2020年08月26日

吉備真備の書



今月の『東方』474号(2020年9月号)
に、吉備真備筆と推定される唐時代墓誌の発見が解説されてました。
このニュースは昨年末だったようですね。その後コロナで紛れてしまいました。

吉備真備筆?の墓誌、中国で発見 留学中書かれた可能性 ..
https://www.asahi.com/articles/ASMDS5JB8MDSPTFC012.html

中国の日本語広報サイト::考古学における画期的発見、吉備真備直筆の書が北京で公開
http://japanese.cri.cn/20191225/8172384e-ad91-3693-1bb7-6648f21b5a4b.html
中国国際広播電台(中国国際放送局)
東方の記事によれば、北京大学の歴史地理学者:辛徳勇氏が偽物説を提唱しているようです。書法的には開元22年(734年)という時代からいくと、少し古風な 書風ですが、別に書で名をあげた人でもないので、最新流行の書を学んだわけではないでしょうからね。まあいいのではないかとおもいます。

   
posted by 山科玲児 at 08:55| Comment(0) | 日記

2020年08月25日

4つあった

Sorrow Memling Fliedlender.jpg

The Man of Sorrows in the arms of the Virgin | Hans MEMLING | NGV | View Work
https://www.ngv.vic.gov.au/explore/collection/work/4179/
メルボルンの國立ヴィクトリア美術館  所蔵のものです。
 27.4 × 19.9 cm (A4より小さい画ですね)
Inscription
    inscribed in gold paint c.l.: 147(...illeg.)

  この 一種のピエタ は、フラマリオンの画集・総カタログではスペイン  グラナダのカペラ・レアルのものがカラー写真とともに収録されていた。一方、de Vosの総カタログではメルボルンの小さな絵が真跡とされていて、グラナダのものは、拡大コピーだとされていました。ずっと古いフリートレンダー本ではなんと4種もあげてある(イメージ)。

  メルボルンのものは、年記が「147?(5か9)」あることもあるが、一番評価されているようです。
他の作品は、コピーといっても忠実なものではなく、背景の人物や者の位置などはかなり違っています。
posted by 山科玲児 at 09:20| Comment(0) | 日記

脱稿が近いかな

2020年02月11日 アンデス文明本

に書いた芝崎みゆきさんのアンデス文明本  今年中には刊行されそうである。ほぼ脱稿に近づいているようだ。


既刊の面白い本:
   芝崎みゆき、古代マヤ・アステカ不可思議大全  草思社、2010/5/22
     https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784794217622
   芝崎みゆき、マヤ・アステカ遺跡へっぴり紀行 : メキシコ・グアテマラ・ホンジュラス・ベリーズの旅
      https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784794217639
posted by 山科玲児 at 08:49| Comment(0) | 日記

2020年08月24日

時代がわからん

palatina capella palermo.jpg

パレルモのカペラ パラティナの中心部 荘厳のイエス  パントクラトールとその周囲は、伝統に忠実な型どおりの平面的な正面観の天使などが多いのだが、その下部、聖母や聖人たちのモザイクは写真でみてもはっとするぐらい近代的で、肉体をもった人物がモザイクになっている。これは 中世ヨーロッパの美術のカラー図版で気がついた。
上イメージは、下wikimedia の一部
File:Side apse - Capela Palatina - Palermo - Italy 2015.JPG - Wikimedia Commons
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Side_apse_-_Capela_Palatina_-_Palermo_-_Italy_2015.JPG

YOUTUBE 動画
https://youtu.be/WPlSM0uUFBE

 これは、どういうことなんだろう??
 この部分は一五世紀以降の補足なのだろうか?
このノルマン宮殿の外側部分にはずいぶん新しい時代フェルディナンド3世(在位:1759年 - 1816年)時代のモザイクもあるようだし、モザイク技術の継承があったのは確からしい。
  しかし、もしも上部と時代があまり変わらないオリジナルだとしたら、一二世紀ごろに、ビザンチンで新しい芸術  古代ルネサンスというべきものが生まれたのだろうか??  パレオロガス朝ルネサンスというのも昔からきいてるしなあ。

簡単な解説をネットで漁っても要領をえないので、諸賢のご教示をいただければ幸いである。

posted by 山科玲児 at 07:51| Comment(0) | 日記

2020年08月23日

図説 中世ヨーロッパの美術

図説  中世ヨーロッパの美術.jpg

浅野和生  図説 中世ヨーロッパの美術 (ふくろうの本)
2018年3月初版:
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309762685/
は  ふくろうの本の1冊だ。珍しい美しいカラー写真が多く出色な紹介本になっている。

