2019年02月24日

エイ鶴銘の拓本

最近気になっていたエイ鶴銘の拓本の、まあ良質なもののカラー写真が、おもわぬところにあったので
玲児の蔵書ブログで紹介することにした。

書道博物館での、別の良質な拓本の公開は3月3日まで。
王羲之書法の残影ー唐時代への道程ー  3月3日まで
http://www.taitocity.net/zaidan/shodou/oshirase/news/1246/
posted by 山科玲児 at 08:34| Comment(0) | 日記

2019年02月23日

ブリュッセルのクリヴェッリ

crivelli montefiole2s.jpgcrivelli1s.jpg



 最近、カルロ・クリヴェッリの作品が一部で話題になっているようですが、なかなか実物をみることのできないモンテフィオーレ祭壇画(Wikimediaイメージ)について、その一部をもっと安易に(安易かな???) ロンドンとブリュッセルで観ることができるという話をあげてみます。モンテフィオーレ祭壇画は分解されてその六面がモンテフィオーレに残っているんですが、他は世界に分散・流出しています。モンテフィオーレにあるマグダレーナ(右イメージは顔の部分)は特に名声が高いんですが、世界に分散流出したパネルでその良さを推察することもできるでしょう。

  ブリュッセルの王立美術館にある作品は2点ですが、そのうち一つはモンテフィオーレ祭壇画の中心である聖母子像(左イメージは上半部分、当方撮影)です。もう一つは地味な聖フランシスコです。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Carlo_Crivelli_-_Madonna_and_Child;_St_Francis_of_Assisi_-_WGA05787.jpg

 2005年8月3日に観賞しました。、イタリアの現地までいってろくに鑑賞できなかったMontefole祭壇画の連れの二点を、ここでは裸で至近で鑑賞できました。保存はまずまず。修理箇所はもちろんかなりある。しかし生彩がある。特に聖母はクリヴェリにしてはずいぶん大人しい表現で意外に思いました。アスコリの聖エミディオ祭壇画の中心パネル 聖母子とよく似た様式ですね。

  ただ、2009年にいったときは、展示されていなかったのか?それとも迷って展示場所までいけなかったのかわかりませんが、とにかく観ることはできませんでした。ブリュッセルの王立美術館で、イタリア絵画そのものがどこに展示されているかわからなかったんですね。
  まあ、時間がなかったので、あきらめました。

  現在展示されてるかどうかは不明でかなり不安ですが、展示されているとしたら、あの遠いアクセス困難な山の奥、モンテフィオーレ デッル アッソまで行く準備としてはブリュッセルで観るというのが一つの作戦じゃないでしょうか。私もブリュッセルのこれが、最初に観た感動したクリヴェッリ作品でした。

 もう一つ、こちらは確実に鑑賞できるのは、ロンドン・ナショナルギャラリーです。ここNGには多量!といってもいいカルロ・クリヴェッリ作品があり、特にアスコリにあった「受胎告知」などはイタリアにもない名品ですが、その中にモンテフィオーレ祭壇画の一部;中心上部にあったであろう「ピエタ」があります。
https://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Montefiore_Piet%C3%A0
https://www.nationalgallery.org.uk/paintings/carlo-crivelli-the-dead-christ-supported-by-two-angels
この作品は、

カルロ・クリヴェッリ―マルケに埋もれた祭壇画の詩人 
を書いた
石井 曉子 氏を最初にクリヴェッリに惹きつけた傑作です。

 まあ、この作品は常設で、たいてい展示されてますから、行って展示してないという悲劇が無いという点でお得です。ただ、2000年ごろには、修復していたらしいので、観ることが出来なかった人もいたかもしれません。そのときなんとオリジナルのニスが残っていたという発見がありましたサンダラック・レジン(北アフリカ産のイトスギ樹脂)をクルミ油に溶かしたニスだったそうです(ロンドンNGの記事)。修復後の写真みると前より更に迫真的になってますね。

 モンテフィオーレでは、今、小さな近代的展示館をつくったみたいなので、昔、私が行ってがっかりしたような状態より、はるかに良いとは思います。



ただ、2014年ごろに修復開始したというニュースが入ってきました。

 アントワープのメムリンクじゃないんだから、いくらなんでも、もう完成しているのではないか??と思っているんですが、事前調査はおこたりなく。。。下手すると複製が飾ってあって、高山寺へいって鳥獣戯画の複製をみせられる以上の大惨事になりかねません。。。
Montefiore dell'Aso. Restauro in corso per il polittico del Crivelli - YouTube


