2019年04月26日

バーンスタインのアヴェ・ヴェルム・コルプス

Mozart Brugensis RUNGE.JPG



 老いたレオナード・バーンスタイン(故人)が モーツアルトのアヴェ・ヴェルム・コルプスを指揮している動画があった。逝去六ヶ月前1990年4月の演奏だという。
Mozart Ave Verum Corpus por Leonard Bernstein - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=6KUDs8KJc_c

 なんか痛ましいような、世俗からもはや離れつつあるような、みたいようなみたくないような指揮である。

アヴェ・ヴェルム・コルプスの作詞者は、14世紀のローマ教皇 イノセント六世だといわれているが、モーツアルトが使った歌詞は多少変更省略しているようだ。
 当方の愛聴盤の、アヴェ・ヴェルム・コルプスは、イメージのカペラ・ブルジェンシス(ブリュージュの団体)のもので、なんと Guy de Mayなどの有名人も参加している。

 ジャケットもルンゲの名画でまことに好ましい。
  Mozart Motets  et Offertoires, 1993年  ブリュージュ  シント ヒーリス教会で録音。 1994 FORLANE   UCD 16714

posted by 山科玲児 at 10:01| Comment(0) | 日記

正倉院の墨

正倉院 墨.JPG

大阪市立東洋陶磁美術館の文房四宝展にちなんで、正倉院の墨の写真を出してみます。
これは、東瀛珠光 第四  明治41年12月20日 からとったものなので著作権消滅図版です。

宮内庁のサイト

解説文を読み直してみて、ちょっと驚いたのは、左端の墨は、昔から「開元4年の唐の墨」として有名だったのですが、実はその「開元云々」は、裏に朱書されているだけであって、ひょっとしたら違うかもしれないということです。


 雄山閣 ヴィジュアル書道全集 第十巻、文房具(平成5年)を読むと、発掘された宋時代の墨もまた、多くはこういう形をしていますので、この形は唐から宋時代まではずっと変わらなかったかもしれません。南宋末の墓から、長方形のものが発見されてますから、現在みる墨の形は南宋からというのが妥当かもしれませんね。
 また、カラスミがやはりこの形ですね(唐墨)ということでしょうか。

 ちなみに、最初の古梅園墨譜にも、これを模倣した墨がありますし、以前、古梅園(だったと思う)が新しく作った「正倉院墨」をみたことがあるので、今でもときには製造している墨のようです。


posted by 山科玲児 at 08:44| Comment(0) | 日記