2019年11月24日

月のピラミッドでもトンネルを発見



  ちょっと古い話ですが、メキシコシティの近く、古代都市遺跡テオティワカンの月のピラミッドでも地下トンネル・洞窟が発見されたそうです。地中約10メートルの深さにあるそうです。どうも、掘ったわけではなく、科学的な間接的方法で透視したものみたいですね。

 もともと、太陽のピラミッドのど真ん中の地下に長い洞窟があって其の中に遺跡があるということも有名なんですが、月のピラミッドのほうにもあった、ということですね。もう少し小さなケツアルコアトル神殿の下のトンネル発掘は実施したようで、大きな成果があったらしい?  どうもピラミッド神殿の地下には洞窟があることが多いようですね。

「死のピラミッド」で謎のトンネルを発見
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/071100262/

  どうも、このトンネルはまだ未発掘のようです.
この件はTwitterで訊いてみようかな?発掘開始なのかどうか?

 Youtubeに挙げられているトンネルのイメージは別のトンネル、ケツアルコアトル神殿下のトンネル・洞窟発掘のときの映像のようですね。
ケツアルコアトル神殿下のトンネル・洞窟発掘のときのヴィデオ動画

なんと、無人調査ローバー(火星でも活躍したな)の名前がトラロック(メキシコの雨神)になってました。


posted by 山科玲児 at 13:16| Comment(0) | 日記

キングスボロー卿の本を閲覧



さて、ネットでキングスボロー卿の本を原寸じゃないとしても読めるところがないか?
と探してみたら、マドリード  王立歴史アカデミーのサイトで読むことができるようです。

Antiquities of Mexico : comprising fac-similes of Ancient Mexican Paintings and Hierogliphics, preserved in the... (1831)
http://bibliotecadigital.rah.es/dgbrah/i18n/consulta/registro.cmd?id=5968

ただ、当方の環境では1Pでてくるのに時間がかって苛立たしいですね。


ドレスデン絵文書は、第3巻の80Pぐらいのところです。、第二次世界大戦の「連合軍」によるドレスデン爆撃にともなう大被害のため、ドレスデン絵文書は、そうとう傷めつけられ亡失部分判読不能部分も多いのですから。この模写出版は重要でしょう。


そういう豪華本古書なんで現在の市場価格は揃いで400万円ぐらいのようです。
Christie's  Printed Book and Manuscrits NY  SALE 1998 Dec 9th
https://www.christies.com/lotfinder/Lot/kingsborough-edward-king-viscount-1795-1837-antiquities-of-1402366-details.aspx
posted by 山科玲児 at 10:25| Comment(0) | 日記

2019年11月23日

キングスボロー卿の本が京都にある




マヤ文明に惹かれた奇人のなかで、英国 アイルランドのキングスボロー子爵 エドワード・キング(1795年11月16日 - 1837年2月27日)は、浩瀚な図録を刊行したので有名である。其の中には、最初のドレスデン・コデックスの複製もあり、現在、第二次世界大戦などで傷んでしまったドレスデン・コデックスの本来の形をよく伝えるという功績もある。

