2020年08月23日

図説 中世ヨーロッパの美術

図説  中世ヨーロッパの美術.jpg

浅野和生  図説 中世ヨーロッパの美術 (ふくろうの本)
2018年3月初版:
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309762685/
は  ふくろうの本の1冊だ。珍しい美しいカラー写真が多く出色な紹介本になっている。

論陣をはって、中世美術はこうだこうだと主張している本ではない。旅行ガイドみたいに、散漫だが、こういう見所がありますよ、という感じで紹介してくれる本である。

  まじめに中世ヨーロッパ美術を研究したことなどないので、やはり知らないことだらけである。

  なかでも、すばらしいのは、ディオクレティアヌス帝の宮殿遺跡がクロアチアにあって、人々がそのなかで生活しているというところだ。ローマ帝国崩壊のあと、古代遺跡に人々がすみついたという話をそのままみせるような感じがする。

 また、ノルマンシチリアの話は何十年も前から文章としては読んでいたし、シチリアの晩祷にも興味があったが、豪華でルネサンス的な人間観をみせる、カペラ・パラチーノのモザイクには驚きだ。パレオロガス朝ルネサンスなどとされて、ビザンチンにすでにルネサンスの先駆があるというのはよくきくが、12世紀とされるモザイクが平面的ではないものが多いのにはびっくりである。これは15世紀以降の追加補修ではなかろうか??

 とにかくいろいろな発見のある本である。

posted by 山科玲児 at 14:13| Comment(0) | 日記

久保惣記念美術館

孝子伝  石刻画の件で言及した、南大阪の美術館ですが、、

和泉市久保惣記念美術館 デジタルミュージアム
http://www.ikm-art.jp/degitalmuseum/

結構、面白いと思います。



    
posted by 山科玲児 at 11:31| Comment(0) | 日記

玲兒の蔵書  復活


EXCITEブログ復活してました。
posted by 山科玲児 at 10:50| Comment(0) | 日記

孝子伝石刻画

nelson 孝子棺画象 (1).JPG

Nelson (2).jpg


2020年08月21日 鍍金孝子伝石棺  
の記事に関連することですが、、

一方、他の例として、一番有名なのは、
ネルソン・アトキンス美術館の例:です。上イメージ
https://art.nelson-atkins.org/objects/17018/side-of-a-stone-sarcophagus
この人物像はほんとに痩せ形で男も振り袖みたいな服をきてるんですね(上イメージ)。女性はもうヒラヒラです。


また、同じネルソンアトキンス美術館には、石棺じゃなく石の机みたいなものに孝子伝などを描いたものもあります。
Funerary Couch (one of four sides)
Object Date: Northern Qi Dynasty (550-577 C.E.)
Object number: 33-1481 A
https://art.nelson-atkins.org/objects/2355/funerary-couch-one-of-four-


これに似ているのが大阪の南、堺に近い和泉市の久保惣記念美術館にもありまして、これは実見しました。
石造 人物神獣図棺床
http://www.ikm-art.jp/degitalmuseum/num/007/0070139000.html

また、ボストン美術館にも似たような石版刻画があります。

https://collections.mfa.org/objects/18451

どうも、同工異曲というか皆似たり寄ったりの構図です。こういうものには、1930年代ぐらいに作られた粗悪な偽物も多かったようです。実際、偽物とされ庭に放置されたものも観たことがあります。

 奥村伊九良 孝子伝石棺の刻画に就いて(上)
寶雲 第20册 1937年8月30日 寶雲刊行所、京都

でも、偽物でないかどうかという危惧をボストンのもの、ネルソンのFunerary Couchについて書いていました。
posted by 山科玲児 at 08:23| Comment(0) | 日記

玲児の蔵書  トラブル中

EXCITEブログ が全部トラブル状態のようで

玲児の蔵書

も表示されないようです。

中国のサイバー攻撃でしょうか??
posted by 山科玲児 at 07:52| Comment(0) | 日記