2017年12月25日

【訂正 謝罪】  ミレー「晩鐘」は高かった



昨年
2016年08月09日の記事
日本人作のシャーロック・ホームズ
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/176412958.html
で、
北原尚彦さんの作品
シャーロック・ホームズの蒐集 – 2014/11
http://www.amazon.co.jp/dp/4488027407
を批評し

 ただ、1点、残念なところは、冒頭の「遅刻しがちな荷馬車の事件」
で、ジャン=フランソワ・ミレーの絵画が19世紀末1889年ごろに高価なものであったような描写だけは、がっかりだ。
と書いたが、どうもこれは私の間違いだったようだ。北原氏に対して謝りたい。

なぜかというと、最近読んだ
ARTGALLERY アートギャラリー テーマで見る世界の名画 3巻 風景画
https://www.shueisha.co.jp/artgallery/vol03.html
に収録されていた、
ギャラリー・トーク=美術史と画商/陳岡めぐみ(国立西洋美術館) をきっかけに、色々調べてみた。

ミレーの死後10年、ミレーの有名作「晩鐘」(現在 オルゼー美術館、パリ)は多くの人々の手から手に渡っていったのだが、バブル的に評価が高まり、
1889年のオークションでは五十五万三千フランでアメリカ美術協会American Art Association が得た(ロックフェラーがどうのこうのと書いている人もいるが、背後にいいたとしても文献にはでてません。)

さらにその一年後、
フランスの百貨店王 Alfred Chauchard (1821–1909)が75万フランで買った。
Geneviève Lacambre(修復家でl’Ecole du Louvre教授)によると80万フラン。この価格差は、手数料とか保険料とか色々な計算があるのだろうと思います。

どちらにせよ、当時最も高い絵画といわれたそうです。

このホームズ 模倣作の舞台は1889年ごろだから、ミレー作品は高額取引の対象になっていたといえる。
ホームズの当時、ミレー絵画が安かったという私の先入観は間違いだった。謝罪したい。

それを考えると、上野の西洋美術館にある ミレーの大作:ダフニスとクロエって、相当高価だったんだろうな。 そりゃ第一次世界大戦後の市場変動はあったとしてもですよ。



posted by 山科玲児 at 09:54| Comment(0) | 2017年日記

星浩の英語はひどい

トランプの側近で、イデオローグ 思想家  アジテーターでもあるバノン氏は、
かなり過激だったので、8月にトランプ政権の主席戦略官を辞任しました(追い出された?)。

そのバノン氏が最近来日し、TBSの星浩がインタビューしている動画があった


バノン氏は、もともと演説巧み、デベート巧みな人だし、外国人相手ということで配慮しているのか、ゆっくりやさしい英語でわかりやすくしゃべっている。

一方、TBSの星浩の英語の発音がひどい。別にアドリブでなく質問メモを読んでいるようなのに、
このひどい英語は、いったいどこで習ったのだろうか?

この人朝日新聞ワシントン特派員もやっているのに、この英語はどうにかならないのか、と呆れました。



posted by 山科玲児 at 07:39| Comment(0) | 2017年日記

クリスマスの絵

DavidImage4.jpg



 まあ、私的聖誕の絵としては、やはり神秘的な
ヘールトヘン=トート=シントヤンス London NationalGalleryなのかもしれません。
http://www.wga.hu/frames-e.html?/html/g/geertgen/nativity.html

また、ジョルジュ  ド ラトゥールの聖誕も素晴らしいものです。


しかしながら、今年は、なぜかイメージ(私が撮ったんですが、ぼけた写真なので、下のURLをご参照ください)のヘラルト・ダヴィッドの「ミルク粥の聖母子」(ブリュッセルの王立美術館)
https://www.fine-arts-museum.be/fr/la-collection/gerard-david-la-vierge-a-la-soupe-au-lait?letter=d&artist=david-gerard-1
のほうが、頭に浮かびました。35x29cmという小さな絵で、最初に観たとき、え、こんな小さな絵だったのか! と感じたものです。 また額縁が朽ちたような感じになっておりました。

  この愛らしい絵は当時も人気があったのでしょう。同じ絵が多数描かれたようで、現代でも少なくとも3枚残っています。他の2枚は、、

Aurora Trust ニューヨーク  Gerald David MilkSooup
https://www.wga.hu/html/d/david/2/milksoux.html


 ニューヨークの絵は少し硬い感じです。ジェノバの絵は、みてみたい気もします。
 一応、私としては、上品な感じが漂うブリュッセルの絵を愛好しております。


posted by 山科玲児 at 07:06| Comment(0) | 2017年日記