一冊が60cmx60cm  30kgもあるという重ーい豪華本である。ちょっとこの本はもてないよ。

この豪華な大册の出版費用のせいでキングスボロー子爵は逮捕され牢で死んだ、という伝承があるが、実は発狂した父親の借金を背負ってしまったのが原因だそうだ。

そのいわくつきの本が京都外国語大学図書館にあるようである。

KINGSBOROUGH, Edward King
Antiquities of Mexico
 London, 1830-1848

キングスボロー 『メキシコの古代風習・制度・図鑑集』
http://opac.kufs.ac.jp/detail?bbid=GF00304823

posted by 山科玲児 at 12:15| Comment(0) | 日記

五馬図巻について

五馬図巻 t (1).jpg



芸術新潮の2019年8月号(REF)に橋本麻里さんが板倉さんへのインタビューの形で書いておられましたが、
かなり当方と見解が違うなあ、と感じました。

まず、「李公麟の真作にもっとも近いと考えられていたのは、メトロポリタンの孝教図です。」という認識はいかがなものでしょうか?
 モノクロとはいえ、精密な写真が残っていた、五馬図巻との隔たりが多きすぎるので、様々な疑惑 ・異論が提起されていたはずです。
  董其昌が、李公麟の書として、戯鴻堂法帖に抜粋して収録したものが、メトロポリタンの孝教図のコトバ書きであることは疑いないようなので、17世紀にあったものには違いないと思います。しかし、李公麟という名前をつけられた絵は、精粗様々多数、原物があります。メトロポリタンのそれが原物があるからといってまつりあげるのはいかがなものか?、フリーアにもこんなにどっさりあるのです。。
Li Gonglin, attr. (傳) 李公麟
Southern Song 南宋
The Drunken Monk 醉僧圖
F1968.18
Li Gonglin, attr. (傳) 李公麟
Northern Song 北宋
Tao Yuanming Returning to Seclusion 陶淵明歸隱圖
F1919.119
Li Gonglin, attr. (傳) 李公麟
Yuan 元
Knick-knack Peddler and Playing Boys 嬰戲貨郎圖
F1911.161e
Li Gonglin, attr. (傳) 李公麟
Southern Song 南宋
The Shu River 蜀川圖

いずれも李公麟真作とはみなされておりません。ただ、南画大成なんかに入っていて、鈴木敬教授もとりあげていた、この蜀川図ってフリーアにあったんですね。制作時代も元以降でしょうし、李公麟作品とはとうてい考えられませんが、昔有名だったものの所在がわかったのはよかったと思いました。


台北にも、免冑図、麗人行、などを初め多数の伝承作品がありますが、台北故宮のサイトのコメント自身が「後世の人が描いたものだろう」と言っています。
結局、メトロポリタンの孝教図をもちあげた方聞教授の政治力・権力によるものではないか? と感じております。

  また、随身庭騎絵巻(大倉集古代館)と似ているという、見解もありましたが、実は私は、五馬図巻を実見して、五馬図巻と随身庭騎絵巻のコンセプトの違いに愕然としたほうなので、どういうセンスでこういう意見がでてくるのか?  疑問に思いました。


Ref 李公麟《五馬図巻》が、日中の絵画史を書き換える  文 橋本麻里
posted by 山科玲児 at 11:39| Comment(0) | 日記

新疆ペイパーズ  続






ウイグル族の強制収容 中国政府内部文書入手 NYタイムズ
https://www.youtube.com/watch?v=S9C-MOTs1ro

中国・習近平「ウイグル人に容赦するな」極秘文書流出、衝撃の全貌
「弾圧マニュアル」も作られていた
奥山 真司
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68571

 だんだん、紹介もでてきたようです。

 しかし、あの、ニューヨークタイムズね、あの親中派のニューヨークタイムズがこれ、とは
  手のひら返しもいいとことだよな。

posted by 山科玲児 at 11:21| Comment(0) | 日記

2019年11月22日

ストロンチウム分析とマヤ文明

maya3.jpg
イメージは大英博物館の  ヤシュチュラン浮き彫りです。


芝崎みゆき、古代マヤ・アステカ不可思議大全  草思社、2010/5/22
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784794217622
この本は、もう学問的論争に耐えられるほどのできなのですので、あえてひとつ出しておきます。これは9年前に書いたものを増補改訂したもので、数理歴史的なアプローチです。まあ足し算引き算できればわかるような、当たり前のことなんですけどね。
 それは 111−116Pにあるティカルの王ヤシュ・ヌーン・アイーン1世 とその父親「投槍フクロウ」との関係に関することです。。
 なお、ここでもとにしているマヤ暦の紀元と西暦対照については、2013年という最近の論文でもGMT(グッドマン・マルチネス・トムスン説)でいいということになっていますから、GMTを使います。仮にGMTが誤りであっても、下記議論には影響しません。なぜなら、年代の差だけが問題であって、絶対年代は関係ないからです。
REF. 
NATURE Published: 11 April 2013
Correlating the Ancient Maya and Modern European Calendars with High-Precision AMS 14C Dating
https://www.nature.com/articles/srep01597?WT.ec_id=JA-SREP-20130423

