2019年06月19日

香港  条例改正の結末?


  中国共産党は、[条例は香港政府が勝手に提起したもの]   [全部、林行政長官のせい]で逃げ切るつもりのようですね。
  実際、米国民主党  ナンシー・ペロシ下院議長が通すといってた法案、それも上院の共和党のトップ  マコーネルも同意してる法案ならば、香港に中国と同じ関税・制限がかかり自由港ではなくなる。そうなると、香港経由での迂回輸出ができなくなる。米国に関税かけられても香港経由でやればごまかせるとふんでいた中国の有力者も多かっただろうから、これは青天の霹靂でしょ。香港利権握ってる幹部にとっても怒髪でしょうに。

 意外に、この条例改正、ほんとに一部の暴走によるものかもしれないな。魯迅がいうように「暴君の治下の臣民は、大抵は暴君よりもさらに暴である」のだから。
posted by 山科玲児 at 08:19| Comment(0) | 日記

ヨース・ファン・ゲント問題  


西洋美術の歴史4 ルネサンスT 百花繚乱のイタリア、新たな精神と新たな表現
http://www.chuko.co.jp/zenshu/2016/10/403594.html

で、ウルビーノのパラッチオ  ドッカーレの書斎などにある絵画を
出稼ぎのフランドル人画家 ヨース・ファン・ゲントにあてている。
それには文献的裏付けもあるようだが、このヨース・ファン・ゲント、、非常に難しい問題を含んでいて、その混乱していることは、フレマールの画家やヒエロニムス・ボスと同じくらいかそれ以上である。

まず、彼のウィキペヂア項目
ヨース・ファン・ワッセンホフ
で、代表作の一つになっている ゲントのシントバーブ大聖堂にある「キリストの磔刑」三連祭壇画
 Calvary Triptych, Sint-Baafskathedraal
   https://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Calvary_Triptych

これそのものが、
有力なサイトWeb Gallery of Artでは「多くの専門家がヒューホー・ファン・デア・グースの作品だとしている」ということになっている。
この作品はゲントで何度か実見しているから、これには驚いた。
 しかし、一方、Till Holger Borcheltの文責らしい? サイト Fremish Primitif では、やはりヨース ファン  ゲントの筆になっている。
http://vlaamseprimitieven.vlaamsekunstcollectie.be/en/biographies/joos-van-wassenhove


 いったい、どっちなんだよ。。

   また、ロンドンのナショナルギャラリーには、やはりウルビーノのパラッチオからもってきたイタリア風の優れた絵画が2点ある、実見したがなかなかの佳作である。公爵が「音楽」や「修辞学」の擬人像に仕えるという設定の作品だが、これも昔はヨース ファン  ゲントの作品だということになっていたが、今はむしろスペイン人画家
Pedro Berruguete − Wikipédia
https://en.wikipedia.org/wiki/Pedro_Berruguete
との合作、またはPedro Berrugueteの作品ということになっていて、同じ画に別の画家名をつけて紹介されることすらある。

音楽の擬人像
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Musica_wassenhove.jpg
修辞の擬人像
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:JoosVanWassenhove_ret%C3%B3rica.jpg

  ここまで、混乱していると、論点の整理すらむずかしい。ゲントとウルビーノと離れた地域が関連していることも、調査を難しくしているのかもしれない。
 この問題は、そのうちまた出す予定。

posted by 山科玲児 at 06:49| Comment(0) | 日記