2018年02月23日

手の意味

Durer Christ doctors (2).jpg



2015年10月12日
西洋絵画と印相(ムドラー)
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/165528701.html
で、とりあげた、
マドリードのティッセン ボルミネッサ美術館の
デューラーの「博士の中のキリスト」だが、
https://www.museothyssen.org/en/collection/artists/durer-albrecht/jesus-among-doctors#

手の形・表情・意味について、当方は、図像学などからの解明を期待している。当方は全くわかりません。

の中に、デューラーの「博士の中のキリスト」のキリストの手について、少し書いてあったので、
この奇妙な手の形の意味について学者の深い解明があるかと思ったら、何もなかったので残念だった。

 この本は16年前の本なので、現在は解明されているかと思ったが、ティッセンの英語サイトにもそう明解な解説はないようである。研究者の方で解明された方はいないのだろうか??


posted by 山科玲児 at 10:13| Comment(0) | 2018年日記

ミイラ肖像画は知られていないなあ

ルーブルの美少女 ss.JPG


を借りてきて読んでいたが、末尾に古代ローマ2世紀ごろのミイラ肖像画がとりあげられてあった。
ただ、ほぼ間違いと思われる記述があり、がっかりした。
>「ミイラを包む麻布や棺の顔にあたる部分に描かれた蝋画である」

実は、全くの間違いとはいえず、そういう例もあるのだが、圧倒的多数は、そうではない。
多くは生前に板に描いておいた肖像画を切り取って、ミイラの顔のところにはめ込んだものである。これには異論もあるようだが、ミイラの年齢が絵の年齢よりかなり高いケース(コペンハーゲン)をどう説明するのだろうか。また、葬儀のときに、いそいで調達作成した死後の制作品や既製品の絵もかなりあるらしい。このへんの制作時期の問題はちょっと議論ありとしておきたい。

  どちらにせよ、棺自体に描いた「ローマ風肖像画」はほとんどみたことがない。勿論、エジプト風のミイラマスクを棺に描いたようなものはあるし、金箔などを駆使したまさにエジプト風の葬儀用マスクはローマ時代でもあった。

  小池氏は、岩山三郎氏の本(古代の没落と美術―ミイラ肖像画とその時代 (1973年) (美術選書) 1973) をREFにあげているが、読んでいないのだろうか?と疑いたくなった。

  この種の肖像画はずいぶんたくさん世界の美術館に所蔵されていて、Wikimediaには、傑作駄作精粗はあるとはいえ、膨大なイメージがあげてある。
なかでも有名なのは、上イメージにある、画家ジョアン・ミロが絶賛したルーブル美術館のものである。


今年開催される
ルーヴル美術館展 肖像芸術 ―人は人をどう表現してきたか
国立新美術館
2018年5月30日(水)− 2018年9月3日(月) 毎週火曜日休館 ※ただし8/14(火)は開館
大阪市立美術館
2018年9月22日(土)− 2019年1月14日(月・祝)

にも1点 でるようだ。 それは上記のものとは違ったものであるが、結構良い作品のようだ。


posted by 山科玲児 at 09:27| Comment(0) | 2018年日記