2017年09月20日

定窯白磁と定武蘭亭


定窯白磁盤  横河.jpg


定武蘭亭が発見された定州ってのは、今の河北省石家荘市の旧市
だから、よく地図をみて考えてみたら、

北宋の定窯白磁(イメージは東京国立博物館にあるもの)を首都開封へ出荷する拠点だったんじゃないかなあ?
定窯の窯跡群はここより50kmぐらい北にどっさりあるようだけど、
首都や江南へ出荷するなら、ここを通っていったと思う。
ちなみに当時北京は遼や金の領地だから北回りでは出荷できない。
ここはむしろ最前線に近いところだ。
黄河の流れは現代とは違うから、簡単にはいえないが、おそらくここから、河川や大運河などを使って
首都開封や江南へ運んだと思う。陶磁器は重いので、船で輸送しないと難しいのだ。

出荷拠点だからこそ、「定」窯って名前がついてるんじゃないかなあ。

有田の陶磁器が出荷港の「伊万里」の名前になったり
イエメン コーヒーが出荷港のモカ と呼ばれたりするのと同じだ。


posted by 山科玲児 at 09:04| Comment(0) | 2017年日記