2019年02月14日

顔真卿展の動画

「顔真卿 王羲之を超えた名筆」展の動画がありました。
なんかだれもいないとき撮ったものみたいですが、フォーカスが悪く書の美は再現しておりません。
しかしながら、概要を知るにはいいかなと思い、紹介してみます。

東京国立博物館 特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Q4wgSftOm6g
posted by 山科玲児 at 20:34| Comment(0) | 日記

顔真卿展のそれ以外


  今回は、天気に恵まれて、雪での飛行機の欠航・遅延がなかったので、とてもありがたかった。

【公式】特別展「顔真卿―王羲之を超えた名筆」
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1925
の 他の話題を断片的に列挙しますね。
事前に以下のようにコメントしたことについて事後にコメントしておきます
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/185282404.html
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/185291103.html

 朝にさらっと観た黄絹蘭亭ですが、

黄絹蘭亭  台北故宮
https://theme.npm.edu.tw/exh102/calligraphy10210/ja/photo02.html

台北で観たときよりずっと字が大きいように感じました。なんで台北で小さいと思ったのかなあ。 まあ、古さはありますねえ。これについてこの後についてる長大な跋尾が全部この際公開されています。こんなに長く台北で公開されたことはないかもしれません。末尾にはなんと内藤湖南の跋があります。そういやもとは大阪の斉藤氏にあったものです。でもね、王世貞以降はなんか古くないような真新しいような感じがします。まあ、保存がいいだけでしょう。きのせいきのせい。。

  書道博物館の顔真卿の建中告身ですが、蔡襄の跋は、紙質が全然違うんですねえ。。。この建中告身の箱は乾驫のもので、ものすごく凝ってるんですが、右に箱が展示されてました。しかし、考えてみると、台北故宮なんかの名画名跡のすごい箱ってあまりみたことがないなあ、、全部あるはずなんですけどねえ。重慶にいくとき捨てたのかなあ。。

  懐素の草書千字文  これも前後の部分を鑑賞できたのは初めてだったかもしれません。瞠目するのは、徽宗皇帝の「内府図書之印」を押してる紙が怖ろしく上質な輝く白の紙であることです。これ澄心堂紙じゃないかな。

顔真卿の争座位帖の拓本は、書道博物館がもってる数本のもののうち一番古いものを借りてきてます。これを大きく開いたのはなかなか珍しい機会かもしれません。書道博物館では1開だけだからなあ。東京国立博物館にも高島コレクションの古拓もあるし三井にもあるんですが、古さでは、やはりこれかなあ。。董其昌という変な隷書の題がありますが、これはどこまで信頼できるかはぎもん。まあ、東博のもこちらもかなり補墨がありますがそれはどれもそうです。

顔真卿の少し先輩の李北海の李思訓碑の拓本が香港の中文大学から来てます。呉榮光の旧蔵本で、とても豪華絢爛な装幀が施されています。でも、中身の質は、三井から借りた 項墨林本のほうが生彩があると思いました。

臨川の四寶って、実は「孟法師碑」以外は、たいしたものじゃないんじゃないか?と前々から感じてましたが、やはりね。善才寺碑【ぜんさいじひ】(宋拓孤本)なんか珍しいだけで書法として面白いとこないもんな。啓法寺碑も、みて面白いのかなあ?と疑問でした。なかなか観ることできないものだから有り難かったんですけどね。

京都の藤井有リン館からの黄山谷の「李白憶旧遊詩巻」は黄山谷の草書としてはやはり世界一だと思います。
大阪市立の安倍コレクション::李白仙詩巻 は紙がみごとなどで、斜めからみたら多少模様がみえました。


posted by 山科玲児 at 08:34| Comment(0) | 日記

九成宮醴泉銘の画像

東博9九成宮犬養本P1000309.JPG

九成宮醴泉銘のことをいろいろ書いたが画像がないのにきがついた。
上のイメージは当方が14年ほど前に撮影した犬養本のイメージ
下記で、リンクを貼ったのは東博自身のサイト内と 海内第一本は大阪市立のサイトなので安全である。まあ、リンクが切れてしまうかもしれないが、それはしょうがない。

28           九成宮醴泉銘 ―海内第一本―  [端方旧蔵本] 三井記念美術館      
29           九成宮醴泉銘 ―天下第一本― [顧文彬本]    三井記念美術館      
30           九成宮醴泉銘 ―官拓本― [李鴻裔本]  三井記念美術館      
31           九成宮醴泉銘 中村不折本 台東区立書道博物館      
32           九成宮醴泉銘 ―犬養本―          個人蔵か?     
33           九成宮醴泉銘 ―汪氏孝経堂本―        香港中文大学文物館(北山堂寄贈)

天下第一本は、なぜか写真がほとんどない。官拓本― [李鴻裔本]は原色複製されているし、最近は大陸でもパクリ?出版されているようである。この官拓本― [李鴻裔本]は、二玄社からカラー影印されているが、有名な海内第一本より古いという議論もあるようで、当方としては喜んでいる。

  台北國立故宮博物院は、拓本は北京に残してきたのだろうか? 拓本部門は、かなり弱体で、九成宮醴泉銘はこの程度のものしか所蔵していない。
これは、ちょっとひどいと思う。

  北京故宮には例の有名な李キ旧蔵本を初め、朱氏寄贈の宋拓をはじめ、けっこうあるようである。昭和15年(1940)春に北京故宮博物院を訪ねた池田醇一氏も拓本は結構観賞していた。重慶のほうへ疎開したときは、拓本は皆おきざりにしていて、日本軍と日本軍の傀儡政権がちゃんと管理保存していたからだろう。この日本軍管理のものが現在の北京にそのまま移っているようだ。
2016年03月03日に書いた第3の故宮博物院 
にも記録しておいた。

そういう事情だから、三井の九成宮醴泉銘コレクションは、まず世界一、二を争うものだといっていいだろう。

posted by 山科玲児 at 06:17| Comment(2) | 日記