以下は 2009年01月18日 にアップした、
ストロンチウム分析とマヤ文明
https://plaza.rakuten.co.jp/yamashinareiji/diary/200901180001/
を補筆改訂したものです。

古代メソアメリカ文明――マヤ・テオティワカン・アステカ (講談社選書メチエ) 青山 和夫 
の中に、遺骨の歯のストロンチウム同位体分析によってマヤ文明の大都市ティカルの「曲がり鼻」王(ヤシュ=ヌーン=アイーン1世)(ACE379即位-404?)がティカルの地元の人間であることがわかったような記述があったが、これは少し先走り過ぎる結論ではなかろうか。
 ストロンチウム同位体分析というのは歯のエナメル質に含まれるストロンチウムの同位体比が地方によって違うことを利用して、どこで生活していたかを調べるものである。エナメル質の場合は永久歯形成時期10歳ぐらいに生活していた地域がわかることになる。
 ここで、対象になった遺骨は、ティカルの真ん中にあるピラミッド34の中にみつかった埋葬10の遺骨である。
 まず、事実として、
・埋葬10の王様は10歳以前の数年はティカルにいた。(ストロンチウム同位体分析の結果)
・埋葬10には、「『投槍フクロウ』の息子のコップ」と書かれた土器が埋葬されていた。
・ピラミッド34の基部には、ヤシュ=ヌーン=アイーン1世の石碑が2つある。
 次に、碑文の記録として、
・ヤシュ=ヌーン=アイーン1世はACE379年に即位した。
・『投槍フクロウ』はACE374年に、別の都市の王に即位した。
・ ヤシュ=ヌーン=アイーン1世は『投槍フクロウ』の息子である。
・『投槍フクロウ』はACE439年に逝去した。
マヤの暦はかなり厳格だし、よく解読されているので、年代はほとんど大丈夫だろう。

  これらの年代を比較してみると、重要な疑惑がでてくる。例えば『投槍フクロウ』王が70歳で死んだとすると、生まれたのは369年だから、即位は五歳になる。これはまだいい。ヤシュ=ヌーン=アイーン1世は十歳以下のときにできた子供になる。いくら古代でも、これは早すぎだろう。また、赤ん坊のときヤシュ=ヌーン=アイーン1世が即位したとは思えない(近世のモンゴロイドでも生後1年ぐらいの子供は良くも悪くも人間とは違った存在とされたことが多い)。また,征服地の都市の総督・代理人の王として派遣された王子なら次男以降の王子であろう。それを考慮すると、『投槍フクロウ』王の死亡年齢は最低でも八十歳〜八十五歳でなければならない。古代マヤに、そういう長命の王がいなかったわけではない(パレンケのパカル王)が、それにしてもかなり稀なことだろう。『投槍フクロウ』王の死亡年齢をできるだけ現実的なものに押さえるとすると、ヤシュ=ヌーン=アイーン1世は2,3歳ぐらいの極幼いころにティカルで即位したと考えなければならない。そうなると、ヤシュ=ヌーン=アイーン1世の出身地や本家がどこであろうが、永久歯生え替わりのころはティカルに居住しているに決まっているのだから、ストロンチウム同位体分析ではティカルの住人と同じとなるに決まっている。

  ヤシュ=ヌーン=アイーン1世がティカルにもともと住んでいた王族なのか、それとも、外部から遠征軍とともにやってきた別の都市の王族なのかは、マヤ文明の歴史の中で大きな事件である将軍「シアフ=カック」のティカル到着をどう解釈するのかという鍵になることなので、このストロンチウム分析結果だけで軽率な説をあげるのはよろしくない。


posted by 山科玲児 at 08:18| Comment(0) | 日記

2019年11月21日

古代マヤ・アステカ不可思議大全

芝崎 ss.jpg

芝崎みゆき、古代マヤ・アステカ不可思議大全  草思社、2010/5/22


  こういう分野で、マンガを交えた楽しい本、しかも中身がそうとうマトモだというのは、驚きですね。マヤ文明というと、神秘と謎、とか宇宙人とかが、ついでてきそうなものが多く、マンガ混じりのコミックエッセイ フォーマットですので、ついそういうところに走ったものか?と思いがちですが、とんでもない、まともすぎるぐらいマトモです。

