見落としていたのだが、三重の澄懐堂文庫からの 中国書画の売り立てが昨年2019年5月クリスティーズ香港で開催されたようである。
CM動画と 作品一覧がまだネットに残っているので、紹介したい。澄懐堂文庫の中国書画、特に明清のものはあまり触れる機会がなかったので、この70点が流出してしまったのは残念だ。いうまでもなく、まだ所蔵品はあるから、がっかりしすぎる必要はないとはいえ、残念は残念である。
作品の中では、八大山人の山水画、董其昌の臨天馬賦 あたりが出色のようにみえる。実物みてるわけではないので、いいかげんだが、八大山人の鳥の絵は、あまり好きではない、銭杜のものがあったのでおっとみたが淡泊すぎて味がなかった。藍エイの絵は面白いかもしれない。陳元素など古渡りのものが流出するのはいかがなものか? という感じもする。扇面の書にも結構高い値段がついていた。昔は扇面のほうが安かった気がする。