論陣をはって、中世美術はこうだこうだと主張している本ではない。旅行ガイドみたいに、散漫だが、こういう見所がありますよ、という感じで紹介してくれる本である。

  まじめに中世ヨーロッパ美術を研究したことなどないので、やはり知らないことだらけである。

  なかでも、すばらしいのは、ディオクレティアヌス帝の宮殿遺跡がクロアチアにあって、人々がそのなかで生活しているというところだ。ローマ帝国崩壊のあと、古代遺跡に人々がすみついたという話をそのままみせるような感じがする。

 また、ノルマンシチリアの話は何十年も前から文章としては読んでいたし、シチリアの晩祷にも興味があったが、豪華でルネサンス的な人間観をみせる、カペラ・パラチーノのモザイクには驚きだ。パレオロガス朝ルネサンスなどとされて、ビザンチンにすでにルネサンスの先駆があるというのはよくきくが、12世紀とされるモザイクが平面的ではないものが多いのにはびっくりである。これは15世紀以降の追加補修ではなかろうか??

 とにかくいろいろな発見のある本である。

posted by 山科玲児 at 14:13| Comment(0) | 日記

久保惣記念美術館

孝子伝  石刻画の件で言及した、南大阪の美術館ですが、、

和泉市久保惣記念美術館 デジタルミュージアム
http://www.ikm-art.jp/degitalmuseum/

結構、面白いと思います。



    
posted by 山科玲児 at 11:31| Comment(0) | 日記

玲兒の蔵書  復活


EXCITEブログ復活してました。
posted by 山科玲児 at 10:50| Comment(0) | 日記

孝子伝石刻画

nelson 孝子棺画象 (1).JPG

Nelson (2).jpg


2020年08月21日 鍍金孝子伝石棺  
の記事に関連することですが、、

一方、他の例として、一番有名なのは、
ネルソン・アトキンス美術館の例:です。上イメージ
https://art.nelson-atkins.org/objects/17018/side-of-a-stone-sarcophagus
この人物像はほんとに痩せ形で男も振り袖みたいな服をきてるんですね(上イメージ)。女性はもうヒラヒラです。


また、同じネルソンアトキンス美術館には、石棺じゃなく石の机みたいなものに孝子伝などを描いたものもあります。
Funerary Couch (one of four sides)
Object Date: Northern Qi Dynasty (550-577 C.E.)
Object number: 33-1481 A
https://art.nelson-atkins.org/objects/2355/funerary-couch-one-of-four-


これに似ているのが大阪の南、堺に近い和泉市の久保惣記念美術館にもありまして、これは実見しました。
石造 人物神獣図棺床
http://www.ikm-art.jp/degitalmuseum/num/007/0070139000.html

また、ボストン美術館にも似たような石版刻画があります。

https://collections.mfa.org/objects/18451

どうも、同工異曲というか皆似たり寄ったりの構図です。こういうものには、1930年代ぐらいに作られた粗悪な偽物も多かったようです。実際、偽物とされ庭に放置されたものも観たことがあります。

 奥村伊九良 孝子伝石棺の刻画に就いて(上)
寶雲 第20册 1937年8月30日 寶雲刊行所、京都

でも、偽物でないかどうかという危惧をボストンのもの、ネルソンのFunerary Couchについて書いていました。
posted by 山科玲児 at 08:23| Comment(0) | 日記

玲児の蔵書  トラブル中

EXCITEブログ が全部トラブル状態のようで

玲児の蔵書

も表示されないようです。

中国のサイバー攻撃でしょうか??
posted by 山科玲児 at 07:52| Comment(0) | 日記

2020年08月22日

影印本が出現

甲之一御府本 中国書法2015 6.jpg



遊相本蘭亭の甲之一、第一番の拓本が、現物は行方不明であるとはいえ、昔 刊行した影印本がみつかっていたみたいです。

 北京故宮の王連起氏が2015年六月号の書法 に発表していたそうですね。ネットでは、ぼやっとした画像しかみつからなかったが、定武本は間違いないでしょう。
 どなたか、もっとはっきりした画像を提供していただけるかたがいらっしゃらないでしょうか??
posted by 山科玲児 at 10:19| Comment(0) | 日記