2019年03月31日

ヴィヴァルディ  ラ・フォリア


ヴィヴァルディにも  ラ・フォリアがあり、室内楽編成になっている。ただ、従来の演奏では、コレッリに比べて、うるさく騒々しいだけで、何の感興もなかった。

しかし、
先に紹介したボローニャの団体が、ベルリンで演奏した

ヴィヴァルディ  ラフォリア
Antonio Vivaldi, "La Follia" - Accademia degli Astrusi live in Berlin
https://www.youtube.com/watch?v=ZY98DMkP6uE

は、なかなかヴィヴァルディ版の美質をよく発揮している。再生回数も多いのはもっともだ。
posted by 山科玲児 at 20:26| Comment(0) | 日記

ウイキペディアの ヒエロニムス・ボッス記述


は、かなりおかしいことは、既に書いたが、

英語版からの翻訳ということになっていて、その英語版が間違いだらけなので、ちょっと手をつけられない。

画家ヒエロニムス・ボッス自身の英語版Wikipedia解説も間違いだらけなので、こちらは、むしろ日本語版のほうが簡潔でよいようにみえる。
英語版の明白な間違いをかえようと思っても労力に尻込みしてしまう。

翻訳という場合、もとが悪いと誤謬が伝染してしまうので、もとから訂正しないといけないし、とても無理。

メムリンクやロヒールなんかは、そうおかしくないのに、ヒエロニムス・ボッスに限っては、どうしてこうおかしくなってしまうんだろうか???

ウイキペディアの ヒエロニムス=ボッス関係は、あまり信用しないでください。

posted by 山科玲児 at 10:28| Comment(0) | 日記

コレッリ  ラフォリア

Corelli7.JPG



コレッリのヴァイオリンソナタというより変奏曲  ラフォリアは、有名な曲だが、これはという演奏はなかなかない。
基本的には弟子のジェミニアーニが装飾法を書き残しているので、それにのっとって装飾をつけてやるのだろうが、個々人で演奏は全部違う。寺神戸氏の演奏も聴いてみたいな。。

最近、聴いたのではコレッリに縁の深いボローニャの団体がやったものでヴァイオリニストのアレッサンドラ・タラモはなんか地中海人種という個性的な顔の方である。ギリシャ人かな??
Arcangelo Corelli, "La Follia" - Alessandra Talamo, Accademia degli Astrusi
https://www.youtube.com/watch?v=-vyEb9VoSSk

定番は、エンリコ・ガッティのもの(イメージ)なのかもしれないが、
エミリーオータムのものもとても面白い。
 http://www.youtube.com/watch?v=PPabOLRi3DM
posted by 山科玲児 at 08:33| Comment(0) | 日記

2019年03月30日

最古の製鉄製品


  人類による鉄の利用は、隕鉄(鉄隕石)を使うことから始まったらしいが、製鉄という技術がでるのは紀元前1500年ごろヒッタイトによるものだというのが定説だった。 しかし、その1000年も前のトルコのアナトリアの遺跡層から、鉄の塊が出たらしい。しかも隕鉄ではなく、人工の鉄であることは間違いないようだ。
  https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20190326-00000007-ann-soci

 ただ、ここで製鉄していたのかどうかはわからない。どうも不純物の同位元素の違いから、他で製鉄した塊を輸入したものらしい。こういうのは古代には結構あって、日本でも鉄の塊やガラスの塊が埋蔵されていたりする。塊から加工するほうが最初から製造するより樂だからだし、製鉄技術の秘法は、どこかで秘密にされていたのかもしれない。

 ちょっと面白いのは、この件が朝日新聞3月25日で、大きく扱われていて、しかもその記事はいたって的確だったことだ。朝日新聞の学芸部は他の新聞より優秀だと昔から思っていたが、再確認した。

 ちなみに最初に読んだのは、この朝日新聞英文サイト記事だけど、これもよくできてました。

posted by 山科玲児 at 10:20| Comment(0) | 日記

ヴィオリンの格闘技




大バッハ(J.S. Bach) BWV1043 [2つのヴァイオリンのための協奏曲]を2月11日に寺神戸氏らのアンサンブルで聴いたことは既に書いた。そのときみつけたパリのルーブル美術館の演奏会動画を何度も視聴している。
  https://www.youtube.com/watch?v=leTVfMb2uME

