2018年08月25日

クープランの仮面舞踏会

クープラン ボーモン.JPGCouprin Domino 1920.jpg


  フランソワ・クープランのクラブサン曲として、1つとるとしたら、やはり、
  クラブサン曲集第三  第13組曲の  フランス喜劇または仮面舞踏会でしょう。

   第13というのは、第一集からの通番で、第三曲集の一三番目ではない。仮面舞踏会は第13組曲では第4曲から第17曲になります。ただ、第1,2,3曲も似たような曲想ですし、最後の第18曲も、続きのようにきこえる曲想ですから13組曲全体でまとまっているようにみえますね。 仮面舞踏会には、「フランス貴婦人の一生」のような皮肉で粋な表題が各曲についています。下記に第13組曲のデータをおきます。

 なんか、各節で色替わりの衣装を使ったファッションショーみたいな感じがいたしますね。

 表題を横でフランス人ナレーターが読み上げる形式の演奏会 動画があったのでご紹介します。濱田アヤさんの演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=ZReyXPd2taI

   当方がスタンダードで聴いているのはオリヴィエ・ボーモンの演奏です(イメージ)。この絵は、ランクレの作品の一部分です。 
  ボーモンの最近の演奏ではパリ音楽院美術館の豪華な18世紀の名器を演奏した最近の動画があります。抜粋というかサンプラーみたいな感じで、一部分しか見ることは出来ませんが、一応、紹介しておきます。楽器はアンドレアス・リュッカースA.Ruckersが 1646年に作り、パリのタスカンP.Taskinが 1780年に改造したという名器です。
https://live.philharmoniedeparis.fr/concert/1042772/olivier-baumont-interprete-couperin-sur-le-clavecin-ruckers.html
これには仮装舞踏会は1曲ぐらいしかはいっていませんがスタンダードなクープランだと思います。ボーモンも頭髪が薄くなったなあ。このとき朗読されているのは、あのサロン時代の人:サン・シモンの回想録の一部です。

  このクラブサンにもロココ風絵画が描いてあります。浜松楽器博物館にあるブランシェのクラブサンもそうです。このような絵のなかに名家の傑作が混じっているということはないのでしょうか?

 エドワード  バーン ジョーンズ作のグレアム・ピアノの例http://reijiyamashina.sblo.jp/article/182479528.html

もありますから、そういうのがあってもおかしくないと思うんですけどね。
  前、紹介したユゲット・ドレフィスの演奏は LPからのせいか、ピッチのせいか少し音に違和感がありますね。昔、FMラジオやカセット聴いていたときはきにならなかったのですが、ある意味贅沢になったものです。
  LP時代に好んだのは、ランドフスカに師事した南米コロンビア生まれのラファエル・プヤーナ Rafael Puyanaの演奏でした。 彼がこのとき使った楽器も、アンドレアス・リュッカースA.Ruckersが 1646年に作り、パリのタスカンP.Taskinが 1780年に改造したという名器でしたが、どうも、前述のボーモンが弾いているのと同じ楽器らしい。。。
  https://www.youtube.com/watch?v=Gm3Ep0_-cpc

 この曲は、舞台や絵にむくのにな、と思っていたら、案の定 絵入りの本が1920年に出版されてました(イメージ)。
木版画でやや大まかな感じがします、もうちょっと繊細な味がある銅版画のものがないかな、と思うところです。
ーーー記 ーーー
Treizieme ordre en si mineur
1. Les Lys naissants Moderement et uniment
 2. Les Roseaux. Rondeau Tendrement, sans lenteur
 3. L’Engageante Agreablement, sans lenteur
 Les Folies francaises, ou Les Dominos
 4. La Virginite sous le Domino couleur d’invisible. Premier couplet Gracieusement
 5. La Pudeur sous le Domino couleur de rose. 2e couplet Tendrement
 6. L’Ardeur sous le Domino incarnat. 3e couplet Anime
 7. L’Esperance sous le Domino vert. 4e couplet Gaiement
 8. La Fidelite sous le Domino bleu. 5e couplet Affectueusement
 9. La Perseverance sous le Domino gris de lin. 6e couplet Tendrement, sans lenteur
 10. La Langueur sous le Domino violet. 7e couplet Egalement
 11. La Coquetterie sous differents Dominos. 8e couplet Gaiement
 12. Les Vieux Galants et les Tresorieres surannees sous les Dominos pourpres
 et feuilles mortes. 9e couplet Gravement
 13. Les Coucous benevoles sous des Dominos jaunes. 10e couplet Coucou coucou
 14. La Jalousie taciturne sous le Domino gris de maure. 11e couplet Lentement et mesure
 15. La Frenesie ou le Desespoir sous le Domino noir. 12e couplet Tres vite
 16. L’Ame-en-peine Languissamment

