2020年11月15日

書学書道史研究 30号  続2

貞観本P1070627 (1).JPG
  イメージは貞観本  蒋善進臨  千字文の一部


 江戸期における千字文出版状況の考察

という調査報告もありました。

ただ、できたら、日本における千字文  注解 の歴史も触れてもらいたかった。
この件は、戦前でも意外とあまりやられていないようで、三省堂書エンの執筆者も困っていたようです。なにせ5世紀末6世紀初めごろの文章ですから、現在いろいろわからないところがあるのは当たり前なので、注釈はいるでしょう。で、江戸時代にも結構真面目に注解していたようなんですね。

注解自体は、20世紀では、確か伏見先生あたりがやっていたかなあ??  記憶が曖昧です。
伏見 冲敬,千字文詳解  1983/12/1  みたいですね。。思い出しました。

現代でも注解書を出している人もいるようなのですが、まだ読んではおりません。
posted by 山科玲児 at 19:43| Comment(0) | 日記

内閣文庫アルカイーブ

王羲之関係で、晋書の古版を探していたら、
国立公文書館に大きな版本写本イメージのデジタルアルカイーブがあることに気がつきました。

国立公文書館

posted by 山科玲児 at 07:25| Comment(0) | 日記

2020年11月14日

書学書道史研究 30号  続

下絵和漢朗詠集切 五島.jpg

山本まり子、下絵切「和漢朗詠集」の位置

という論文では、図版が全くないので、この比較的有名でない古筆切が何なのかすぐにピンとこきません。

そこで、五島美術館の断簡を呈示しておきます。


posted by 山科玲児 at 11:31| Comment(0) | 日記

書学書道史研究 30号



最新号は、なかなか面白い論文が多いと思います。

巻頭は、殷周青銅器銘文鋳造方法について、200年前の阮元(1764−1849年)の仮説の一つを、実際に鋳造する技術者として、再現してみるという論文です。

山本尭、鋳物の技術と文字、
 ただ、どうなのかなあ、当方は松丸氏のアイディアのほうがいいと思うんですけどね。。

2番目は、
井田明宏、後漢時代の鎮墓瓶にみられる書法の二系統性について

これも、面白いですね。
永寿2年3月壺 : 玲児の蔵書
https://reijibook.exblog.jp/28157098/
  で、とりあげたものもはいってます。ただ、この文字は漆で書いたのか墨や朱で書いたのか、そのへんが明言されてないようにみえました。どっちもあるのかもしれません。

3番目は、
池田絵里香、「雁塔聖教序記碑」にみえる複雑な刻線の考察

 これは、古くからいわれていることですが、碑面そのものの写真も利用して、なかなか細かくやってます。
posted by 山科玲児 at 08:45| Comment(0) | 日記

2020年11月13日

無念

大阪のナショナルギャラリー展、観賞旅行を画策していたのですが、
11月企画は断念しました。残念無念。コロナを流出させた中共許すまじ。。。

posted by 山科玲児 at 18:34| Comment(0) | 日記

フェイクニュース

Fake the Art of Deception British Museum s.JPG


フェイクという大展覧会を英国では、ときどきやっているが、この図録のなかには、偽の新聞報道プロパガンタも収録されていた。

最近、米国大統領選挙の偽報道はすざまじく、それだけで1冊が埋まってしまいそうである。

例えば、ペンシルヴァニアの郵便局の ホプキンス氏が 不正選挙を告発し、上院議員も動いた件で、ワシントンポストが「ホプキンス氏が告発を取り下げた」CNNは「ホプキンスは虚偽でした、という宣誓書類をだした」という虚偽報道をしている。現にホプキンス氏自身が,「取り下げなんかやっていない」という動画を公開しており、そのあとホプキンス氏は解雇された。
タグ:不正選挙
posted by 山科玲児 at 06:51| Comment(0) | 日記

2020年11月12日

直江兼続と蘭亭序

直江 蘭亭.jpg

隆慶一郎の歴史小説「一夢庵風流記」、そしてマンガ「花の慶次」で知った、武将:直江兼続は篤学の人でもあり、多くの本を、自ら、また周囲の協力を得て写本にした。それが市立米沢図書館に残っている。

実は、蘭亭序の古版、古いテキストを探しているときに、偶然

古文真宝 の注釈書の写本が、そのなかにあったのをみつけた。直江兼続の自筆かどうかはともかく、その周囲で製作されたものであろう。

古文真宝後集抄 10巻

実のところ、テキストとしての蘭亭序をこれほど細かく注釈したものは、当方も知らない。そういう意味でも貴重なものかもしれない。
posted by 山科玲児 at 08:22| Comment(0) | 日記

2020年11月11日

なかなかみれない北山抄 紙背消息

い.jpg




北山抄 紙背消息 (京都国立博物館)
これは、国宝のわりには、ほとんどまともなネットイメージがない。

稿本北山抄巻第十
https://colbase.nich.go.jp/collection_items/kyohaku/B甲416

でも、表のほうの北山抄の写真ばかりである。
実は、裏は白い紙で裏打ちされていて、実物をみたら、紙を通してようやくみえる状態だった。
だから、写真が皆なんかおかしいんだよな。ここで、便利堂 苦心の写真コロタイプの拡大イメージを紹介しておきます。
三条公秘蔵 北山抄 紙背消息, 昭和12年OCT01  便利堂

線の上に紙の繊維が覆い被さっているのがわかるでしょう。
posted by 山科玲児 at 11:03| Comment(0) | 日記

シンクロニティ

マヤ文字解読.JPG
マイケル・D. コウ Michael D. Coe,
監修増田 義郎,  翻訳 武井 摩利, 徳江 佐和子
「マヤ文字解読」
http://www.amazon.co.jp/dp/442220226X/



を 再読していたら、あることに気づいた。昨日書いたパカル王の墓所をペレンケの碑文の神殿ピラミッドの内部奥深くで アルベルト・ルスが発見したのが1952年6月15日、そしてユーリ・クロノーゾフが、マヤ文字解読の画期的論文をロシア語で発表したのが、同じ1952年10月だ。

そうすると、ツタンカーメン墓の発見に比すべきパカル王の墓所の扉をアルベルト・ルスが開けたとき、遠くレーニングラード(現在のペテルスブルク)のネヴァ河のほとりで、 クロノーゾフは歴史的論文を書いていた、ということになる。これは、なんというか同時性というかシンクロニティを感じないわけにはいかない。
            

            
posted by 山科玲児 at 06:32| Comment(0) | 日記

2020年11月10日

西本願寺本三十六人家集 元真集

西本願寺本三十六人家集

の元真集の画象イメージを替えました。実は書法的には前のイメージのほうが優れていたので、躊躇したのですが、装飾美術としては、こちらのほうが変化があるかと思って変更することにしました。

posted by 山科玲児 at 19:58| Comment(0) | 日記