2019年11月11日

乾骰Dみの花の絵

汪氏 盆景  台北.jpg

2019年10月24日
大代華岳廟碑の再出現
で書いた、2018年のパリのサザビーズで開催されたドイツの蒐集家のコレクション売り立てですが、
Fine Chinese paintings, calligraphy and rubbings from a German private collection
12 June 2018 | 10:45 AM CEST | Paris
http://www.sothebys.com/zh/auctions/2018/collection-arts-dasie-pf1827.html#&page=all&sort=lotSortNum-asc&viewMode=list&lot=37&scroll=6930

 他の出展作と落札価格をみると、やはり、「有名画家の名前に惑わされて高額落札」したようなものも目につきます。清末の学者・蒐集家:趙烈文は、蒐集家:李鴻裔の言として、こういう失敗を「ブ[務+馬]名の失」と表現しておりました(ref)。これだから、「売れる物」ということと「本物」は必ずしも一致しないんだよな。

其の中で、最後にリストされた

清 汪承霈 「菊花二開鏡片」

というのは、なかなか清雅で良いなと感じました。二開鏡片というのは、額装して観音開きのものにしたててあるのでしょう。

ちょっと調べてみたら、台北國立故宮博物院にも良い作品がある清朝乾驪{廷の高級官僚の作品のようです。イメージは台北の作品の一部。ただ、高級官僚だから、代筆も多かっただろうなあ。この人、乾隆帝の側近として、多くの書画にコメントしている汪由敦の息子のようです。

この台北の盆景を描く長い画巻を観ると、十竹齋箋譜などのような上品な文人趣味を感じます。

清 汪承霈 画万年花甲
汪承霈(?−1805)
https://theme.npm.edu.tw/exh107/MyriadPlants/jp/page-3.html


ref. 伊藤滋、魏晋小楷の名品「黄庭経 心太平本」、書聖王羲之展 図録に収録、2013年
posted by 山科玲児 at 05:36| Comment(0) | 日記

イタリア人作のシャーロック・ホームズ

シャーロック・ホームズ七つの挑戦.JPG




2016年08月13日
フランス人作のシャーロック・ホームズ
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/176460521.html

を書きましたが、


シャーロック・ホームズ七つの挑戦 
 エンリコ・ソリト  、 天野 泰明  2009/9/25

というイタリア人の作品を読んでみました。
翻訳のせいか、フランス人作品より違和感はなく、意外と愉しめました。
冒頭の2篇がよく、ジューン・トムスンなみでした。後の方はちょっとね。
posted by 山科玲児 at 04:41| Comment(0) | 日記