posted by 山科玲児 at 11:03| Comment(0) | 日記

長崎の冷やし中華5 冷やし酸辣湯麺



冷やし酸辣湯麺 red lantern.JPG


暑いので、またも新しい冷やし中華のメニュー求めて、昨日、出島ワーフのレッドランタンにいきました。
レッドランタン。

ここのランチの冷麺(890円)は、夏限定しかも平日限定なんですが、週替わりでいろいろと工夫がありますので、毎年注目しています。
今回は、
冷やし酸辣湯麺
写真では一見、普通の湯麺料理にしかみえないのですが、
ところがどっこい
容器まで、本当に冷えています。

なかなか美味しい料理でしたが、これは、かなり難度が高い料理ではないかと思います。
というのも、冷えた状態でおいしく食べられるように、見た目も美しくなるように味付けや料理をしなければいけないわけで、熱い料理とは違った配慮が必要になるからです。
一般に味は冷やすと薄くなるので濃いめにしたり、冷やすと固まって変になってしまう材料はいれないとかいろいろやらないといけません。
限定とはいえ、こういう手の込んだ料理を安く供してくれた店主の譚さんに感謝したいと思います。
posted by 山科玲児 at 06:08| Comment(0) | 日記

2018年08月24日

京都国立博物館の熹平石経

喜平石経 易 白堅.jpg

漢時代末期につくられた熹平石経(きへいせっけい)のこと、ちょっとひっかかったので、検索してみたら、
なんと、京都国立博物館に、熹平石経の大きな現物、石の塊があることがわかった。

館蔵品データベース  京都国立博物館  Kyoto National Museum
作品名
熹平石経
厚16.5cm 
台帳番号
J甲302

実物みたことないし、写真も小さいので、偽物かどうかはわからないし、偽物だったら、どうしようもない。しかし、これだけおおきな喜平石経というのは珍しい。台東区書道博物館にあるイメージのような小さな断片ですら珍重されるのだから、これだけ大きいものがなぜ注目されないのだろうか? やっぱり偽物なのかなあ。。。

 京都岡崎にある藤井斉成会有鄰館の断片は比較的大きくよく知られているが、これほど大きくはない。

北京の国家博物館に展示・公式サイトで紹介されていて、画像がウィキペヂアにのっている断片だってもっと小さい。


どうも、これは、張彦生 善本碑帖録 に掲載された漢石経春秋  というものかもしれない。ただ、行数があわないように思える。。「原石  行方不明」となっている。 そうなると、本物らしくも思える。。

また、淑徳大学に、両面の拓本が所蔵されているようにもみえる。これも写真みてないので、あて推量に過ぎない。。
目録(PDF
にみえる、下記がそうらしい。。淑徳は西林昭一先生の尽力で優秀な拓本を収集している。
154 熹平石経<春秋20行>残石 熹平4年3月〜光和6年(175〜183)
軸196079
155 熹平石経<公羊伝18行>残石 軸196080


そもそも、これは、どの経書なんだろう? どうも1面は年号があるので、春秋じゃないかと思う。ちょっと検索したら
劉敞『春秋傳』第十 襄公上  に似た文があるので春秋には違いない
また裏は、春秋公羊伝 僖公元年  のようだ。