しかし、これは、まるでヴィオリンの格闘技ではないか。
Arabella Steinbacherと Akiko Suwanai (諏訪内晶子)2人のヴァイオリニストの真剣勝負である。

こういう形・編成で、他のヴァイオリニストもやって欲しいと思った。
posted by 山科玲児 at 09:56| Comment(0) | 日記

2019年03月29日

ウイーン 最後の審判の寄進者

Bosch Last Judgent Vienna.jpgbosch  wien underdrawing.jpg


中央画面左下(⇐)に、寄進者が塗りつぶされているという話がありましたが、赤外線写真で下書きが撮影されてますので、
ここで紹介しますね。

posted by 山科玲児 at 10:29| Comment(0) | 日記

wikipediaヒエロニムス・ボッス記述の種本

Bosch Epiphany Prado.jpg

英文wikipediaの、古くさくておかしいヒエロニムス・ボッス記述の種本は、イタリア語の本
Franca Varallo, Bosch, Skira, Milano 2004.
だったようです。当然、イタリア語版もおかしいわけです。
フランス語版は、もうちょっとまともなソースを使っているようですね。

しょうがないので、まず プラドの三賢王礼拝(イメージ)のHistoryだけは書き換えました。

これはもう、現在、議論の余地なく決着がついている100年以上誤っていた問題ですから。
カール・ユスティが1899年に論文書いたとき、既に間違っていた件です。2004年に解決済み。

この誤謬訂正の件は、こちらに、もう少し詳しく書いておきました。



posted by 山科玲児 at 09:18| Comment(0) | 日記

2019年03月28日

Wikipediaのボッス項目はかなり不味い

Wikipediaのボッスの絵画「快楽の園」項目とかは、かなりおかしい。20年以上前の古い知識でやってる。古い知識+最近の軽信が混じっていて、更にたちが悪くなっている。
どうも、英語版Wikipediaそのものがおかしくて、それを翻訳するから、こうなってしまうんだよな。
実は、フランス語Wikipediaのボッス項目は、割とまともです。


posted by 山科玲児 at 21:09| Comment(0) | 日記

館長が替わったから

ウイーンの美術アカデミー大学美術館にある、ヒエロニムス・ボッスの「最後の審判」は、今は、ウイーン演劇博物館で仮展示しているようである。

この絵は、ずっと、外部の調査を拒んできたんだが、最近、突然、昨日あげたようにBRCPのグループが科学調査した論文がでた。

どうも、2017年8−9月に館長が替わって、方針が変わったらしい。
結構、こういうことでも、人事や個人的思想が影響するもんなんだな。
posted by 山科玲児 at 06:59| Comment(0) | 日記

2019年03月27日

ウィーン 最期の審判の注文主確定

hipphelardyLEFT.jpg

2016年09月03日
ボス展のカタログを読む その8 ウィーン 最期の審判
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/176728051.html
で、
>  とにかく、ブリュージュの聖ヒッポリトスの殉教祭壇画の裏側にあるHippolyte de Berthozの紋章を下においておく。これとウイーンのX線写真の紋章が一致していれば確実といえるだろう。聖ヒッポリトスの殉教祭壇画の裏面もヴィーンの裏面聖人像とよく似ていて、上に聖人像下に紋章が配置されている。

と書いていたんだけど,

Burlington Magazineの2018年2月号に、まさにそれを検証した論文
The patron of Hieronymus Bosch’s ‘Last Judgment’ triptych in Vienna
By Jos Koldeweij,Luuk Hoogstede,Matthijs Ilsink,Koen Janssens,Nouchka de Keyser,Rik Klein Gotink,Stijn Legrand,Julia M. Nauhaus,Geert van der Snickt,Ron Spronk
https://www.burlington.org.uk/archive/back-issues/201802

がでて、当方のいうとおりHippolyte de Berthozで確定したようである。当然この絵の年代は1503年以前である。

まあ、よかったし、論文の二年前に書いていて、これもまあ良かった。また、機械を使うこういう技術的な仕事は集団で組織的にやらなければ無理なんだろう。論文の共著者がどっさりいるね。

イメージは、そのHippolyte de Berthozの紋章です。再度あげときます。
posted by 山科玲児 at 11:59| Comment(0) | 日記