 もう少しはずれたところがあってもよかった思うくらです。例えば  ジャン・ワルデック伯爵一代記とかねえ。
  また、遺骨がマヤ遺跡piedras  negrasの一角に葬られたロシア人、「公爵夫人」とあだ名されたタチアナ プロスクリアコフ(1909-1985)にも一言 ほしかったな。
  マヤに惚れ込んだ人々には変わった人が多いので、作家には絶好のテーマじゃないでしょうか?
posted by 山科玲児 at 19:32| Comment(0) | 日記

香港人権法案

  • 「香港人権法案」米上院が可決 中国を牽制(産経新聞)


    日本語記事で見る限りは、やんわりしたものですし、中国共産党が反発するほどのものですかね。全会一致の場合、慣習ですが、大統領の拒否はありませんから、事実上成立です。
    れよかXinjiang Papersのほうが、やばいんじゃないの。。


posted by 山科玲児 at 09:35| Comment(0) | 日記

2019年11月20日

新疆ペーパー

新疆ペーパーズ.jpg



新疆ウイグル自治区での、強制収容所、ムスリム弾圧についての403p(中文  原文で)の機密内部資料がニューヨークタイムズによって部分? 紹介されたそうだ。ニューヨークタイムズは購読してないので、図書館にいってみようかとも思う。「民主党」の米大統領有力候補エリザベス・ヲーレンもコメントを出しているそうだ。中文のほうが当方には読みやすいのだが、そういう事情なので英文記事しかない。イメージは トルファンでの子供に対する想定問答集。

*** 翻訳してみました***

トルファン市集中教育訓練学校収容人員の子女への想定問答

1.私の家族はどこにいったの?
答:政府がたてた訓練施設で、統一されたシステム訓練学習教育をやっています。学習、生活環境はとても良い。あなたは余計なことを考える必要は無い。施設での学費は免除されているし、食費住居費も免除です。そしてそのレベルは高く、毎日の食費は21人民元以上で、これは家での食費より高いものです。以下略
***

  ガーデアン ワシントンポスト初め色々なメディアが再紹介しているが、大部なものなので、すっきりしたまとめは未だない。  米のフェデラリストで、中国人女性が英語で書いているものが、見出しが激烈で、かつよくまとまっているようにみえた。
Leaked Xinjiang Papers Confirm The Chinese Communist Party Is Full Of Lying Murderers
https://thefederalist.com/2019/11/19/leaked-xinjiang-papers-confirm-the-chinese-communist-party-is-full-of-lying-murderers/

「流出した新疆ペーパーは、中国共産党が完全な嘘つき殺人者どもであることを確証する」

小見出しは、、
State-Conducted Torture, Rape, and Imprisonment
国家主導の拷問。強姦、拘禁

The Chinese Communists Want Ethnic Cleansing
中国共産党は民族浄化を望んでいる

You Can’t Trust Anything They Say
彼らの言うことを信用することはできない

Bold-Faced Lies to International Audiences
国際世論に厚顔に嘘をつく


日本語だとニューズウィークがやや長い紹介::



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2019年11月19日

プラド美術館200年

今日のGoogleの画像は、プラド美術館200年でしたが、
あまりおもしろくない。
また、プラド美術館自身も、たいして大きな催しはしていないようです。
ボス逝去500年のボス展はすごかったのにね。

一応、200年動画はあります。
Museo Nacional del Prado 200 anos
https://youtu.be/-HdDkVDDwQk


posted by 山科玲児 at 10:28| Comment(0) | 日記