京都国立博物館の中国金石って、あまり展示されてないので、皆知らないのかもしれないなあ。。

 ちなみに京都国立博物館には、魏の三体石経原石断片もあるみたいだが、こちらは大きな断片が各地にあるので、それほどは珍しくない。







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2018年08月23日

郡山城の頭塔石仏

頭塔石仏 大和郡山.JPG

 昔、奈良にいったとき、高畑に近い頭塔にいったものだ。まだ整備中だったころで、近くで石仏を見たりした。
 昨日、拓本を整理中に、10年ほど前、奈良のかたに譲っていただいた 
大和郡山の郡山城石垣に混じっていた頭塔石仏拓本を再度ひっぱりだして観賞した。
これは石材として、奈良から郡山までもってこられたものらしく、城の石垣の一部になっている。
五尊石仏  大和郡山市のホームページ

 どうも石の隙間からようやくみることのできるようなものらしく、拓本も貴重だと思う。

  茫漠としているという印象が先入観としてあったが、こうしてみると結構はっきりしていると思う。



posted by 山科玲児 at 08:37| Comment(0) | 日記

ヴィーナス画を選ぶ

集英社  テーマでみる名画ss.jpg



ARTGALLERY アートギャラリー テーマで見る世界の名画 全 10巻 - 集英社
https://www.shueisha.co.jp/artgallery/
ですが、考えてみると、なかなかこれだけヴィーナス画を選ぶのは難しいことのように思いました。
一つには、外の巻と重複しないように選ぶのが、結構難しいからです。

  特に「第5巻  ヌード かぐわしき夢」とは、重複しがちですから、どっちにいれるか、結構たいへんだったと思います。「第9巻 神話と物語 創造の玉手箱」「第10巻 象徴と寓意 見えないもののメッセージ」とも重複しそうですからね。

また、
《愛の寓意》ブロンズィーノは、 「第10巻 象徴と寓意 見えないもののメッセージ」 にいれたほうがよかったし、
《パルナッソス》アンドレア・マンテーニャ や《プリマヴェーラ》サンドロ・ボッティチェリ は「第9巻 神話と物語 創造の玉手箱」 にいれたほうがよかったとおもいますね。


posted by 山科玲児 at 07:09| Comment(0) | 日記

2018年08月22日

ゲルニカに失望

ゲルニカ 切手 ss.jpg

 マドリードで、ピカソのゲルニカが、横7.7m 高さ3.5mもあることを知ったとき、かなり失望した。
  現在は、マドリード鉄道駅  アトーチャ駅近くの、ソフィア王妃芸術センターに展示されている。
このような大きな絵画は、パトロンなり支援団体なりがなければ制作も難しい、巨大なアトリエ/制作場所も必要である。また設置・公開・保存も難しい。

ピカソ自身が、制作前になんらかの政治団体なりと契約を結んでこういうプロパガンタ的絵画を展示公開し、政治運動に利用しようという意図がなければ、制作すらはじまらなかっただろう。
 個人的な憤激や悲嘆による制作では、最初からなかった。ということではなかろうか? 
 と思っていたら、
 ウィキペディア情報だが、、スペイン内乱の際の人民戦線政府からピカソは1937年のパリ万国博覧会のために壁画製作の依頼を受けていたわけで、いたってパブリックな仕事だった。シケイロスの壁画や、スターリン時代の大規模な壁画と似た制作事情だったようだ。

  なお、これ、もともとモノクロの絵画で、色はないので、カラー図版はいらないようです。

イメージはチェコスロバキアの切手
posted by 山科玲児 at 08:16| Comment(0) | 日記

2018年08月21日

キューレーナイカのシルフィウム

Cyrene Coin BM silfium.jpgCyrene Coin BM heart seed.jpg


で思い出したのが、絶滅した香草・香辛料 キューレーナイカのシルフィウムである。キューレーナイカはキュレネの古代での名前だ。
これは古代では大変珍重されたものだそうで、当然、高価だった。コインにきざまれたほどの重要産物であった。茎や根にキズをつけてでてくる汁をとって、固めて輸出したそうだ
当時のコインにも刻印されている。まあ、稲が日本の硬貨に入っているようなものかな。
真贋問題もあるので、比較的信用できそうな、大英博物館のコインを紹介する。


