2020年02月10日

黙示録の7つの町

黙示録 ionia turk  putzger.JPG

【上の地図はクリックして大きくして見てください】

新約聖書の末尾、ヨハネ黙示録は、パトモス島に隠れたヨハネがアジアの七つ町の教会にあてた書簡になっている。その7つの町は、
エフェソス、スミルナ、ペルガモン、ティアティラ、サルディス、フィラデルフィア、ラオディキア
である。どこにある町なんだろう?という疑問はわく。まあ、1000年以上研究されてきたものだろうから、周知のことなんだろうけれど、当方としては、あまりわからず、フィラデルフィアという町が死海の近くにあったりするので、このパレスティナの町がそれなのかなあ、、と漠然と感じていた。

最近、プツゲルの古い世界史地図帳をみていて、あれ、全部の町がパトモス島の近くのトルコ西部にあるじゃん、、、とわかった。つまり、同じ名前の町がトルコからパレスティナにかけていくつもあって、紛らわしいのである。

上の地図で緑の矢印で示したのがパトモス島と7つの町である。フィラデルフィアだけは、[Phil.]と略されている。
赤い矢印で示したのが、ラオディキアという名前をもつ別の町だが、この範囲だけでも2つもある。

 結局、ヨハネは極近くの町の教会・宗教団体に出したわけで、古代だから当たり前だとはいえ、遠隔の町に出したわけではなかったのだ。


posted by 山科玲児 at 09:54| Comment(0) | 日記

金文鋳造  界線方格問題

大克鼎  拓本  部分.jpg番 生壺 拓本.jpg


金文鋳造において、問題になるのは  界線  方格が「陽文(凸線)」で残っている例があることだ。
毛公鼎にも残存しているという松丸先生の記述もあるが、はっきりしているのは大克鼎(北京  国家博物館)(上イメージ 左 拓本は部分)ともうひとつ(上イメージ 右)である。

これは、阮元の方法とは全く矛盾する。

ただし、界線方格が「白文(凹線)」になっている例もある(洛陽金村出土 ヒョウ氏編鐘)ので、界線方格がすべて陽文であるわけではない。


posted by 山科玲児 at 08:17| Comment(0) | 日記