2019年09月13日

黄金と象牙




芳賀 京子、 芳賀 満, 西洋美術の歴史1 古代 - ギリシアとローマ、美の曙光   2017/1/29
を借りてきて読んでいるのだが、まあ、こういうテーマは書きにくいだろうなあ、と思う。

とにかく、新発見としては、クレタ ミノア時代の54cmもある彫像、しかもカバの歯と黄金でつくられ、眼は水晶、髪は蛇紋石という、たぶん神像、が発見されていたようだ。発見場所はクレタ島の東の端っこのパライカストロである。、
この地方の博物館にあるんだそうで、あまり観た人もいないのではなかろうか。

Category:Palaikastro Kouros
https://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Palaikastro_Kouros

著者は、この材料の選び方が、1000年近くあとの古典期フィデアスの アテナの巨像やゼウスの巨像と同じような「黄金象牙像」であることに注意している。

前も書いたが、
  古代ギリシャ彫刻は、 象牙+黄金+木材が最高ランク、次が青銅、そして欧米人がルネサンス以来讃仰してきた大理石像はその次のランクだと思う。

 そういう意味では、デルファイ博物館にある、この2つの黄金象牙像はもっと注目されていいと思う。
 なんとなく不気味で威圧的だが、もともと神像というものはそういうものだろうし。。

Category:Chryselephantine torso of Artemis in the Archaeological Museum of Delphi
https://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Chryselephantine_torso_of_Artemis_in_the_Archaeological_Museum_of_Delphi
Category:Chryselephantine torso of Apollo in the Archaeological Museum of Delphi
https://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Chryselephantine_torso_of_Apollo_in_the_Archaeological_Museum_of_Delphi
https://ancient-greece.org/museum/muse-delphi.html
posted by 山科玲児 at 09:25| Comment(0) | 日記