2019年11月23日

キングスボロー卿の本が京都にある




マヤ文明に惹かれた奇人のなかで、英国 アイルランドのキングスボロー子爵 エドワード・キング(1795年11月16日 - 1837年2月27日)は、浩瀚な図録を刊行したので有名である。其の中には、最初のドレスデン・コデックスの複製もあり、現在、第二次世界大戦などで傷んでしまったドレスデン・コデックスの本来の形をよく伝えるという功績もある。

一冊が60cmx60cm  30kgもあるという重ーい豪華本である。ちょっとこの本はもてないよ。

この豪華な大册の出版費用のせいでキングスボロー子爵は逮捕され牢で死んだ、という伝承があるが、実は発狂した父親の借金を背負ってしまったのが原因だそうだ。

そのいわくつきの本が京都外国語大学図書館にあるようである。

KINGSBOROUGH, Edward King
Antiquities of Mexico
 London, 1830-1848

キングスボロー 『メキシコの古代風習・制度・図鑑集』
http://opac.kufs.ac.jp/detail?bbid=GF00304823

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五馬図巻について

五馬図巻 t (1).jpg



芸術新潮の2019年8月号(REF)に橋本麻里さんが板倉さんへのインタビューの形で書いておられましたが、
かなり当方と見解が違うなあ、と感じました。

まず、「李公麟の真作にもっとも近いと考えられていたのは、メトロポリタンの孝教図です。」という認識はいかがなものでしょうか?
 モノクロとはいえ、精密な写真が残っていた、五馬図巻との隔たりが多きすぎるので、様々な疑惑 ・異論が提起されていたはずです。
  董其昌が、李公麟の書として、戯鴻堂法帖に抜粋して収録したものが、メトロポリタンの孝教図のコトバ書きであることは疑いないようなので、17世紀にあったものには違いないと思います。しかし、李公麟という名前をつけられた絵は、精粗様々多数、原物があります。メトロポリタンのそれが原物があるからといってまつりあげるのはいかがなものか?、フリーアにもこんなにどっさりあるのです。。
Li Gonglin, attr. (傳) 李公麟
Southern Song 南宋
The Drunken Monk 醉僧圖
F1968.18
Li Gonglin, attr. (傳) 李公麟
Northern Song 北宋
Tao Yuanming Returning to Seclusion 陶淵明歸隱圖
F1919.119
Li Gonglin, attr. (傳) 李公麟
Yuan 元
Knick-knack Peddler and Playing Boys 嬰戲貨郎圖
F1911.161e
Li Gonglin, attr. (傳) 李公麟
Southern Song 南宋
The Shu River 蜀川圖

いずれも李公麟真作とはみなされておりません。ただ、南画大成なんかに入っていて、鈴木敬教授もとりあげていた、この蜀川図ってフリーアにあったんですね。制作時代も元以降でしょうし、李公麟作品とはとうてい考えられませんが、昔有名だったものの所在がわかったのはよかったと思いました。


台北にも、免冑図、麗人行、などを初め多数の伝承作品がありますが、台北故宮のサイトのコメント自身が「後世の人が描いたものだろう」と言っています。
結局、メトロポリタンの孝教図をもちあげた方聞教授の政治力・権力によるものではないか? と感じております。

  また、随身庭騎絵巻(大倉集古代館)と似ているという、見解もありましたが、実は私は、五馬図巻を実見して、五馬図巻と随身庭騎絵巻のコンセプトの違いに愕然としたほうなので、どういうセンスでこういう意見がでてくるのか?  疑問に思いました。


Ref 李公麟《五馬図巻》が、日中の絵画史を書き換える  文 橋本麻里
posted by 山科玲児 at 11:39| Comment(0) | 日記

新疆ペイパーズ  続






ウイグル族の強制収容 中国政府内部文書入手 NYタイムズ
https://www.youtube.com/watch?v=S9C-MOTs1ro

中国・習近平「ウイグル人に容赦するな」極秘文書流出、衝撃の全貌
「弾圧マニュアル」も作られていた
奥山 真司
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68571

 だんだん、紹介もでてきたようです。

 しかし、あの、ニューヨークタイムズね、あの親中派のニューヨークタイムズがこれ、とは
  手のひら返しもいいとことだよな。

posted by 山科玲児 at 11:21| Comment(0) | 日記