でも、ブリュッセルやロンドンがまず入門かな。。

posted by 山科玲児 at 09:01| Comment(2) | 日記

2019年02月22日

天覧

> 天皇、皇后両陛下は20日、東京都台東区の東京国立博物館で開催されている特別展「顔真卿(がんしんけい) 王羲之(おうぎし)を超えた名筆」(毎日新聞社など主催)を鑑賞された。

そうです。 
毎日新聞動画::

警備のこと考えると、朝一、9:00ごろ開館前に「天覧」ということになったんだろうな。
年取ると早起きになるし、どうみても両陛下は早起きっぽい。ヴィデオにも他の観客はみえないようだし。朝一だとみました。


天皇、皇后両陛下は20日、東京都台東区の東京国立博物館で開催されている特別展「顔真卿(がんしんけい) 王羲之(おうぎし)を超えた名筆」(毎日新聞社など主催)を鑑賞された。
posted by 山科玲児 at 21:40| Comment(0) | 日記

エミリー オータム

シカゴのゴスロリ・シンガー:エミリー オータムのバロックバイオリンは、かなり本質をついてるところがあると思う。
アルカンジェロ・コレッリの代表作:ラ・フォリアの演奏は、
なんどもとりあげているが、ライブ演奏が奔放で良いし、意外なほどバロック音楽奏法に迫っていると思っている。
  エミリーオータムは2種類演奏していて、普通のほうは、それほど面白くないが、
 ライブ版のほうは、、生気にあふれ、とても面白い。
 http://www.youtube.com/watch?v=PPabOLRi3DM


posted by 山科玲児 at 21:14| Comment(0) | 日記

平凡社 書道全集

平凡社 書道全集.jpg

平凡社 書道全集 (1954ごろ)というのは、昔はこういうのの定番で、どの図書館にもあり、よく参照されたものだが、最近は、影が薄い。モノクロな上、図版の印刷がそれほどよくないから、特に鮮やかな色の紙などがある平安時代の古筆などでは、なおさら敬遠されているようだ。ただ、今回、中国南北朝や唐のものをみたら、現在では観ることができないような、ものが結構入っている。例えば、、

  ・エイ鶴銘  三井聴冰閣所蔵  册装 本  ーー>行方不明
  ・争座位  書道博物館所蔵 北宋拓 董其昌題本  ーー>  影印が少ない(顔真卿展に展示)
  ・九成宮  讃岐  大西家本  ーー> 行方不明

posted by 山科玲児 at 08:24| Comment(0) | 日記

2019年02月21日

最近読んだ二つの名言

マンガのなかで、たまにハッとする名言を見つけたりする。勿論、他からの引用かもしれないが、私の人生にとってありがたいチャンスだと思う。


週刊少年ジャンプ 12号
鬼滅の刃【第146話】
「人に与えない者はいずれ人から何も貰えなくなる。欲しがるばかりの奴は結局何も持ってないのと同じ。自分では何も生み出せないから。」

もう一つは、こっちはトランプ大統領のTwitter

Donald J. Trump
THE RIGGED AND CORRUPT MEDIA IS THE ENEMY OF THE PEOPLE!
4:56 - 2019年2月17日
https://twitter.com/realdonaldtrump/status/1097117499336855553

しっかし、面白いな、腐敗してるだけじゃだめなんだ。インチキやらないと「国民の敵」「人民の敵」にはならないんだね。

続きを読む
posted by 山科玲児 at 10:22| Comment(0) | 日記

書道博物館  再びエイ鶴銘

エイ鶴銘 北京故宮.jpgエイ鶴銘 梁啓超本.jpg



  くりかえし同じことを書くのは能がないという感じ、ネタギレという感じもある。しかし、最近、あらためて実感するのは、有名なエイ鶴銘の拓本にろくなものがないということである。北京 故宮の 宋拓とも 仰石拓ともよばれる拓本が、こんなものである(左イメージ)。  また、19世紀〜20世紀とはいえ、原石のある焦山の僧侶が清末中華民国の革命家論客で金石趣味金石学にも深かった梁啓超のために拓したという拓本(右イメージ)がこんな鈍い線質の真っ黒な拓本である。他の梁啓超旧蔵拓本が、意外にセンスのよいものが多いのと著しい対照をなす。梁啓超は、ジャーナリスト・思想家としての活動が主であった人だが、拓本にも、センスは良かったのにね。また、天王寺大阪市立美術館にある、もと、師古斎 岡本コレクション の拓本册もあまり感心しない。

 これらと比べると、書道博物館に今展示されている、端方 旧蔵の掛け軸装のものがどれだけよいか、一目瞭然であろう。下に、、不十分な粗略なものながら 墨美からの写真をあげた。。

王羲之書法の残影ー唐時代への道程ー  3月3日まで
http://www.taitocity.net/zaidan/shodou/oshirase/news/1246/