 古代ローマの料理書として有名な「アピーキウスの料理書」にも「シルフィウムをいつまでも使う方法」なんてのが書いてある。香りだけを松の実に移してその松の実を使い、シルフィウム本体は使わないという智恵である。
 このシルフィウムを最後にみた記述が四世紀にあり、その後は絶滅したと考えられる、

  私が昔、考えたのが、リビアのキュレネの砂漠のどこかにこのシルフィウムの種が埋もれていないだろうか?という希望的観測である。大賀ハスのように古代の蓮の種から育てることができたのだから、古代の種から現代シルフィウムを再現することはそれほど難しそうではないと想う、たかだか1600年前程度である、
  マコーミックとか味の素とかの食品メーカーがスポンサーになってプロジェクトを組むというようなことをやってもよさそうなものだ。
 現在ある、 シルフィウムに類似した草はジャイアント・フェンネルらしい。 当然、味は違うはずであるがてがかりにはなるだろう。
  ただし、今のリビアは治安が悪すぎる無政府状態だそうなので、こういう探検はできないという事には、残念に想う。「アラブの春」に踊らされてカダフィ政権を崩壊させ、カダフィ大佐を殺してしまったのは明らかな誤りだった、残念だ。
 ただ、古代の珍味が、現代でおいしく感じるかどうかはまた別で、激しい拒否反応をおこしてしまって、食べられない、という悲劇的な結果に終わるかもしれない。というのも、アピーキウスの料理書を読む限り、ローマ時代の料理には、タイ料理のニョクマムのようなリクァィアーメンというものを調味料として頻繁に使っていて、現在の西洋料理より現在のタイ料理などに似ていたのではないかという印象があるので、果たしてキューレーナイカのシルフィウムが復活したとしても受け入れられるかどうかな?というリスクも感じる。
  一方、シルフィウムが堕胎剤として使われたという伝承もあるが、アピキウスの料理書に使われていることから同意しがたい、、なにかの間違いか、他の草・薬剤と混同しているのではないかと想う。少なくとも、古代の文献にはみつからないようだ。より新しい時代の解説書には書いてある。また、キューレーナイカのシルフィウムが高価だったので,トルコ・イランなどの類似の植物から採られた偽物も多く流通していたらしいから、薬効が違い、そういうことになったのかもしれない。
REF   アピーキウス古代ローマの料理書,ミュラ=ヨコタ・宣子訳,1987三省堂

posted by 山科玲児 at 09:47| Comment(0) | 日記

2018年08月20日

フレマール修道院はなかったのか? 続

flaemaal1.jpgflaemaal2.jpgflaemaal3.jpg


Martin Davies, Rogier van der Weyden, 1972,London
の該当する記述151pの該当箇所を転記してみます。アクサンははずします。
Passavant   saw  these  pictures( already  separated to be three) in  the posession  from  Ignatz van  Housthem and  records their provenance from  the abbey of Flemalle   near  Liege( apparently  there was  never any  such abbey)

註:
these  pictures:: イメージの3枚
Passavant::Johann David Passavant (1787 - 1861)  フランクフルト美術館の人
Ignatz van  Housthem::アーヘンの画商?らしい人

このapparently  there was  never any  such abbeyってのは刺激的な決めぜりふですから、皆使いたがったんでしょうね。でも前述したフレマール修道院はなかったのか?のようにシャトー・フレマールはあったかもしれないのに、こんな強いこといってよかったのかなあ。。。。
apparently!  never! any!  だもんな。。 

2005年の ポール・ゲッティで刊行された
Early Netherlandish Paintings: Rediscovery, Reception, and Research 
by Bernhard Ridderbos (Editor),    Anne van Buren (Editor),    Henk van Veen (Editor)
も踏襲しているようです。

