー>英吉利(清での呼び方)ー>英国、イギリス
になったんだろうが、NHKもTVも英国に配慮してUKとかいわないのはまことに不思議である。


posted by 山科玲児 at 17:12| Comment(0) | 日記

聖マルティンのワインのカラー図版

WINE SAINT MARTIN BREUGELss.jpg

ブリューゲルの世界  森洋子  とんぼの本

は、良い概説書だが、2,3気になるところもある。

一つは、最近発見されたブリューゲル最大の大作  聖マルティンのワインのカラー図版がきれいすぎることである。

当方はプラド美術館で長く鑑賞することができたが、この絵は確かに傑作だと感服した。ただ、保存が悪く全体に霞がかかったような感じである。絵具も相当剥げ落ちているようだ。

この図版をみて、プラドで現物を観るとがっかりするかもしれない。

そうはいってもプラドで買ったモノグラフ(イメージ)図版もかなり美化したものなので、どうかなと思ったからそういうものなのかもしれないが、このとんぼの本は更に美化してある。

102−103Pに発見時の逸話などが紹介してあってとても面白く読んだ。

この絵の高精細画像がWikimedia にあるがこれは修理前の画像のようだ。ある意味貴重だが、やはり観にくい。
**最も大きい精密なイメージ:The Wine of Saint Martin’s Day(wikimedia)

また、別の絵があるが、これはブリュッセルにある原寸大のコピーである。

このブリュッセルのコピーとプラドの原作を比べると、細部の違いがわかり、なかなか興味深い。アブラハム=ブリューゲルがローマで出した版画は、このコピーを原画にしていたかもしれない?という推定もあるようである。 ペーテル2世のコピーであると推定されているようだ。


この絵についえは、当方もいくらか書いておいた。


posted by 山科玲児 at 07:05| Comment(0) | 日記