山科玲児の近況とともに、古美術、美術館,長崎市、科学などの話題を書くつもりです。
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2020年03月23日
出版社:パイインターナショナルのサイトで、昔の海外の有名絵本作家の紹介 宣伝をやってました。アーティスト | PIE International Art Book Serieshttps://pie.co.jp/art/artist/バルビエなんか名前だけ知っていて、どういう人かしらないでいたので、面白いとおもいました。
posted by 山科玲児 at 10:48|
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日記
詳注アリス 完全決定版https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=928の「鏡の国のアリス」の中のノンセンス詩:ジャバーウォッキーの注釈は、やはり色々面白かったのですが、ちょっと気になったことがあります。ロンドン ナショナルギャラリー所蔵の、パオロ・ウッチェロ《聖ゲオルギウスと竜》(左イメージ)の龍が、テニエルの挿絵(右イメージ)の怪物とよく似ているという指摘です、なんかさるご婦人からの手紙だったとか。実はこの絵は、今回、日本に来ています。ただ、コロナウイルスのために臨時休館になってる展覧会です。https://artexhibition.jp/london2020/果たしてテニエルはこの絵を観たのでしょうか? テニエルが絵を描いたのは「鏡の国のアリス」出版年 1871年末より前です。ところが、ウッチェロのこの絵が最初に記録されたのは1898年、それも英国ではなく、ウイーンでなんですね(REf 532-533p)。これじゃあ、無理でしょう。ひょっとしたら、版画とか模写とか模倣作品とかあって、それが影響したという可能性はありますが、直接は無理です。ジャックマールアンドレの同じ主題の絵の龍はテニエルのとは似ていませんしね。 Martin Daviesの分厚ーい本、こういうことで役立つとは思わなかったなあ。実は、この影響関係の話は英文Wikipediaにもガードナーを引用して堂々と出ているので、困ってしまいます。どうせまたテレビで嘘解説する評論家が出るだろうなあ。。Ref. Martin Davies, The Earlier Italian schools.National Gallery (Great Britain) Publications Dept. National Gallery, London, 1961.
posted by 山科玲児 at 06:46|
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