Johann David Passavant, inspector of the Stadel museum, purchased the panels in 1849 from the manufacturer and art collector Ignaz van Houtem in Aachen. He had seen them there a number of years earlier, and mentioned them in his journal as by Rogier van der Weyden, from an abbey in Flemalle, which has never existed, however
posted by 山科玲児 at 08:02| Comment(0) | 日記

2018年08月19日

絵画真贋のグレイゾーン

rule    rizzoli flammarion.JPG


ARTGALLERY アートギャラリー テーマで見る世界の名画 全 10巻 - 集英社
https://www.shueisha.co.jp/artgallery/
第1巻 ヴィーナス
https://www.shueisha.co.jp/artgallery/vol01.html
 を借りてきて読み直していたときですが、、
巻末のエッセイも読みました。

・ある視点=ヴィーナスになった女たち/鹿島茂(フランス文学者)
は、19世紀フランスの専門家らしく、それ以外の部分はひどいものでした。まあ、しょうがないのかなあ。。
・エッセイ=ヴィーナスのいない国から/橋本治(作家)
は、まあ素直な良い文章ですね、これは文学かな、、

役に立つためになる読み物としては、、
・ギャラリー・トーク=「帰属作」と「工房作」/渡辺晋輔(国立西洋美術館)
が末尾に収録されていました。

 こういう件は、
2016年09月29日
ボス展のカタログを読む その16 工房作の定義
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/177063642.html
でも言及しておきました。

こういう評価・ランクのグレイ・ゾーンについては、1970年前後に刊行されたRizzoli社 Flammarion社の一般向けの画家モノグラフ  カタログレゾネ シリーズで採用されたイメージのような記号があります。
もっとも、シリーズのあとのほうでは、面倒になったのか、この記号の採用はやめてしまったようですが、初期の本ではしっかり入っていました。しかも参照に便利なように栞として 付録になっていました。
イメージは フランス語板の栞からとったものです。拙訳で紹介すると、上から順に

・完全で、異論の余地のない真作
・ほとんどの部分は画家の筆であるが助手の手も入っている
・大きな部分は画家の筆で、協力者制作部分が限定されている
・真筆部分は少なく、殆どが協力者
・工房作品
・真筆かどうか議論があるが、多数派の批評家は真筆だと肯定
・真筆かどうか議論があり、多数の批評家によって疑問視されている
・伝統的にその画家の作品とされているが、保存状態が悪かったり修理がひどすぎて判定できない
・最近、この画家の作品とされたが、まだ外の批評家の意見がない

 5番目の「工房作品」ってのは、弟子や助手が描いたものを少し手直ししただけ、あるいはサインいれただけというようなものみたいですね。画家本人の筆はほとんど入っていないものを意味しているようです。
  この記号は、日本語訳された集英社 リッツォーリ版世界美術全集にもちゃんとありましたが、この翻訳本は無断省略があったりしたので、今は全く使っておりません。

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2018年08月18日

スターリング エンジン

動力物語.JPG


夏休みの自由研究なのか、スターリング エンジン 模型を自分でつくった子供の動画がある。
空き缶スターリングエンジン 模型

富塚 清、動力物語 (1980年) (岩波新書) 
 を読んで
2サイクル内燃機関が究極の到達点かと思っていたが、全く違っていた。
なんと現代では4サイクルが主流になっている。

機械に対する要請が変わったのが原因のようである、
1970年代以降の排ガス規制のため、不純物をだしやすい2サイクルより4サイクルのほうが復権したのだ。スターリングエンジンが静粛性という特性が買われて潜水艦で復活したりしたように、時代の要請が変ると従来捨てられていた技術が復活することもあるようである。そして  素材の進歩、加工技術やエンジンなどの進歩によって、従来ものにならない使えないとされた発明技術が復活することもあるかもしれない。例えばアトキンソンサイクルとか。なあんて思ってたら、既にトヨタやホンダが実用化してました、。。。

 映画 素晴らしきヒコーキ野郎で、20世紀のエンジンを使えば昔飛ばなかった珍妙な飛行機が飛ぶことができたという感動的な事実もある。
posted by 山科玲児 at 08:47| Comment(0) | 日記