2020年06月12日

ラッセル・オバーリンの逝去

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Russell Keys Oberlin (October 11, 1928 ー November 25, 2016)
ラッセル・オバーリンは、古楽復興初期1960年ごろに米国で活躍したカウンター・テナーです。米国オハイオの出身です。ノア・グリーンバークの団体で活躍した録音が多い。同じ頃活動をはじめた英国のアルフレッド・デラーAlfred Deller (31 May 1912 -- 16 July 1979)がデラー・コンソートを率いて1970年代にも活躍したのと比べて、ラッセル・オバーリンは1969年に病気のため引退してしまいました。その後は音楽大学の教師として生活した人のようです。したがって録音で名前は知っていたが、過去の人という感じで、忘れられた人でした。

そういう方がわりと最近2016年に88歳で逝去されていたのを最近知って、意外に思いました。

  2012年に84歳でなくなったグスタフ・レオンハルトよりもずっと先輩という感じがしていたものですが、実際は同じ年の生まれだったんですね。レオンハルト先生なんかは教師でもあり、演奏家でもあったわけですが、そこまで実力がなかったのかな。実際、デラーと同じ曲Purcell Music  for awhile の録音を比べると録音技術の差はあるでしょうが、かなり遜色があります。
Russell Oberlin in Recital (Part One of Four)
https://www.youtube.com/watch?v=-Oqdrrvh1ho
Alfred Deller - Music for a while - Purcell - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=trOXaDeFeD4

  一方、ノートルダム楽派のレオナンのオルガヌムの最初?期の録音LPや、メトポリタン美術館クロイスターズでの典礼劇 ダニエル物語の歴史的な再演(1958年1月 イメージ)、にも出演しております。ジョスカンのミサ・パンジェ  リングアの最初期のLP(ノア・グリーンバーグ指揮)にも出演しています。このLPはアニュス・デイだけは特異な演出やっててよかった。ただ、1964年の典礼劇 ヘロデ物語の再演には参加していないようです。疾風怒濤の人:ノア・グリーンバーグNoah Greenberg (April 9, 1919, Bronx ? January 9, 1966, New York City) と仲違いしてしまったのかな??

 グレン・グールドとの競演もあるそうです。これはバッハのカンタータ BWV54
    https://www.youtube.com/watch?v=_jLVd4hlQi8&t=1s

 だから、なんとなく、名前はずーーと覚えていた人だったのですが、まさかつい最近まで御存命だとはおもいませんでした。デラーよりもずっと長命だったんですねえ。
posted by 山科玲児 at 07:47| Comment(0) | 日記