2019年07月31日

テレマンのヴィオラ協奏曲 続


 トランプ大統領から、今上天皇陛下へ贈られたのがヴィオラということから、、ゲオルク・フィリップ・テレマンのヴィオラ協奏曲 ト長調
2019年06月01日  テレマンのヴィオラ協奏曲
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/186079276.html

を紹介したが、もうひとつ、ドイツの団体の演奏を紹介しておく。

G.Ph. Telemann: Concerto in G major for Viola, Strings and Basso continuo, TWV 51:G9

ただ、ソリストは日系の女性のようである。この団体  寺神戸氏も参加していたから、日本には縁があるのかな。。

posted by 山科玲児 at 11:20| Comment(0) | 日記

金印 EXCITEコラムと文献

金印200年 ss.jpg



昨日、
2019年7月30 金印 真贋 論争
というのを書いた後で、今朝、二,三日前にEXCITEコラムで、こういう記事があったことに気がついた。

福岡・志賀島の金印「漢委奴國王」は偽造だった?
https://www.excite.co.jp/news/article/Real_Live_47646/?p=2

末尾に、
>参考文献 金印偽造事件−「漢委奴國王」のまぼろし 三浦佑之 幻冬舎
とあったのには、吹いてしまった。この本は憶測だらけのトンデモ本に近いものだ。よくやるなあ、と、コラムライターの山口敏太郎氏の評判をみたら、
>漫画原作者・ライター・オカルト研究家などの肩書を持つ山口敏太郎
なんだそうだ。まあ、こういう人なら、ああいう本を軽信してもしょうがないのかな?

カラー写真がある福岡市博物館サイトの解説
http://museum.city.fukuoka.jp/gold/index.html

発見事情や、天明当時の一次資料:古文書、評価や古文献を丁寧に収録しているのは、イメージの図録である。推薦本。これを参照して欲しい。


「漢委奴国王」金印展 : 金印発見二百年 <展覧会図録> <福岡市立歴史資料館図録 第9集>  
福岡市立歴史資料館 編、福岡市立歴史資料館、1984年、105p、26cm

タグ:金印 古銅印
posted by 山科玲児 at 07:27| Comment(0) | 日記

2019年07月30日

金印 真贋 論争

金印P1050812.JPG



 金印について、去年、NHKがまた煽った記事を出していたようだ。

金印は本物? 真偽めぐる論争過熱|サイカルジャーナル|NHKオンライン
https://www.nhk.or.jp/d-navi/sci_cul/2018/01/story/special_180131/

  故宮 のときもそうだが、NHKはこういうことにはなぜかイエロージャーナリズムであり、無知蒙昧に傾く傾向がある。こういうのに限っては、朝日新聞のほうが教養があり冷静で信頼がおける。

 この種の論争は、発見された天明のころから既にあったようだ。当然のことながら江戸時代にはさかんに模刻が行われたわけで模刻の印影を本物と間違って議論したことも多いだろう。また、昭和27年ごろにかまびすしかったらしく、杉村勇造先生が、当事の博物館ニュースに書いている。

  当方は、江戸時代の偽造というのは無理だろうと考えている。少なくとも天明時代には、本家の清朝の学者たちも、それほど秦漢印の深い研究をやっていたわけではないのだから、サンプルも絵図も実測もなく、現在の考古学資料に照らしてもそうおかしくない印を当時つくれたはずはないだろう。その点だけで、もうだめだ。ただ、そのずっとあとレプリカとすり替えられたというような議論はまだ成立可能かもしれないが、江戸時代に捏造したという議論は無理だと思う。


イメージソース::書道全集 vol 21 印譜  中国 (平凡社)1930  写真著作権 消滅済み

posted by 山科玲児 at 09:28| Comment(0) | 日記

太田夢庵コレクション  展示のこと

太田コレクションs.jpg

6月2日に終わってしまっているので、旧聞になってしまっていて、恐縮なんですが、岩手の盛岡で太田夢庵コレクションの展示があったようです。

風雅好古〜太田夢庵の金石収蔵・研究と文人の世界〜  イベント情報プラットフォーム「エンジョイいわて」
https://enjoyiwate.com/?p=2444


このコレクションには興味があって、平成2年、盛岡まで行ったとき観に行ったことがあります。そのとき買ったのがイメージの薄い図録で、今回の図録ではありません。今回はもう少し厚い図録が出版されたようです(通販で購入予定)。

太田夢庵という人は、岩手の実業家 蒐集家で、昭和前期の中国古銅印の蒐集家としては、日本では五指に入る人でした。旧版平凡社書道全集印譜篇(線装本)では、藤井家、大谷家、大西家、林家、園田家と並んで多量収録されています。研究家としてもそうとう傑出したかたでした。河出書房 書道全集印譜篇では、堂々たる解説を書いておられます。古銅印譜挙隅という古銅印譜批評の本があって、しかしなんというニッチな分野でしょうか、、その道では現在でも尊重されております。なんと、中国の天津人民美術出版社で2017年末に再刊されています。まあ漢文だから、翻訳しなくてもいいのかなあ。。日本版は高いし繁体字版だから天津版のほうが入手しやすいかもしれません。しかし、なんか皮肉ですね。。。

