2020年09月25日

正倉院の詩序と蘭亭序

詩序 (1).JPG



正倉院 中倉 所蔵の詩序は、末尾に慶雲四年(ACE707)七月廿六日があり、日本で書写されたものである。
初唐 高宗時代に夭折した詩人  王勃の作品を集めたものだが、その中に、明らかに蘭亭序を引用した形跡のある作品がある。イメージの「山家興序」である。
ひょっとしたら、蘭亭序を直接引用したのでなく、世説新語(唐時代には世説新書とよんだ)からひいたのかもしれない。しかし、高宗時代、この故事が有名だったという証拠ではある。

  イメージは朝陽閣集古の石版複製からとったので、一枚ごとに上下のズレがあり、左右の連絡が悪いが、まあ、こんなものである。



posted by 山科玲児 at 07:36| Comment(0) | 日記