 従来、あまり注目されていなかったものだが、最新の図録には収録されているようだ(ただし小さい、もっと大きなものがあっていい。)。 今後、注目されてよいと思っている。別本だが、平凡社書道全集に収録されている拓本は三井聴冰閣のもので冊装のものだが、まずまずなようだ。ところが。この册、現在 三井文庫に無いようである。1991年につくったリストには載っていない。詳しく調査したわけではないので、この件は保留しておく。

  一応、この書道博物館本は昔、影印・印刷されたことはあるようだ。ただ、写真を切断して冊の形にしたものだから、全体はわからなかった。3月3日まで、観賞できるのだから、その良さに一人でも多くの書道愛好家が触れてほしいと思う。

過去に、影印・印刷されたのは、いずれも冊形式であるが、、、
・有正書局 石印 
・談書会誌
・墨美 二四六号、昭和49年12月、京都、(談書会誌の翻印)
があるようだ。

エイ鶴銘  墨美ss.jpg

posted by 山科玲児 at 08:31| Comment(0) | 日記

2019年02月20日

モンテヴェルディが指定したオルガン


 急がない話は、つい後に回してしまい、ついでに忘れてしまったりするんで、忘れないうちにこの件を。

  最近、偶然発見したサイトに、小型オルガンやチェンバロを貸し出す商売をやって、歌手もしている人のブログがあります。

「モンテヴェルディ/聖母マリアの夕べの祈り」において指定されたオルガンの仕様 - ふいご屋の日常
https://blog.goo.ne.jp/kalkant/e/39127251b30872c0394e63428dd8abe3

  その中で、モンテヴェルディは自作の「聖母マリアの夕べの祈り」の楽譜で、オルガンのストップ選択・レジストレーションまで指定していることを指摘してます。これは珍しいことですね。しかもそのストップがイタリア特有のものなので、他の国の様式のオルガンにはないものだということです。これは困りものですねえ。
  小型オルガンならイタリア式バロックオルガンを借りてくればいいということでしょうが、普通そこまでやらないよね。
  「聖母マリアの夕べの祈り」には多様な演奏・録音がありますが、そこまで凝った演奏はあるのかな、意外に見落とされている部分かもしれません。
  日本で建造されたパイプオルガンも、J.S.バッハの曲を演奏するのを前提にしてたりするから、ドイツ風が普通でしょうからね。まあ、スペイン式のトランペット管なんか普通つけないよね。
 トレドのオルガン

 ちなみに、2018年11月02日にアップした
イタリアのオルガンが米国にある
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/184844136.html

という記事であげた、米国東部ロチェスターのロチェスター大学のオルガンですが、

Instruments - Eastman School of Music - University of Rochester
イタリア  バロックオルガン 詳細
https://www.esm.rochester.edu/organ/files/MAG-Italian-Baroque-spec.pdf

この明細をみると、ちゃんと該当ストップがあるようです。そうなると、「聖母マリアの夕べの祈り」は米国では、ロチェスター大学のイーストマンホールでやるのが一番いいのかな?

このロチェスター大学、どこかできいたなあと思ったら、、

ダーティペアの大脱走 | 高千穂 遙
〈ダーティペア・シリーズ4〉
>>ロチェスター財団が経営する銀河系随一のお嬢様学校〈聖エルモ学園〉

でした。
 実際、ロチェスター大学は有名大学なんだそうです。
posted by 山科玲児 at 07:27| Comment(0) | 日記

2019年02月19日

顔真卿展のときの東洋館

持世第一s.JPG



顔真卿展のとき、ついでに關連展示をみたんですが、

2019年01月11日
東京国立博物館  東洋館で持世第一
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/185366736.html

を事前にアップしましたが、実見した結果ですが、、、

 この展示(https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=5569)では持世第一(イメージ)と、呉ヘイ本蘭亭だけ観ればいいかなあ、と感じました。

持世第一 というのは、持世経ってのが、実際にあるみたいですね。あまり知られてない経典みたいですが、
>鳩摩羅什訳の仏典。四巻。持世菩薩の問いに応じて十二因縁などを説いたもの。
なんだそうです。


posted by 山科玲児 at 10:50| Comment(0) | 日記

ゆずラガー が東京で

スカイマーク航空の飛行機の中で飲んだ(有料)
「ゆずラガー」のことは、前アップしましたが、

どうも東京の神田で飲める/売ってるようです。

一種のフルーツビールですが、ベルギーのクリークのような本格的なものみたいですね。

かなり推薦します。。

木内酒造 マーチエキュート神田万世橋店
https://www.kodawari.cc/restaurant/kiuchi_kanda.html
posted by 山科玲児 at 09:07| Comment(0) | 日記