図録としては、古代文字のある陶磁片の拓本を影印した「夢庵蔵陶」というものがあります。どうも陶磁片自体は、北京の周季木のコレクションから購入したものではないか??という感じをもっています。季木蔵陶と夢庵蔵陶でかなり共通のものがあるようです。実押の古銅印譜は当然あるのですが、稀覯で高価なので、なかなか閲覧する機会はありません。夢庵蔵印、楓園集古印譜など名前だけは知っておりますが、、むしろ前記 書道全集や今回の図録で古銅印コレクションの全貌を覗うほうがよいかもしれませんね。

 また、昭和28年ごろ、 黒田家の金印を国宝指定するときに、偽物説がわき起こったのですが、太田夢庵氏は、堂々と緻密で学問的な反論をしており、国宝指定の背景になりました。
  21世紀初めにも、金印偽物説というのがあって、なぜか古文書学者がトンデモ本(ref)を書いているのですが、いいかげんにしてほしい。文物考古関係からは本物説、古文書学者からは偽物説がでるというのは、どういうことなのか不思議ですね。

REF 金印偽造事件−「漢委奴國王」のまぼろし 三浦 佑之

posted by 山科玲児 at 07:47| Comment(0) | 日記

2019年07月29日

ミルヴァートンとラスキン

「憂国のモリアーティ」
http://jumpsq.shueisha.co.jp/rensai/moriarty/
では、ラスキンがミルヴァートンの秘書になっている。

一応、実際の史実(それも闇の部分はあるだろうが)
2019年01月06日 ミルヴァートンは実在した 【追補】
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/185334700.html

では、ミルヴァートンのモデル、ハウエルはラスキンの秘書をやっていた。

 ハウエルに注意すべき、という件はマンガ家のTwitterにRESして喚起しておいたのだが、こういう面白い形で反映されていたようだ。


posted by 山科玲児 at 20:27| Comment(0) | 日記

信楽の飯碗

信楽 飯わん.JPG信楽 甕 (4).JPG

長年使っていた、東京で買った信楽の飯碗(左)が割れてしまった。修理はしたが、心細いので、新しいものを探したが、長崎では信楽はあまり扱っていないようだ。特にこれのような古信楽といわれるような手は全く売っていない。福岡でもなかった。どうも有田を中心とする九州陶磁がメインの北九州では、この手の焼き物は日常使いとしては好まれないようだ。

  しょうがないので、通販で買ってみた(右)。新品ということもあってまだおちついていない。
  こういう古窯風の信楽の味わいというのは、MOA箱根美術館でみてはじめて良さがわかったものだった。それまでは、単に粗雑な焼き物にしかみえていなかったものだが。イメージの壺は大阪市立東洋陶磁美術館のもの。まあ、こういう風な肌合いの焼き物だ。MOA箱根美術館の
紹介動画は、
【箱根ナビ】箱根美術館 - YouTube


 この飯碗の通販を漁っていたとき、いきなり電気炊飯器まで壊れてしまった。これは米の飯を食うなということなのかなあ??と感じてしまうんだが、そうもいっておられないので、新調するつもり。。
  

posted by 山科玲児 at 08:33| Comment(0) | 日記

2019年07月28日

鴎外文庫  公開

鴎外文庫書入本画像データベース ・ HOME ・ 東京大学学術資産等アーカイブズ共用サーバ

というのがあって、森鴎外が書き入れした漢籍なども公開されているようです。
但氏の 聊斎志異新評のことを検索していて、偶然知りました。
聊斎志異も入っております。

ただ、東文研 東大のデーターベースは名前だけで実体がみつからないものが多くてこまりますね。まさか科研費を詐取するためにつくっているわけでもないんでしょうが、もっと真面目にやって欲しいですね。
   
posted by 山科玲児 at 20:35| Comment(0) | 日記

鼻風邪

また、鼻風邪ひいてしまったので、いまいち生彩がないかもしれませんが、ご容赦を。

posted by 山科玲児 at 20:28| Comment(0) | 日記

魯孝王刻石

魯孝王刻石 五鳳二年刻石
https://reijibook.exblog.jp/28487419/
をアップしました。
posted by 山科玲児 at 11:18| Comment(0) | 日記

揚州八怪は幻か

國朝画徴録  揚州八怪 mod.jpg

  雍正乾驍ノ活動した画家の張庚の國朝画徴録の目次を紹介します。⇒のように、金農、鄭板橋、李方よう、汪士鎮、華ガンなど、ちゃんと紹介していますね。しかも、この目次のこの頁に、銭維城、董邦達、鄒一桂など宮廷で活躍したいわゆる正統派の画家たちと混じって前後して記載されています。つまり、揚州八怪という意識は全くないわけで、揚州八怪という「概念」は清末の海上派につながる画家たちを清末の画家や批評家たちが選び出したものではないか??
という疑念を抱いております。

posted by 山科玲児 at 09:06| Comment(0) | 日記